オンディーの部屋

科学・地理・地形・鉄道の雑学から、徒然なる日記。赤ちゃん言葉の研究?も・・・。

現場の流儀

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☆社会人1年目当時のオイラの現場日記☆

現場の流儀 08sta. 恐怖の関西弁!

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22歳で関西の地へ


江戸時代の昔から
先祖代々関東で血を受け継ぎ

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自身も18歳まで
関東に生まれ関東に育った

イメージ 22

18歳からの
北海道での大学時代は,
関西弁を話す友人が何人かいたが

まぁ何とかわかるなって程度
生活にも困ることはなかった

イントネーションが違うのが
いちばんの特徴だと思うが

22歳で関西に来てからも
そうそう困ることはなかった

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現場ではイントネーションで会話する



ところがである

現場では,言葉がよく聞き取れないのだ

イメージ 24

というのもマシンがうなる中での
作業だからである


言葉そのものではなく
イントネーションで言葉を判断する必要がある

よく出てくる例として

イメージ 1橋と
イメージ 2端と
イメージ 3




関東の「橋」「端」は,関西の「箸」とほぼ同じ

関東の「箸」は,関西の「端」と似ている



また
関東では「橋」=「端」で,
「箸」だけ違うイントネーションだが


関西では3つとも違うというのである

これは関西弁のイントネーションの特長とされている

くわしくはココをクリック





ほかには

イメージ 4イメージ 5

「雨」と「飴」


イメージ 6イメージ 7

「取る」と「掘る」




頭悩まされ,夜も眠れないほどだった


静かな場所なら聞き返せるが,現場ではそうもいかない
親方とは3〜4m以上は離れての作業なのだ



涙のすれ違い会話集



そんな現場での
今となっては笑い話だが
当時としては涙ものの会話集
(やや脚色)


<まさに言語の違いから編>
イメージ 9「めっちゃ暑いなあ〜」
イメージ 10「これ抹茶じゃないしコールドっすよ」




イメージ 11「そのサンプラーちゃうんちゃう?」
イメージ 12「実家の犬はチャウチャウではなくて,柴犬ですが!」


イメージ 13「これ砂やんな〜?」
イメージ 14「別にいやじゃないですよ」


イメージ 15「この工具なおしといて〜」
イメージ 16「修理できません」


イメージ 17「それほかしといて」
イメージ 18「はい(こんなの保管してどうするのかな?)」



<イントネーションの違いから編>

「それ取って〜」
→「それ放って〜」
「はあ〜い」
「あほ!なに捨ててんねん」
「いえ、寝るときはパジャマです」
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「あしたは雨かてやるで」
→「あしたは飴買ってやるで」
「娘さんが七五三なんですね?」
イメージ 20


「悪い、恩田君。箸買ってきてくれへん?」
→「悪い恩田君。橋買ってきてくれ。変?」
「橋を買うのにいくらかかるんですか?僕悪いですか?」
(関東では物を頼むとき、悪いとはいいません)

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さすがに14年近く経った今ではもうすっかり慣れ,
逆に関東の言葉を忘れてしまったくらいである


(この話は次回につづきます)
☆社会人1年目当時のオイラの現場日記☆

現場の流儀 07sta. もう最悪!

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チーズを割った

チーズを割った瞬間
前回の話はココをクリック

これを割った
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怒られるかと思いきや

Kさんは

「こーへい君大丈夫かぁ〜?」

なんてやさしいんだ


しかし今になって考えてみると

これは


(頭)大丈夫かぁ〜?


という意味
だったのかもしれない




かくいう彼も,
その後転職されて


今や,とある都道府県議会の議員さんである


そしてその日はやってきた

さてさて

チーズを割った次の日
またも追い打ちをかけるような
大失敗をしたのである

それは



寝坊・・・・・・

オイラは寝坊などほとんどしないのだが
するときは半端ではないのだ

この日も,
現場の朝礼が8時からだから
遅くとも5時すぎに起きて
嵐山駅から阪急に乗らなければならなかったのだが

起きたのは

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9時をまわっていた


コントのように冗談だろって感じだった


間に合わないどころか,もう始まっている



すぐに連絡しなければ!と思ったが,
Kさんの携帯電話の番号がわからない!

イメージ 6


当時はやっと一般人にも
携帯電話が普及し始めたころ

私はまだ何も持っていなかったが

しかしKさんは持っていた

半分は仕事用だったようだが・・・

しかし番号がわからないのだ!

後で考えると,


そんなのは
会社に電話して
聞けばよかったのだが ・・・


まあ
間に合わないものは
間に合わない

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変な開き直りで
悠々と現場へ

もちろん
現場に着く寸前は
変な演技?をして
息咳ききって駆け込んだ

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当然の一言


当然だが
「会社に電話してや」
と言われた


何事も報告は大事 !


(この話は次回につづきます)
☆社会人1年目当時のオイラの現場日記☆

現場の流儀 06sta. 再び現場・そして失敗

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名俳優の死

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自己嫌悪に陥ったダメダメの踏査

追いうちをかけるように憧れだった渥美清さんが逝去した
打ちひしがれるように、週明けを迎えた

週明けは,
現場研修が再開
こんどはKさんの現場
神戸の地下鉄海岸線和田岬駅の工事現場だ
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水質観測孔の施工だ

はいチーズ?


孔をほりVP(塩ビパイプ)を立て込む
最後にチーズ(T字形の分岐)をつけた

↓これが「チーズ」
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地面の下の空洞にいる私に
地面の上のKさんから
「これで頭を叩け」とハンマーを渡された

頭・・・
自分の頭でないことはわかった
もちろんこのチーズのいちばん上の部分
円柱のふちの部分をうまくたたいて
下にくいこませるということだ
ところが,である

何を思ったか・・・

枝分かれした
横に突き出た部分を

思いっきり叩いてしまったのだ!

当然だが,割れた


誰でもわかる

あちゃ~!

まさかこんなことが起こるとは…

これを一番言いたかったのは
私ではなく
Kさんだった・・・


そして何と!
次の日も重大な過ちをおかしてしまうのである・・・

↓現在の和田岬駅
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(この話は次回につづきます)
☆社会人1年目当時のオイラの現場日記☆

現場の流儀 05sta. 役立たず!

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社会人1年目の夏

8月になって,いったん現場研修はお休み
岐阜県内に建設予定の東海北陸自動車道の調査に向かう

まだルートしか決まっていない山の中で
「地表地質踏査」である
※地表地質踏査(ちひょうちしつとうさ)

地形図・空中写真等の判読に基づいて,現地の露頭(地層が露出している箇所)を観察し,これらのデータに土木工学的所見を加えた土木地質的な判断をおこない,地層の特徴・地質構造や工学的・水理的特性を把握すること
また,この成果をもとにルートの提案や詳細な調査の提案をおこなう
略して「踏査」と呼んでいる    


さあ出発の日がやってきた
上司のYさんとともに京都から新幹線と特急を乗り継いで飛騨・高山へ向かった
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高山駅でレンタカーを借りて,町外れの民宿へ
ここで9日間泊まり込んでの調査である
姿見は,作業服とヘルメットを着用しての山歩き
しかし山歩きといっても登山道を歩くわけではない
道なき道 おもに谷を歩くのが踏査の基本である

〜谷を歩く〜

谷沿いの地形は,水でけずられているので地層が露出している
この地層を観察することで,地面の内部を3次元的に捉える基礎資料となる
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はた目からみたら,
山を歩いてピクニック気分でいいなあ〜と思うかもしれない

しかしそれは違う!
道なきところを歩くのだ!
ときには膝まで水に浸かって沢をのぼることも
ときにはヤブをかきわけて進むことも
ときにはクマを警戒して,腰に鈴をつけて歩くことも

もちろん楽しみもある
山の中で出会う地元の人々とのふれあい
道なき山の頂上から望むすばらしい日本の景色
旅館で味わう素朴な郷土料理
休みの日の,高山祭りや下呂温泉でのやすらぎ

さて,踏査であるが
七つ道具がある・・・
作業着・ヘルメット(ぼうし)・長ぐつ・手拭い
ハンマー・クリノメーター・巻き尺
野帳・地形図・カメラ・筆記具
トイレットペーパー・新聞紙・弁当・水筒

七つじゃないが,上記は必携品たち
ほかにもあるが上は最低限必要

その中で
ハンマーとクリノメータは主役である
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ハンマーは誰でも分かると思うが
クリノメーターって何だろう?

上の写真をみてほしい
下がクリノメータ

なんだ方位磁針じゃないか

その通り方位磁針である
これは傾いた地層の向きをはかる道具である

完全に水平な地層であればこの道具はいらない

しかし地層というのはたいてい傾いている
イメージ 4
この写真はすごく理想的な地層で
こんなのが出たらおいしいのだが
このように地層は傾いている
そこでその方向や傾斜角度をはかることで
三次元的に地面の中を想定することができるのだ

しかし地層が理想的にまっ平らに傾いていることはなく
途中から曲がっていたり,途中で途切れていたり,削られていたりする
そこで地面の表面のデータだけでは捉えきれない地下内部の構造を
地面を掘るボーリングによって調べるのである
この「踏査」はそのための「準備運動」といってもよい

〜踏査データを使って〜

イメージ 5イメージ 6
踏査で得られた情報を「ルートマップ」とよばれる図面に記入していき,写真も撮り,必要に応じて岩石を採取し,
地質平面図を作る。これは地面の表面の地質図である

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これにボーリングなどによって得られる垂直データを加えると


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このような地面の内部の想定断面図ができる!
下のほうにあるだ円形が,トンネルの断面

こうして高速道路のトンネル部分の地層が分かり
ルートを選定するための判断材料にもなるし
あるいは,実際に工事を進める上で不可欠な資料となるのである



〜自己嫌悪〜

さて,こうして山を歩いた9日間であるが
しかし,この9日間はつくづく自分がいやになる日々の連続だったのである
Yさんといっしょに歩いていても
何一つ役に立っていなかったのである
ただ,いっしょについて歩いただけだったのだ
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大学で何を学んできたんだろう?
現場に出ても全く役に立たない
岩質どころか岩石名すら判断できない

大学の巡検やフィールドでみるものは
地質図である程度目星をつけているので判るものの

今回のような現場では全く役に立たない
自己嫌悪に陥った

帰りの新幹線では,
車窓を見ながら内心泣いていたのであった
(この話は次回につづきます)
☆社会人1年目当時のオイラの現場日記☆

現場の流儀 04sta. 事故発生!冷静な対応

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ジャーミング事故

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「センチメンタル・ジャーニーは松本伊代ですよ 」
「あほジャーミングだ」

(関東人に「あほ」は効くなぁ )

「あっジャニーズですか?光GENJIは去年の9月に解散したはずですが… 」
「………」

という会話などなかったが・・・

ジャーミング:jamming(jam:機械の故障、停止)
抑留事故、食い締め事故
ボーリングなどでキリコが詰まって回転できなくなることをいう 
深層混合処理工法などで砂層を施工する場合に攪拌翼が回らなくなる現象もこれにあたる

「………」

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倉庫に戻り、復旧用の機材を積み込んで、現場に戻る

近くの現場にいた仲間も駆けつけて懸命な復旧作業が始まった

日が落ちてだんだん暗くなる 
カンデラが足りずにトラックのヘッドライトを投光する

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衝撃の発言

しかし,ここでパニックの渦中であったはずのBさんが

「先に恩田君を送って帰ってくれないか」

と一人の仲間に伝えた


いやいやこんなときに何を言いますか??
そうも思ったが
しかし,Bさんは
私が研修の身であり、技術の人間であることを気遣ってくれたのだ

こんな非常事態のときにも冷静に判断できるBさん
このときは何も考えることができなかった若僧だったが


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「どんなことが起きても冷静な判断力を失わないこと」


それが「職人」としてあるべき「当然の姿」であると
痛感したのであった


(この話は次回につづきます)
*写真は当時の現場のものではありません

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