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赤ちゃんからの言葉研究所
赤ちゃんからの言葉の成長を,国文法で研究するリアル追跡日記です 2歳9か月「届く・届ける」 こんばんは。 一週間おつカレーライス! さて今回の研究は, 「届く」「届ける」についてです。 以前, かわる(自動詞)とかえる(他動詞) (漢字は変・代・替・換…) について触れたことがあります。 前者は五段活用ですが,後者は下一段活用。 「信号 「信号 他にもたくさんありますね。 掛かる(自)掛ける(他) 集まる(自)集める(他) つなぐ(自)つなげる(他) 終わる(自)終える(他) 届く(自)届ける(他) 共通点わかりました? 自動詞は,五段活用動詞なんですよね。 他動詞は,下一段活用なんですよね。 この 自動詞と他動詞の区別。 ようやくできるようになってきました <主>「背中に手が届くかな?」 <長女>「あっ!届けたよ!」 ・・・・・ ありゃ
まだまだでした。 ↓一週間の疲れをこの曲で癒してくだされ! 次回は,「可能動詞」をお送りします。 |
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赤ちゃんからの言葉研究所
赤ちゃんからの言葉の成長を,国文法で研究するリアル追跡日記です 2歳8か月「きのう・あした」 今回は,番外編として,語尾変化から外れます。
きのう〔きのふ〕【昨‐日】1 今日より1日前の日。さくじつ。2 ごく近い過去。 きょう〔けふ〕【今‐日】1 今過ごしている、この日。2 その日と同じ日付や曜日の日。 あす【明‐日】1 今日の次の日。あした。2 近い将来。未来。 娘と私の会話 <長女>「きのう,埼玉行ったな!」 <主>「埼玉に帰省したのは1月だよ。」 <長女>「あした,電車乗ろうな!」 <主>「まあ,8月にでも。」 きのうは,前の日以外という意味もありますし,
あしたは,次の日以外という意味もありますし。 誤りではないな。むしろ“古典”的 思い出すのは,
「三都物語:谷村新司」 きのう・きょう・あす
「きょう=京都」と「あす=飛鳥」を想起してしまうのですが, 三都とは「神戸」「京都」「大阪」です。 JR西日本三都物語(平成2年〜) 次回は,「届く・届ける」をお送りします。 |
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=2歳7か月=「から《助詞》」
今回は,「から」についてです。 《助詞》の「から」には,《格助詞》の「から」と《接続助詞》の「から」の2つがあります。 (1)《格助詞》の「から」 ・東京から来ました。(起点) ・窓から顔を出す。(経由) ・あなたからどうぞ。(始点) ・不注意から事故が起こる。(原因・理由) ・米から酒を作る。(原料・材料) ・百円からする。(以上) (2)《接続助詞》の「から」 ・九時に来たから間に合った。(原因・理由) ・遅刻したのは私だから。(原因・理由) ・あなたは正直だから好き。(原因・理由) ・これはオレのバイクだから、乗っちゃダメ(理由) ・思い知らせてやるから。(決意) 《格助詞》が体言に接続するのに対し, 《接続助詞》は用言の終止形に接続しています。 (体言+だ(助動詞の終止形)+からは,《接続詞》の「だから」と混同しやすい) ムスメが(1)を使ったのを,まだ聞いたことがありません。 (2)をときどき使うのですが,用言の終止形だけでなく体言にも《助動詞》の「だ」(終止形)を挟まずに話してしまうことがあります。 例) ○ママが飲むから!
×ママが飲むだから!
×それはママのジュースから!
○それはママのジュースだから!
次回は,「きのう・あした」をお送りします。 |
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=2歳6か月=「〜エて(要求・依頼)」
「連用形+て」については前回述べました。 今回も「て」についてなのですが,動詞そのものに着目してみましょう。 例として 「かえる」という動詞を考えてみます。 「かえる」ことを要求・依頼するとき,何と言いますか? (1)かえって! (2)かえて! (3)かえるようにして! の3パターンになるのではないでしょうか? (3)は少し無理がある,というより言い換えになっていますが・・・。 (1)かえって! 帰る・返る・還る・孵る →かえらナイ・かえりマス・かえる。・かえるトキ・かえれバ・かえれ!(五段活用) (2)かえて! 変える・替える・代える・換える →かえナイ・かえマス・かえる。・かえるトキ・かえれバ・かえよ!(下一段活用) (3)かえるようにして! 買える・飼える(可能動詞) →かえナイ・かえマス・かえる。・かえるトキ・かえれバ・かえよ!(下一段活用) 変える・替える・代える・換える の他動詞については 変わる・替わる・代わる・換わる という自動詞を考えることもできます。 その場合は, かわって! になりますね。 同じ「かえる」を要求するにも実にさまざまなパターンがあります。 でもそれぞれの状況に応じて使い分けができるようになるのも, この2歳から3歳の時期です。 ムスメはようやくこうした使い分けができるようになってきました。 次回は,「〜から・〜だから」をお送りします。 |
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=2歳5か月=「連用形+て・で《接続助詞》」
1)起き・ます→起き・てください 2)食べ・ます→食べ・てください 3)着・ます→来・てください 4)し・ます→し・てください 5)よし・ます→よし・てください 上の5つは 「ます」を付けても「て(ください)」を付けても同じ語尾(連用形)になる例 1)は上一段活用動詞 2)は下一段活用動詞 3)はカ行変格活用動詞 4)はサ行の五段活用動詞 5)はサ行の五段活用動詞 ではこれ以外の動詞(サ行以外の五段活用)ではどうなるか? 6)書き・ます→×書き・てください→〇書い・てください 7)読み・ます→×読み・てください→〇読ん・でください 8)取り・ます→×取り・てください→〇取っ・てください 「ます」を付けた場合と「て(ください)」を付けた場合では,同じ語尾にはならないのです。というより,連用形が「い」「ん」「っ」に変化するのです。これを「音便」といいます。 6)はカ行・ガ行の五段活用の動詞でみられる(い=イ音便) 7)はナ行・バ行・マ行の五段活用の動詞でみられる(ん=撥音便) 8)はカ行・タ行・ラ行・ワア行の五段活用の動詞でみられる(っ=促音便) わが娘は 3月3日(2歳5か月9日)に はじめてこの「音便」を覚えました! おふろで 乗ってください 座ってください と言いました。 いままでは普通の連用形で 「乗りてください」 「座りてください」 と言っていたのです・・・。 (お気づきのように古文ではこれが正しいのです。例)竹取物語で「あやしがりて寄りてみるに」という文があったと思う) しかし,ほかの動詞はと言うと 「読みてください」 「取りてください」 と言っています。 まだまだこれからです 次回は,「〜エて(依頼)」をお送りします。 |





