JR東海のドル箱路線「東海道新幹線」
80年代〜90年代,さまざまな「○○エクスプレス」シリーズのテレビCMがお茶の間に流れましたね
ここでは,いろいろな○○エクスプレスをシリーズで紹介しています!
今回は「クリスマス・エクスプレス」について
クリスマス・エクスプレスとは?
「シンデレラ・エクスプレス」「アリスのエクスプレス」「プレイバック・エクスプレス」「ハックルベリー・エクスプレス」「ホームタウン・エクスプレス」に続くエクスプレスシリーズの第6弾。
ただし前作の「ホームタウン・エクスプレス」のうちの「X’mas編」(12月)が事実上の第1作とされる。
バブル景気の絶頂期に放映され,遠距離恋愛のカップルが新幹線でクリスマスに再会を果たすストーリーであり,テーマ曲に使われた山下達郎の『クリスマス・イブ』がオリコンのヒットチャートで当時最高12位となるなど,話題を集めた。
本シリーズは,「ホームタウン・エクスプレス」のうちの「X’mas編」を受けて毎年クリスマスの時期に放映されていたものである。いずれも遠距離恋愛を描いている。また『クリスマス・イブ』は発売から6年目にしてオリコンチャートで首位を獲得(1989年12月25日付け)、翌年以降も毎年クリスマス時期にチャートインするロングセラーとなった。
1992年を最後にJR東海はイメージCMの展開を休止していたが,2000に「Xmas Express2000」としてこの年に限り復活させた。その後本作品は放映されていないが、クリスマス期には本作へのオマージュと見られるシーンがテレビなどで見られるなど、後年にも影響を与えている。演出は早川和良、制作は電通・TYO。(Wikipediaより)
キャッチコピーはそれぞれの紹介に掲載します。
1992年までの5作品の動画をまとめてどうぞ!
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遠距離恋愛相手の彼がクリスマスに帰省するのを,彼女が駅で出迎える,というシチュエーションの
「クリスマス・エクスプレス」=Xmas Express=シリーズ※
※1990年まではX’masと表記されていたが,英語圏では誤用とされるため1991年からXmasに。
1988年 深津絵里さん(HOME-TOWN EXPRESS(X’mas編)←正しくは「Xmas」)
→「帰ってくるあなたが最高のプレゼント」
記念すべき事実上の第1作。
到着した新幹線。列車を下りる乗客の中に彼の姿はない。発車してホームを去る100系新幹線。口をヘの字にしホームをけるしぐさ。すると柱の陰から赤いプレゼント。ムーンウォークをして登場する彼氏。「ばか」という彼女の目の横にはひとつの大粒の涙。・・・とても15歳とは思えない演技です。(設定上はもっと年上でしょうけど)。
「帰ってくるあなたが最高のプレゼント」・・・赤いプレゼントと彼女を掛けているようでもあり,涙・涙です。
国鉄時代を思わせる蛍光灯の薄暗い雰囲気。これに主人公(深津絵里:当時15歳)の口紅,スカートの赤,そして前述のプレゼントの赤。これは当時としては斬新すぎて,JR東海の担当者を出し抜いた演出だったとも言われているそうです。撮影は11月の深夜に,名古屋16番ホームを使って行なったとか。乗客が新幹線から降りてくる場面は岐阜羽島駅だそうです。裏話としてこの日深津絵里さんは高熱を押して撮影にのぞんだそうで,そのために化粧を厚めにしているとか。
1989年 牧瀬里穂さん
→「ジングルベルを鳴らすのは帰ってくるあなたです」
個人的には今までの人生で最高のCMです。
駅へ急ぐ彼女。彼氏は新幹線を下りて改札へ。間に合うか?間に合った。でもどこにいる?あっいた!(このときの牧瀬里穂(当時17歳)の演技は最高です!)柱のかげで息を弾ませる。深呼吸する。その柱の向こうにはもう彼氏が近づいています。
撮影場所は名古屋駅だそうです。
「ジングルベルを鳴らすのは帰ってくるあなたです」・・・まさにこの後ふたりで鐘を鳴らしたのでしょうね。涙・涙。
1990年 高橋理奈さん
→「どうしてもあなたに会いたい夜があります」
新幹線のホームが出てこないバージョン。彼氏の姿も登場しません。
クリスマス・イブの日。コンビニを出た彼女。ショーウィンドウにはウェディングドレス。彼に連絡がとれず街中を一人歩いて自宅へ帰る。ガード下では酔っぱらいの3人組に冷やかされ。マンションの郵便受けには何もなく。しかし玄関のドアに彼からの伝言メモ。画面ではよく読み取れませんが,「△△で待っているよ」とでも書いてあったのでしょう。満面の笑み。新幹線で帰ってきた彼が貼ったのでしょうか。うれしい顔で飛び上がり,さきほどのショーウィンドウの前で飛び踊る彼女。
「どうしてもあなたに会いたい夜があります」・・・“どうしても”という表現がうまいですね!
連絡が取れないというシチュエーションは携帯電話がない時代を象徴しています。今の時代では考えられない状況設定です。撮影場所は東京都港区内の一般の道だそうで,水道ホースで路面全体を濡らして撮影したとか。
1991年 溝渕美保さん
→「あなたが会いたい人も、きっとあなたに会いたい」
新幹線の改札口で彼氏を待つストーリーですが,ほとんどはスタジオのセットでの撮影。セピア色の風景で,外国映画を彷彿とさせます。最後のシーンだけが実際の現場(名古屋駅)だそうです。これは,消防法により公共施設でスモークをたくことが禁止されているからだとか。
「あなたが会いたい人も、きっとあなたに会いたい」・・・「きっと」という副詞に,何とも言えない奥深さを感じてしまうのは私だけでしょうか?
1992年 吉本多香美さん(声は富田靖子さん)
→「会えなかった時間を今夜取り戻したいのです」
彼女が新幹線で彼氏に会いに行くという,初のパターン。彼氏に見せる笑顔の練習「チーズ」。何度も新幹線の車内で練習しますが,いざ到着して彼氏の顔を見た途端に,練習が活かされずに,泣き崩れてしまったのです。
この作品には,山下達郎がこっそり出演しています。(カメオ出演。)
撮影場所は名古屋駅のみだそうですが,シリーズで唯一の乗車シーンがあります。
「会えなかった時間を今夜取り戻したいのです」・・・少し語調が変わりました。完全に彼女主語ですね。
2000年 星野真理さん(深津絵里・牧瀬里穂)
→「何世紀になっても会おうね」
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しばらくご無沙汰だったシリーズですが,8年ぶりに戻ってきました。(しかしこの1回限りでした。)
金八先生の娘役でも有名な星野真理さんが登場。そして深津絵里さんと牧瀬里穂さんも登場しています。
1992年と同様に彼女自ら新幹線で彼氏に会いに行くというパターンです。
「何世紀になっても会おうね」・・・彼氏彼女の関係だけではなく,幅広く老若男女に訴えかけていると捉えたのは,私だけでしょうか?
次回は「ハックルベリー・エクスプレス」を紹介します。
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