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こんなコーナーもあった事を すっかり忘れていました。
「東北大学(仙台)のDr. Haruo Nakagawaらは、2003年のhealth interview時に年齢が70歳〜97歳であった高齢者784名を National Health Insurance system などを用いて追跡調査した。
被験者の約半数(359名、45.8%)は、夜間頻尿(夜間尿2回以上)を呈していた。
5年間の追跡調査期間中、41件の骨折が発生し、このうち32件は転倒と関連していた。 夜間頻尿群の骨折の発生率は、非夜間頻尿群と比較して、有意に高かった
(HR was 2.01 (95% CI 1.04–3.87) and 2.20 (95% CI 1.04–4.68, each p = 0.04). )」
(Journal of Urology誌10月号)
風が吹けば おけ屋やが 儲かるみたいな 話では ないでしょうか。
老人をバカにするにも ほどがある。
こんなに長生きするはずではなかったので そこいらじゅう バリヤNONフリー!!
住宅の問題ではないのか!!
と怒ってみたが
話はそんなに 単純ではなく
「また、夜間頻尿群の患者35名(9.7%)は死亡したのに対し、対照群では18名(4.2%)が死亡した。年齢および性別を補正後の死亡ハザード比は1.91(p=0.03)であった。
夜間頻尿は、単に骨折リスクや死亡を増大させる基礎疾患のマーカーであるだけではない・・・むしろ、睡眠が妨げられることにより、糖代謝や免疫に生理学的悪影響を及ぼしうるという点で、夜間頻尿はより直接的な原因であると考えられる。 効果的に夜間頻尿の頻度を低下させる治療が、骨折および死亡率に及ぼす影響を研究することは、興味深いものとなるだろう」 とある。
なるほど 年をとっても 下半身は問題の種だ。
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年取り上手
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コメント(6)
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「国民が国家財政の持続可能性を疑うという前提で議論をする必要がでてきている」
という まっとうな現状認識の下 「政界での議論」とは 一味違う論考が展開します。
「財源調達制度の欠陥ゆえに、一般会計の中で最も大きな歳出項目である社会保障、社会保障の中でもその半分以上を占める公的医療費に対して強い抑制圧力がかけられてきた。」
「日本の医療が今のような危機に瀕するまでになってしまった原因の多くは、医療界のオピニオンリーダーと目される人たちや自任する人たちが荒唐無稽なことを言い、そういう考えを強く信じ込ませてきたことにある。」
「そういう話を信じてはいけないのである。」
「医療をはじめとした、社会保障の充実を図るには、国民負担率を上げるしか方法はない。」
「豊かな社会における需要不足の状況下では、政府が消費を促進したり、投資を引き受けることにより需給バランスをとる必要がうまれてくる。」
「公的医療の充実は、高所得者から低所得者への垂直的な所得の再配分を伴う。」
「そしてここで重要なことは、医療をはじめ社会保障の給付増を行うためには負担増しか選択肢がなかったことは、何年も前から分かっていたという事実である。」
足元を見れば まさにその通りであるのです。
宵越しの銭はもたねえ 一般庶民に 銭を渡してこそ 経済は回るということでしょう
甕に銭をため込んだババアがしこたまいても 経済は回らない。
回してこそ 銭、 回ってこそ 経済と 言う事らしいですが
世の中の動きの速さに 目が回りそうなのは 私です。
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前回の 「経済成長と医療政策のあり方」のつづきです
百年に一度の危機の下りが大変にわかりやすかったので 少々引用です。
1929年 パクス・ブリタニカの終わりを告げる危機 軽工業から重工業へ
現在 パクス・アメリカーナの終わりを告げる危機 重工業から知識集約産業へ
「危機の結論は2つしかない。 破局か 肯定的解決かである。」
「恐慌とは本来、こうした産業構造の転換を強制する。」
「こうした産業構造の転換を図る成長戦略こそ、『コンクリートから人へ』という政策だと位置づけられなければならない。」
「これからのポスト工業社会である知識産業を支えるインフラストラクチュアは、人的インフラストラクチュアとなる」
そこで 3つの成長基本政策
1. 教育投資(経済成長と雇用の確保と社会的正義とを同時に達成し得る)
2. 医療と環境(戦略産業の基軸となる)
3. 社会資本(信頼の絆、知識を与えあう美徳)
どこでも 聞く話ではありますが なんとか医療問題に結び付けようと
必死でわかりやすく 論じている気分が伝わって 仕方なく解かってしまう感じが 面白いです。
産業転換のグラフも解かり易く作ってあるので ダウンロードして鑑賞してみる価値ありです。
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日医ニュースによれば
「医療政策会議は,このほど唐澤http://www.med.or.jp/nichinews/gaiji/n220320/yoshi_14_lb.gif人会長からの諮問「経済成長と医療政策のあり方」に対する報告書を取りまとめ,田中滋議長(慶大大学院教授)から唐澤会長に提出した.」
とあります。
要約の要約をすれば
「はじめに」では,富の循環の観点からも社会保障制度による支援が不可欠であることを強調しています。
(一)「政治環境の変化」では,特定の政権政党とネゴシエーションを行って政策を形成してきたことを反省,あるべき医療政策,基本理念を議論し,政治に対して積極的に提言をしていくべきであるとしています.
(二)「経済成長と医療財源」では,ポスト工業社会である知識社会では,「教育」「医療と環境」「社会資本」への投資が成長の基本戦略となり,そういう方向こそが福祉国家と一致するものであるとしています. (三)「イノベーションと医療」では,医療の機能強化を図るためには,医療費の増加は不可欠であるとしたうえで,国が財政規律を明確にした負担増ビジョンを示すことにより,国民の財政に対する信頼を確保して,有効需要が増えていくのではないかと指摘しています. (四)「自律的な専門職集団としての医師のあり方」では,社会的共通資本である医療システムを持続するためには,国民や社会,政府の支えが必要であり,医師は,率先して医療への信頼回復に向けた努力によって,国民が医療に必要な税・社会保障負担を進んで受け入れる素地を築くべきだとしています. 「おわりに」では,適切な税・社会保障負担に支えられた効率的・効果的な医療の存在は,人々の安心感を高めて消費抑制の防止に役立ち,かつ医療提供体制の発展を通じて経済成長に資することへの期待は,政府の成長戦略を見ても明らかであると主張.「経済成長の恩恵が医療にも及ぶ」だけではなく,「医療が経済成長を牽引する」. さらに 要約すれば 「医療費を増やせ」ということでしょう。
ものの生産と消費では 経済が回らなくなってきた現状を省みれば もっともな議論かもしれません。
倹約だけでは豊かには成れないことは 実人生で皆さん証明済みでは ないでしょうか。
富を循環させる水路が コンクリートから 人へ 人の健康へ と シフトしつつあるようです。
もっとも 鳩山の御曹司は 老人(医療)よりも 子(育て支援) の方を向いているようです。
大観すれば そちらのほうが 循環が良さそうですが、 ジジババも 黙っていてはおられません。
全文は http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20100224_5.pdf から入手できるようです。
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