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OneSegの長寿と健康を願うひとりがき
新人間主義(新自由主義に対抗して); 法人(グローバル企業)に人権はない

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第7章 見守ることと待つこと

「死に際しても、生前同様に美しく、高潔で、気品がありました」

死について自分なりの意味を見出し、自分なりの死を死ななければならない

私たちは死の意味(数千年にわたって人類を悩ませ当惑させてきた問い)を・・・まったく独力で見出すことは出来ない。

7-0 安らかな死の方法はあるか

安らかな死を遂げた人々に共通の特質

  死の訪れに不平を言わずに、・・・受け入れた
  自分がいないことに耐えなければならなくなる人々のために心を痛めた
  死に・・・居場所を与えていた
  死をあまり重視するのではなく、もっと軽く扱える方法を探し求めた
  死を・・・運命であると考える術を心得ていた

頼るべき可能な方向は・・・

7-1 意味を求めて

どうして、私は死の意味を見つけられない、と言うのだろう?

  意味=「必然性の・・・理解・・・と・・・受容」
  コミュニティは<意味を>分かち合う

死が社会の中で持っている意味とは?

 死についての意味の空虚さ 共有性の無さ

死のコントロールという代替物では役に立たない

  医学上の問題だけには還元できない
  葬儀の儀式が死の影響を無にできる訳ではない
  事前の自己決定が安らぎをもたらすとは限らない

7-2 死と連帯

「コミュニティによって共有された意味」

  (特定の宗教団体などではなく)もっと一般的で、皆をひっくるめた・・・支援
  大きな、そして必要な文化的な課題
  識見の・・・寄せ集めのようなものかも知れない(柔軟性と多様性)
  目標としての安らかな死は、それ自体医学の目的の一つである
  医学は自然の限界の中で機能できるだけである。

人として死について語り合う方法を探る

  宗教+哲学+生物学

  人智を集めて 死を 取り戻さなければ ならない
  死の意味を あるいは 生の意味を われわれの手に 取り戻す必要がある

6-8 安らかな死のための背景の創造

 医学の本質的な部分として・・・死を再び医学の境界線の中に取り組むための試みとして

 老化、病状、死も完全には分かちがたい・・・と認めることによって・・・死に・・・もっと思慮深い場を与える

 法律は、・・・(しかし)・・・深い根のある問題の解決を・・・改正だけに頼ろうとするのは、単純に過ぎる。

 治療を止める決断が殺すこととは違う(という)認識

 科学としての医学と臨床医療+医療保障の経済学

6-8-1 科学としての医学と臨床医療

 臨床医に必要とされるのは、患者の死の受容にもっと満足できるやり方を見出すこと

   目標を・・・介護と慰めの重視へと新たに向け直す
   私たちが必要とするのは、人の手の温もり、節度のある長期にわたる在宅介護・・・社会的、経済的な支援

 医学の進歩・・・その可能性、ひずみ、限界について醒めた感覚がないといけない。

   進歩の限界・・・財政面、生物学面
   生命の長さよりも生命の質を
     いっそう長生きしていっそう重い病気になる
     在宅医療と初期診療の重視
   第一線の医療に、人間の顔を持たせる
     医師は、・・・こうした人生の側面(不安、恐怖、喪失感、脅威)を扱う・・・技術を必要としている。

6-8-2 死に行くものの世話と経済

 ある種の偏りある見解
   医師は・・・延命治療を施す義務を負っていて、それにかかる費用は問題でない

 このような感情は、それだけ見れば賞賛に値するにしても、問題を抱えている。

   現在の経済システムは、実際に、死に無制限のお金と資源を投ずることになる荒々しい死を祝福しているのである。
   しかし、・・・どんな社会でも、その資源のすべてを医療保障につぎ込むことはない。
   文化は、それ自身を大きな病院にしてしまうことはできない。
   そのときには、医学の進歩は、私たちを破産させることになるだろう。

 優先順位のシステム

6-9 無意味な治療

 概念としての「無意味」は、医学面、道徳面の二つの次元がある。

   医学的予測; 治療が効果的でない
   道徳的判断; 無効な処置は避けるべきだ

 無意味であるとの判断は・・・合意の上での規範と周知された方針に基づいてなされるべきである

   個々の患者についてケースごとになされるべきものではない。
   一定の品位を保った生命の維持/安らかな死の可能性
   予算上の制約+人道上の公的施策

 あらゆる努力がゆっくりと進められないといけない

 安らかな死は、私的・・と公的・・・の二つの顔を持つ
   私・家族・社会/経済的・社会的・家族的・医学的・道徳的


第6章 安らかな死を求めて

人はいずれ死ぬという現実を受け入れ、医療技術をどうより良く用いるか。

6-0 医療技術と・・・人間の死すべき定めについて考える

現代の医学以前の時代よりもはるかに多くの知識を持っている・・・
しかし、・・・その知識が・・・死をもっと安らかな出来事にしてこなかった

死は価値と意味の不確実な世界に漂っている

私たちの死すべき定めの理解を、さらに困難なものにしてきた

私の提案; 死は、必然的で避けようのない医療の終点である。

6-1 医療の終点としての死

医学の・・・別の戦略; 治療のための戦いよりは、むしろ安らかな死を求める努力

(医学の)教科書の中と臨床の訓練に、こうした(その病気で死に行く人の世話を扱う部分を加えた)やり方を取り込むこと

病気を治し死を防ぐための積極的な治療は、・・・安らかな死が最大限に確保され、最善に管理される地点で止まることになるだろう。

安らかな死のための必要条件は?
死に行く過程/病状と死/治療すべし・止めるべし

そのために必要な、道徳的また医学的な背景は?

6-2-0 私たちの死をゆがめること

私たちの死は、次の三通りの方法でゆがめられる。

1. 死に行く過程をゆがめること
2. 死に行く自己をゆがめること
3. 生きている人たちのコミュニティをゆがめること

6-2-1 死に行く過程をゆがめる

医療の介入によって不当なまでに引き延ばされる
ディレンマ
生命を救うことはできるが、死に行くことを台無しにもできる

ある病気の治療が・・・別の病気・・を用意している
おそらく前の病気で死ぬよりも一層残酷なものになるだろう

人生の晩年におけるある種の技術上のロシアン・ルーレットとなるギャンブル性

6-2-2 死に行く自己をゆがめる

自己のゆがみを引き起こすもの
死の恐怖、自己の理想像の崩壊、コントロールの消失、痛みの予兆、強迫観念・・・

ゆがみを持ち込んでくるのは、こうした悪のついての先入観である。

私たちはそれが私たちの運命であるのなら価値のある人間ではありえないとする感情にとらわれ、
自分たちの損失、失敗、将来のなさしか考えられなくなってしまう。

6-2-3 生きている人たちのコミュニティをゆがめる

社会のメンバーに害を与えることになる・・・(三つの)事態

苦しみを除去するためには、殺すことあるいは幇助自殺できる体制をとらないといけないと信じるようになる場合
何らかの苦しみを抱えた生は我慢できないとして拒否される場合
苦しみを刻印された生は「生きるに値しない」もの・・・と考えられる場合

6-3 安らかな死の定義

私たちが死に行く過程および死の意味として何を見出すにしても、それは私たち自身の内部から出てくるものでないといけない。

また同時に、・・・公的な習わし、儀式、態度に頼ることができる。

痛みに除去については、・・・医療を当てにすることができる。

安らかな死を手に入れられる保証はない・・・とすると・・・完璧を期するよりは、・・・
 それ以下のところで・・・善しとする態度・・・が、この恐れの力に対向する一つの方法・・・である。

6-4 病状と死

死をめぐる拒否と歓迎の入り交じった・・・態度が・・・現れるのは、・・・病状が・・・死と区別される場の他にはない。

病状と死との間に引かれた神話上の線

克服されない二重の障壁
一つの病気(死の原因)の治療→ 別の病気

老化で死ぬのではなくて、特定の病状とか不全で死ぬ

今ここでの、死は後でやってくる別の死よりはましであるとの考え

私たちは、常に治療すべしとする、例の前提を克服できるだろうか?

6-5 治療すべしとする前提を変える

 生命を維持する義務は

   荒々しい死の危険を・・・要求するものか?
   安らかな死を遂げる機会を無視・・・するものか?
   この質問のいずれにも、ノーと答える

 治療すべしとする前提・・・の変更が正当化される・・・場合

   悪くなるのが顕著な、高齢の患者
   治療は長引く痛みと苦しみを相当に伴う
   治る・・・よりは意識のない期間が長引く
   悪い死の可能性を相当に高める

 危険のバランスをとる
   死そのものを唯一の危険と見るのではなくて、惨めで厳しい死をも危険と見る

 かつての時代なら速やかに、また楽に死んだはずの人が、今ではどうして惨めなしを死ななければならないのか。

6-6 治療を打ち切る五つの段階

 第1段階 検査を拒否/症状の緩解のみ

 第2段階 診断あるいは病気の確認/症状の緩解だけ

 第3段階 成功の見込みが高く、副作用の少ない治療のみ

 第4段階 多少とも可能性がある治療なら受け入れる

 第5段階 「どんな医療でも実施されるべきだ」との考えかた

6-7 それぞれの段階の実践

 私の知る限りで臨床医療の中に抜けているのは、この段階のもっと公式で真剣な利用である。

 医師は、自分が患者のためになっていると信じている治療を患者が真剣に拒否している場合に、
 患者と共に行動し、患者に役立つようにしないといけないだろう。

 安らかな死は、それが得られたときには、患者にとってと同様家族にとっても、益になることである。


第5章 自然、死、とその意味:私たちの終焉を形作る

人々は皆、死は悪だというけれど、それはどんな事を意味しているのか?

本当に死は悪なのか?

5-0 難問;死の受容/拒否 → 死の意味の再考

二つの相容れない見解

  1. 死は生の一部であって、潔く荘重に受け止められなければならない
  2. 死は・・・生の敵であって、・・・拒否されなければならない

二つの基本的な現実

  1. 生物学的な特質/自然の運命
  2. 人間に固有の・・・個人的な・・・生への衝動

現代医学の前提
病気と死は、・・・抵抗され拒否されるべき

死を追放するその日は来ない。
私たちの人生における死の意味は何なのか?

5-1 案内役としての自然

自然は、生をもたらし、死をもたらす。

自然は・・・速やかな終末へと連れて行く。

自然を支配し改造しようという努力は、容易に災厄となりうる

死の生物学的な必然性=自然が案内役
死の修正; 医療の力 
死の解釈; 人間的な能力

人の死すべき定めを管理する技法
可能性と制約
開放性と限界
コントロールと受容

5-2-0 死の意味

死を避けられない生物学的状況の下に置かれている人間にとっての意味

心でも身体でもあり、魂もしくは意識でもある自己である・・・人間にとっての意味

生まれてくるように求めたのでもなければ、・・・死を願っているのでもない、深く隠された自己である・・・人間にとっての意味

5-2-1 死の恐怖

どうして私たちは死をおそれるのか?

死の恐怖は、何層にもなっていて、単一の反応ではない。

激しい痛みと不調への極度の恐怖・・・の層
自己の崩壊していく/身体の利かなくなる脅威・・・の層
社会との関係を失うことへの恐怖・・・の層

どうしてこの重荷を負わないといけないのだろう?

あらゆる内省的な人々にとっては、これらの問題は避けがたい
私たちの実存の本質を疑わない人があるだろうか?

5-2-2 死は、本来的な悪なのか?

純粋に生物学的な返答

死は、生命の更新および豊かさのために必要な条件である

未来を・・・奪い去る・・・から、悪

生は善・・・本来的に?・・・状況に依存?
可能性がなくなってしまったら、生の尊重に値するものはわずかしか残されないだろう

たとえ自分を、死を受け入れるように説得できたにしても、完全に死を理解することはできない。

5-3 意味:完全なものと不完全なもの

意味・・・三つの要素に答えを見出すこと

私たち人間の置かれている状況を理解し、説明する方法
自分の人生においている価値
私たちが経験するさまざまな感情とその統一の感覚

私が言いたいのは、死を「生の一部」と理解するやり方を見つけられれば、たとえ不完全でも死に意味を与えられると言うことである。

「連続性のある」あるいは「内的な」見方

その終点に死を含んでいる人生行路は悪であるのか

5-4 生と死の連続性

死は生の続く限り常に前兆として見えている

生と死は、分かちがたく・・・生の価値の多くは・・・この関係があるからこそ得られる

死が私たちの中で意味のある位置を占めるような生き方ができる

死は、何事かを決めたり、変えたりする事はないだろうが、人間として生きることが何であるかを明らかにさせる一つの関門として存在している。

5-5 生物学的な悪としての死と道徳的な悪としての死

幾つかの死は悪である・・・そのような死には抵抗がなされてしかるべきである

生物学的な悪
タイミングと状況が良くない場合
子供の死 事故 認知症 恒常的植物状態 ・・・

5-6 道徳的な悪としての死

タイミングと状況が人為的な影響下に置かれていて、それが責任を問われるべき不正である場合

その死は起こるべきではなかったし、起こる必然性もなかった。
私たちは、死の最終的な優位性あるいは不可避性を変更したり・・・はできない。ただその条件をいくらか変えられるだけである。
道徳的な・・・ルールが・・・死そのものの管理を含むと考え始めたときに脇道にそれてしまった。

5-7 死は、いつ受容されるか?

死が受容できる 二つの地点

  1. 死に行くことを、もうこれ以上先送りしようと努めるのは、その過程をゆがめることになりそうな時
    自己が自己であり続ける能力を失った

  2. 個人の人生における死の特定のタイミングと状況とに、うまく一致した時
    なし遂げられることのほとんどをなし遂げた

二つのテスト

  • 歴史的な嘆きのテスト

    1世紀前の認知症が進んだ人の通常の・・・死
    延命への誘惑の・・・なかったその昔・・・は、幸せだった

  • 治療の改善のテスト

    生かし続けることだけを目的にし(た)・・・人工的な・・・装置の発明を望んだだろうか?

  • 死が受容できる場合

    1. もはや・・・早すぎると言えないとき

    2. 死の状況が・・・払わないといけない敬意と釣り合っているとき

    安らかな死を遂げることは・・・医学の使命の中心に・・・生の初めからなくてはならない目標である。

    死を不注意な人為的な介入によってゆがめることは、道徳的な悪である。

    生を改善したり引き延ばしたりできることに生の価値や尊厳が依存していないことを医学が理解しているときに、死は受容できる。


    第4章 死を免れない自己と生きる

    「自己の概念を造り上げる上でコントロールへの欲求は、どのような位置を占めるべきか?」

    4-0 従来の自己決定の理想と信念

    医療文化の理想像は、どんなものであったろうか?

    その理想像は、何にもまして医療上の技術を管理する能力に自信があった。

    技術に対しいつでもノーと言える

    自己管理と自己決定の・・・理想

    「究極の自由憲章」

    私たちの身体は自分のもの、私たちの生命は自分のもの、私たちの運命は自分のもの

    自然の支配権・自己の自治権・技術に対する支配権

    自己決定として最後の決断をする

    4-1 死を免れない自己を取り戻す

    上述のような自己の見方は、間違っている

    新しい自己の理想像を必要としている

    それは新しいものでないといけない

    私たちの置かれている歴史的な状況は前例のないものである・・・から

    社会的な制約

    他人に破滅させるほどの負担をかけてはならない

    個人的な制約

    自己に(死は免れないという)人間の本性を正しく理解させることでなければならない

    医療技術の限界として、死を医学の定義の中に組み入れる

    4-3 死すべき定めのイメージ

    自己決定に固執することをもっと減らして・・・自己の強さにこだわるべき

    自尊心と自己の完結性は・・・死をコントロールする能力を根拠にする必要はない

    痛みと苦しみ・・・を免れることに執着しすぎると、・・・私たちを腐敗させることになる

    もっとも豊かな自己というものは、・・・人生のどんな段階にでも・・・対処できる

    人間存在自体は、・・・相互・・・依存関係

    自分の死をコントロールすることと、その死の尊厳とは、本来的に何の関係もない

    4-4 1.コントロールの喪失:放たれた自己

    病気・・・脅威・・・最後の運命

    自分の生命をコントロールできなくなり・・・破滅が来ることに気づかされる。

    時間;・・・衰亡と崩壊と、ついに来る死

    現代医学の対処法

    最後の人間の自由 自己決定への傾倒

    内的な人生の形成は・・・論議の対象とはされていない

    外界にあるものにはたらきかけることは大切にされる

    そのため・・・大きな二重の害を及ぼす

    医療の実際をひどく高くつくものに変えようと努める
    死すべき定めの理解を・・・妨害し、さらに先延ばしさせる
    「医師たちは社会の名において、病人が失ったと思われているコントロールを取り戻すことが、
    彼らの義務であると、当然のように考えている」

    4-5 2.痛みと苦しみ

    意味のある目的のために苦しむことや、目的を視野に入れて痛みに耐えることは、無意味に思われる思われる痛みや苦しみを我慢することと同じではない。

    私たちは、苦しみそして死ぬよう運命づけられている。この必然性に対し・・・一つだけの反応をするように、運命付けられてはいない。・・・私の選択の仕方は、生涯を通じて私がかくありたいと思ってきた人間像・・・といった、私が信じてきたものをいっそう表現することになる

    4-6 3.最高の自己の喪失を嘆くこと

    人生の最高の状態が過ぎ去ってもう戻ってこない時に死がやってくるべきである・・・

    どの時点をとってもプラスとマイナスがある

    しかし、・・・内的な生活を与えてくれる自己を形成する能力を失うことを、どうしたらいいのだろう?

    長い目で見て価値のある自己というのは、それ自身の中心を把握していて、しかもその中心は、今の自己にとって可能なものと内から生み出されるものによって構成されないといけない

    4-7 4.依存することと苦しみの除去

    現代の自己の中核をなす理想

    自立して、自足していること
    (子供の世話にはなりたくない・・・)

    苦しみを除去する義務を負っていること

    私たち自身の病気からの自由だけでなく、病気からくる担いたくもない他人の負担からも自由に・・・

    そのような偉大な日は、まだ来ていない。これからも来ないだろう。

    どうして私たちは、・・・何か災厄のようなもの、として扱うのだろう?

    壊れやすいもろさが私たち人間の条件だ・・・その事実に覆いをして見ないようにする・・・ことは、私たちの人生を偽り、・・・自己欺瞞に陥ることになる。

    独立と超越の神話・・・それは神話にすぎない。

    依存することが、自己の完結性に対する汚点となる必然性はないし、面倒をみなければならない人の人生を破壊する必然性もない。

    4-8 5.死を管理する:自己の死滅

    私の死の特異性

    自己が全面的かつ取り返しのつかない形で失われること

    自己こそが死にとって独自のものである。

    死は、私たちが身体に一体化した自己であることを、嫌でもはっきりさせる。

    尊厳は、私たちがその喪失を理解し、統御するところから生まれてくる(その過程をコントロールすることではなく)

    内面における自己がその責任を引き受けることを要求する。

    4-9 生き方を決めて、死に備える

    立派に死ねるためには、・・・自己の統御の準備を始めるには、・・・他者との関係は?

    私たちが死に行く過程で気づく意味は、生き方の中で気づいてきた意味の一つである

    自分の運命をコントロールするのは、いつも変わらずに、その人のためになることだろうか?・・・いつもコントロールし、支配し続けることはできない・・・開かれた、受容の態度が・・・役立つかもしれない

    諦めと無抵抗、受容と柔軟さ・・・によって・・・苦しみの・・・状況をとらえて、意味を創造

    4-10 公的な自己を形成する

    身の回りの社会の価値を身につけ、取り込むことと、順繰りに私たちがその社会に影響を及ぼすこと

    私たちのもっとも「私的」な決定と思われるものは、・・・公的な次元と一般的に広がりにある義務を伴っている(親族として、市民として)

    私は自分の人生が、・・・仲間である市民たちの間で、最善となるためには、どのように生きればいいのだろう?

    4-11 コントロール、選択、そして人格

    自己の価値にとって必要な条件は、自分の人生をコントロールすることとする誤った信念

    私たちは、選択のできるときには良い選択を行うために、選択のできない場合には絶望することなく立派に生きるために、相応しい個人の人格を必要としているのである

    (選択の余地を持つことで、そうした人格の必要性を回避できるかのように振舞うことは大変な誤りである)

    「自分らしく死ぬ―延命治療がゆがめるもの」著:ダニエル・カラハン訳:岡村二郎

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