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ヘルベルト・グレーネマイヤー(Herbert Grönemeyer)の代表作にして出世作です。1984年に発売された彼の通算5枚目のアルバムです。グレーネマイヤーは、たぶんドイツの過去20年の音楽界の歴史で、もっとも有名な男性ロック・アーティストといっていい存在です。
(美声とはいえませんが)特徴的な歌声と、ひねりのある歌詞、魂をゆさぶるメロディが彼の魅力です。サウンド的にもそのときどきの流行に敏感に対応してます。彼の音楽については、ニューウェーブ的なシンセ・サウンドと、ブルース・スプリングスティーン的な魂の叫び系ロックが微妙な感じで融合している、という印象があります。ピーター・ゲイブリエル的な雰囲気もあります。
現在でもバリバリの現役で、この間のFIFAワールドカップのドイツ大会でも公式ソングの「 Celebrate the day」(ドイツ語版タイトルはZeit, dass sich was dreht)を歌っています。大会中には、日本のスポーツ番組のバックでもよくかかってましたね。ミュンヘンでのワールド・カップの開会式で、一番最後に登場した歌手がいたと思うんですが、あの人がグレーネマイヤーです。
『4630ボッフム』は、アルバム・タイトルソングの「ボッフム」から始まります。「デュッセルドルフみたいにオシャレじゃないし、ルール工業地帯の埃にまみれた町だけど、僕の愛する故郷ボッフム」という内容の歌です。何度聞いてもええ曲です。。。。
このアルバムに収録されている曲の中では、たぶん「Männerメンナー(男たち)」が一番有名なんじゃないかと思いますが、僕はバラードの「Flugzeug in Bauch(直訳すると、おなかの中の飛行機、ですが。誰かいい訳をご教示ください)」が好きですな。
今このアルバムを聞くと、当時のシンセ・サウンドがチープに聞えてしまうところもあるかもしれませんが、それでも彼の歌の迫力は十分に伝わってきます。ドイツ語が多少でも分かればより味わいが深くなると思います。
グレーネマイヤーについては、この後も詳しく紹介していきたいと思っています。
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