懐かしの青春映画劇場 公式ブログ

昭和30年代を中心に筆者の青春の思いでとともに名画を紹介。

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あらすじ

 ニューヨークの下町ブロンクスで肉屋を営むイタリア系アメリカ人マーティ(アーネスト・ボーグナイン)は、
善良で友人も多い気のいい男だが、自分の容貌にコンプレックスをもち、
女性の前に立つと緊張してしまい、どうしても意識してしまう。
早くから父親代わりに家業に精を出し、弟2人、妹三人を無事独立させ、
いまは母親と一緒に暮らしているが、いまだに本人は恋人も出来ずさえない日々を送っている。
 母親はそんなマーティを心配し、若い男女の交流の場であるダンスホール・スターダストへ
「踊りにでも行ってきたら?」とすすめるが、気の弱いマーティは尻込みをして気がすすまない。
でも土曜日の夜になるとさすがに寂しさがつのり、男友達に誘われるようにしてスターダストへ。

 そこで彼は、地味な女教師クララ(ベッツィ・ブレア)と知り合う。
29歳で地味な感じの彼女も、実は同じような悩みを抱えていて、話し合う内に二人はすぐ意気投合。
喫茶店でデートをする間柄になる。でも、長い間息子を独占してきた母親は、
大学卒のキャリアガールと、高卒で肉屋をやっている息子ではつりあいも取れず、
いつかは息子が悲しい目にあうのではと、彼女の出現をこころよく思ってはいなかった…。
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 最近、映画館の数が減り、昔のように過去の名作を上映する機会が少なくなったが、
映画好きにはたまらない春先の恒例イベント・アカデミー賞の発表も、今年は第79回目を迎えた。
第1回目の受賞作品は「つばさ」(1929年)で主演女優がクララ・ボウ。
さすがに無声映画時代の女優さんなので作品を見たことはないが、
70代以上の映画好きの方なら覚えているのではないだろうか?

 私もけっこう若いときから新宿、池袋の3本立て上映の映画館で、
アカデミー賞を受賞した映画を見る機会が多かったが、その中で気に入っているのが
第28回受賞作品「マーティ」だった。

学歴もなく、気が弱く、もてない、さえない男が主人公というところに、
まず初めに興味を持った。と言うのも、アーネスト・ボーグナインという役者は、
およそ気の弱い内気な男が不釣合いなほど、こわもての男で、
日本ならやくざの親分か暴力団対策本部の刑事役がよく似合いそうなキャラだったからだ。
それが並居る美男美女を押しのけて4部門でアカデミー賞を受賞した。
当時ハリウッドは大掛かりで派手な見世物の映画作りに熱中していた時期で、
その中でこの低予算映画(通常の4分の1)が受賞したことは快挙だった。
暴力的な悪玉を演じて、それなりの評価を得ていた彼を主人公に抜擢した、
意表のキャスティングが逆に、顔ではなく心の優しさを表現し、
見る人に共感を与えたのかもしれない。

 彼の作品ではこちらのほうが有名になった名作「ポセイドンアドベンチャー」
の刑事ロゴ役が印象深い。ジーン・ハックマン扮する神父に反発し、
愛する妻を失って自暴自棄になりながらも、神父の死によって立ち直り、
わずかな生存者とともに無事脱出する。そのときの達成感、そして妻の死に対する悲しみ、
それらが、表情がこわもてだけに、余計感情を押し殺し我慢している気持ちが
こちらに伝わってジーンとしてしまった。やっぱり男は顔じゃないんだ。こころだよ。
そんな気分にさせるのが、ボーグナイン映画の魅力である。

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この作品を紹介するなんて、本当にし趣味のいい方なんですね!私の大好きな作品です。作品の趣旨は男の自立の作品なんですが、その描き方がまた見事。ボーグナインの演技も見ものでしたね!!

2007/4/7(土) 午後 8:54 [ maskball2002 ]

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ありがとうございます。恐縮です。男らしさ、不器用さが出ているからいいですよね。そちらさんのブログも拝見しました。キレイですね。たまにのぞかせてもらいます。

2007/4/9(月) 午後 11:20 [ bensan ]


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