日々是不思議也

過去の記事に、新たに撮影地名や当時の未公開写真等を一部追加致しました。震災で失われた貴重な風景もありますので、ご覧ください。

初めまして田舎者です。

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私の一生の中で、決して忘れられぬ年となった平成二十三年(2011)も、残り一週間ばかりで終ろうとしています。更新が遅くなりましたが今宵はクリスマス・イブ、皆様如何お過ごしてせうか?

今年は所謂“ホワイトクリスマス”どころか、“クリスマス寒波”と言う事で、日本海側を中心に列島各地で大雪や吹雪など荒れた天気が続いているようですが、私が住んでいる岩手県大船渡市三陸町は、一昨日から時折、粉雪混じりの強い風が吹くものの、全体的には穏やかな天気で一安心といったところ。勿論、三陸沿岸にとって本格的な冬の到来はこれからなので、油断は出来ませんが、今年は心配された震災被災地への台風の直撃もありませんでしたし、空もその辺は配慮してくれているのでしょうか、願わくば、せめて今冬は仮設住宅の人たちが少しでも暖かく過ごしやすく春を迎えれますように…。

さて、先日、地元の仮設食料品店に晩の買い物に行ったら、近日完成予定の仮設商店街脇の津波で被災した旅館の跡地に、震災支援で来たと思われるクリスマスツリー用の樅の木を設置する人の姿が見えたので、年の暮れのご挨拶用にと、愛用のコンパクトデジタルカメラの調子が悪かったので、昨夕の買い物ついでに妹のケータイのカメラを借りてパチリ。

ちなみに常緑の樅の木などが、クリスマスツリーとして飾られるのは、日本の正月飾りである門松や節分の柊同様、一年を通して緑色の葉を保つ常緑樹を生命力の象徴とみなし、一年で最も太陽の力が衰える冬至の日に、太陽の復活を祈って捧げた、北欧の古代ゲルマン民族の風習に由来すると考えられている。

クリスマスの雰囲気を楽しんでもらおうと、各地の被災地でサンタクロースの姿に扮したボランティアの方々が被災した子供たちなどにプレゼントを手渡した話題が、ローカルニュースを賑わしていますが、私の家の近所にある運動場へ建設された集合仮設住宅にも、昨日サンタさんが訪れ、支援物資を頂いたとか。

なのに、この被災地に、連日のように沢山送られて来る善意の支援物資を巡って、高額な贅沢品を請求したり、物資を現金に換えるため、インターネットやリサイクルショップで転売したりといったトラブルがニュースなどを通じて聞こえて来るようになったのは、同じ被災者として何とも情けない限りであるが、思い返せば、今年三月十一日の東日本大震災発生以来、親類知人を問わず、このブログにいらした方を始め多くの方から思い掛けないご支援や温かいお言葉を頂き、有りがたいと思う反面、自分はこの恩義に今後どうやって報いてゆくのか、正直、震災から九ヶ月余を経過して尚、暗中模索の状態ですが。この津波の跡地に立つ、雪交じりの強い寒風に晒され、右へ左へと揺れ動きながらも、尚光り輝く一本のクリスマスツリーは、生活の明かりの消えた深い闇の中で、まるで夜の大海原で航路を指し示す一基の燈台のようにも見えてくるのです。

…さ、今宵も更けましたね。東日本大震災の発生に限らずとも、世界的に見てもまさに激動と言っていい荒れた一年でしたが、毎年十二月十二日の「漢字の日」に、財団法人日本漢字協会が選定する日本や世界の世相を漢字一文字で表す“今年の漢字”は「絆(きずな)」。

東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)を始めとして、台風などによる大雨被害(平成二十三年七月新潟・福島豪雨、台風12号等)、ニュージーランド地震、タイ洪水などといった国内外で発生した自然災害などにより、家族や友といった身近でかけがえのない人物に対する絆を改めて感じたり、チームワークと信頼でFIFA女子ワールドカップに優勝したサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)の姿などに感動し、勇気を得たりしたことなど、多くの日本人が絆の大切さを改めて感じた一年であったためというのが、その選考理由だそうですが、私自身も人との繋がりの大切さを改めて感じさせて貰ったのが、この震災で得た一番の教訓だと思っています。

今年の更新は今回で最後になりますが、これまで、このブログを通じて知り合った皆様との御縁に深く感謝致しますと共に、相変わらずつたないブログですが、来年もよどうぞろしくお願い申し上げます。そしてメリークリスマス。どうぞ良いお年をお迎え下さい。

平成二十三年十二月二十四日 ブログ管理人・さっと拝

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皆さんお久しぶりです。今回の東日本大震災発生以来、長らく御心配おかけしましたが、本日やっと念願のインターネット回線が復旧いたしましたので、ここに御報告申し上げますと共に、震災発生直後に温かい御見舞いと励ましの言葉を頂きながら、半年の長きに渡り、御礼のご挨拶が遅れてしまった事をお詫び申し上げます。

連日の報道等で御存じかと思いますが、私の地元、岩手県大船渡市三陸町越喜来地区は、平成二十三年(2011)三月十一日(金)の東北地方太平洋沖地震で発生来襲した大津波により、死者・行方不明者九十四人。家屋の全壊二百三十一戸。半壊四十三戸。一部損壊八戸。慣れ親しんで来た大船渡市立越喜来小学校や大船渡市役所三陸支所(旧三陸町役場)を始めとして、大船渡市立三陸公民館(旧三陸町中央公民館)、三陸郵便局、越喜来保育所、大船渡農協三陸支所、越喜来漁業協同組合庁舎等といった公共施設、町の基幹産業であった栽培漁業施設、養殖施設、港湾施設、漁船等が多数流失、損壊し壊滅状態となりましたが、我が家は高台にあっため住家、地震発生時に一緒にいた家族共に無事であったのは不幸中の幸いでした。

とはいえ、これまで専業漁業で生計を立ててきた我が家にとって、正直、今回の津波による被害は深刻なほど甚大で、長年仕事で連れ添ってきた二艘の漁船、生活の基盤となるホタテガイなどの養殖施設や漁業資材の大半が大破流失。親類や知人、見慣れた風景や思い出をも、ほんの一瞬のうちに海波に根こそぎ奪い取られてしまうという、自然の起こす災害の無慈悲さと過酷な現実を目の当たりにして、いつの日かこういう日が来ることもありえるだろうと心の片隅で、覚悟していたこととは言え、千年に一度と言われる未曾有の大災害を経験する当事者となってみて、津波の翌朝眼にした、無残に押しつぶされた家々やそれに乗り掛かるようにして丘に打ち上げられた船、ひっくり返った車。ビニールシートや布団に包まれて、臨時安置所となった、私の母校である越喜来中学校の体育館に次々と運び込まれる遺体の山。予想を超えた津波のすさまじい威力に、あっけなく乗り越えられ無残に打ち崩された、津波から町を守るために建てられたはずの津波防潮堤の残骸は、人間の力なんて自然の前にはなんて無力なんだろうと、感じさせずには居られませんでした。

福島第一原子力発電所の事故は未だ終息に至らず、余震も続いておりますが、震災の発生から五ヶ月以上経過し、停電に伴う、一ヶ月以上にも及んだ蝋燭生活や、食糧や車のガソリンの調達に奔走した事も、いや、ホタテの養殖作業に汗を流してきたあの日常ですら、もはや人々の記憶の奥底へと消え去ろうとしているように見えます。

私はといえば、五月の連休明けから、罹災した漁師の仲間たちと一緒に越喜来湾から引き揚げられて来る、瓦礫と化した膨大な養殖漁労施設の撤去作業に従事しておりますが、日当を貰える今は良いですが、産業はほぼ壊滅状態にあり、漁師の足たる船を失い、活動の拠点となる漁港も地盤沈下等の深刻な被害を受けて漁業再建の目途すら覚束ず、目に見えず、実態があるのかすら良く解らない放射能の数値に一喜一憂する日本の現状は、なかなか先の光明の見えぬ真っ暗な洞穴を手探りで歩いているようなものです。

でも私は生きてます。きちんと二本の足があります。周りは瓦礫だらけで足場はすごく悪くて、ぐらつく石に足を取られ、よろける事もしばしばですが、地面を踏みしめて歩いているのは紛れもない私自身の足なのです。

未来ある人、夢を持った人、守るべき家族がある人、一生懸命生きてきた人、そんな人が今回の震災で沢山亡くなりました。場合によっては、いや、これは冗談でもなんでもなく、選択肢が少しでも違っていれば、私自身も今回の津波に呑み込まれ、暗い海底に躯を晒していた事もあったでしょう。

でも、現実は生き残りました。なかなか自分は器用に生きれない方だと思ってます。だから正直、明日が未来が不安です。でも生きているんです。二本の足で立っているのです。だから、せめて不器用なりにあがいてみたいと思います。

今日、半年ぶりにまちにまったインターネット回線が復活しました。積もりに積もった未読メールの山が時間の流れを示してます。時間は確実に進んでいるんですね。
せっかくなんで、まずは手始めに、ネットに接続できなかった五か月余の間に溜まった皆さんのブログ記事、時間をかけてじっくりと読み漁りますか…。

あ、そうそう、ゼロから、いえ、マイナスからかもの再スタートですが、“がんばろう○△□!!”とか言うのはなんとなく好きじゃないんです。他にうまい言葉が出てきませんが、あがいて生きてみせるのが人間、私も結構往生際が悪いんですよ。

平成二十三年八月吉日。ブログ管理人・さっと拝

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お気に入り登録、並びにブログご訪問の皆さま、新年明けましておめでとうございます。

思えば昨年の元旦に今年こそは頑張って更新すると宣言、予告しておきながら、ついに一度も更新しないまま、一年が経ってしまいました。
猫の神社に関する考察《猫淵神社考》は(その3)のまま、すっかり一昨年の夏よりほったらかしになっております。私のつたない文面にも関らず、お楽しみにされていた方々、申し訳ございません。

この一年を思ひ返せば、ライフワークとなっている猫淵神社にまつわる新たな謎や新発見に加え、昨年の正月八日に参拝した、かつて鉄の町として知られた岩手県釜石市の観光霊場である「釜石大観音」で密かに囁かれる、ここでデートしたカップルは破局するという都市伝説について考察した「釜石魚籠大観音登拝ノ記(仮題)」を始め、幸い越喜来湾に目立った被害はなかったものの、二月二十八日に南米チリから日本沿岸に襲来し、岩手・宮城両県の沿岸漁業養殖施設等に大被害を齎した平成二十二年チリ地震津波。四月三十日に撮影した春恒例の越喜来中学校、大船渡市役所三陸支所(旧三陸町役場)の満開の桜の紹介。岩手県沿岸では初の真夏日となった七月十九日に三十三年に一度の本開帳が行われた、陸前高田市矢作町の観音寺にある、坂上田村麻呂伝説所縁の巨大木造十一面観音三尊立像の貴重な生写真。九月二十五日に台風12号の直撃を受け、激しい雨の降りしきる中で無理やり決行された越喜来総鎮守新山神社式年五年大祭。気仙誕生千二百年を記念して、十月二十三日に大船渡市のリアスホールで行われた姫神コンサート等々云々、昨年も面白いブログネタや行事や事件が沢山あったにも関わらず、とうとう何れもお蔵入りとなってしまいました。

とはいえ、もったいないので貴重なネタは機を見て掲載したいと思いますので、興味がおありの方は気長にお待ちいただければ幸いです。

さて、例年なら新年のご挨拶には、太平洋の水平線から昇る朝日の写真を掲載しているのですが、今年は悪天候なども重なり、残念ながら撮影の機会を逸してしまったので、今回は代わりと言ってはなんですが、やはりこれもお蔵入りとなっていた、昨年八月二十二日に筆者自宅付近より撮影した、虹色に輝く夕日の写真を掲載させていただきました。

恐らくは古くから「瑞雲」「慶雲」「五色雲」などと呼ばれ、見た人に吉兆を呼ぶとされる、縁起の良い「彩雲(さいうん)」の一種と思われますが、どうぞ皆様に今年も沢山の福運が燦々と齎される事を願いつつ、本年もどうぞ宜しくお願い致します。
                          
                                     平成二十三年元旦 ブログ管理人さっと拝
   


あ、そういえば蛇足ですが、私の今年の初詣に引いた御神籤は“吉”でした。
気になる御託宣の内容は、「▼このみくじにあたる人は、気性をしつかり持ちて物事をすれぱ、何事も思いのまゝに成就すべし、人に頼るべからず、だだし目上の引立あればわが身をたかぶらず従うべし…」
その直後、失せ物絵馬などの写真を撮ったのがまずかったのか、折からのみぞれ雪に足を取られ、神社の石段を二段ほど踏み外して見事尻餅を附いてきましたが、ま、今年は始まったばかり、好い事あればいいなぁ…。

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皆様、新年明けましておめでとうございます。

八月末のUp以来、ブログ更新を怠けている間にすっかり年が明けてしまいましたね。三陸沿岸は珍しくボタン雪の舞い散る元旦となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

そういえば、不思議な事に更新を怠けていると、まるで天が話題を提供するかのように、一昨年の夏はツキノワグマが越喜来湾を泳いで横断し、昨秋には家の中にホンシュウモモンガが迷い込むという珍事か発生しました。当に日々是不思議也。今年はどんな珍しい動物が私にネタを提供してくれるのか、今から楽しみでがんす。

いやいや、そうじゃないですね。

このようにブログのネタが無い訳ではないのですが、一度更新を怠るとなかなか更新ができないのが私の悪い癖。

さて、動物ネタと言えば、昨春から取り組んでいる、猫が祀られているという猫淵神社に関する考察。《猫淵神社考》というサブタイトルに同名の書庫を追加させてもらいましたが、最初に参拝した際は簡単に紹介して終わる話だろうと思っていた話が、まさかこんなに複雑な論文になるとは思っていませんでした。未だ(その三)までしかUpしていませんが、奇しくも今年の干支は寅、猫淵神社に祀られる伝説の猫の名も「トラ」。謎解きのヒントとなるトラトラ繋がりで、今年こそ、皆様と一緒に猫の神社の正体に迫りたいと思います。

一年の計は元旦にあり、今年こそはせめて月一の更新が達成できればいいのですが…、口だけにならないよう気合を入れて頑張りますね。

尚、今回掲載の、雲間から太平洋を照らす三枚の朝日の写真は、昨年の元旦に掲載した日の出写真と似てますが、確かに撮影場所は同じなんですが、先月の鮑漁口開けの際に撮ってきた写真ですので、正月の初日の出を想像しながら、お楽しみいただければ幸いです。

では、こんな管理人ですが、皆様の健康と益々の発展をお祈りしますと共に、本年もどうぞ宜しくお願い致します。

                                       平成二十二年元日 ブログ管理人・さっと拝

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ブログバナーを新しく作ったので変更してみましたが、実際に使用してみるとやっぱり小さくて読みずらいな…。

実は前に使用していたブログバナーには、私の撮影したお地蔵さんがたくさん写ってたんだけど、小さくなりすぎて何が写っているのかさえ解らなかったので、今回のはまだましな方。
とはいえ、せっかく作ったのに大きく出来ないのはつまらないから、縮小する前のも載せてみました。

今回背景に用いたアンティークなお馬さんの絵は、国の重要有形民俗文化財に指定される青森県上北郡七戸町所蔵の「南部小絵馬」の写真を、携帯電話のカメラで撮影し、待ち受け画面用に加工したものにパソコンで文字など入れたりして手を加えたもの。オリジナルは江戸時代に描かれたものなんですが、こんな名品を手に入れて自分のコレクションに加えることが出来たらどんなにいいことか‥。ちなみに絵馬のレプリカなら、上の図柄も含めてお土産で売っているみたいです。

え、タイトルの文字のレイアウトが何かに似ている?パクリっぽい?、…あまり気にしなさんな(笑)。

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