三浦哲郎文学を読む会

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先日、岩手日報の記事に『九戸城ボランティアガイド』のことが載っていました。

デーリー東北のHPにも載っているので参照して下さい。
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2007/04/26/new0704261603.htm

同じ二戸市内の国指定史跡・九戸城跡の魅力を多くの人に紹介するために活動していて、もう6年目になるといいます。
今までに延べ一万二千人を超える見学者を案内しているというから、私たち「ゆのはなガイド」の大先輩に当たることになります。
これから活動を続けて行くに当たって、色々なことを学びたいので、今後交流を持ちたいと思っています。

九戸城といえば、三浦哲郎氏の歴史小説に『贋まさざね記』という作品があるのです。(福岡町立図書館の蔵書印が付いていた)
これは、知人の田代さんが九戸城のことを調べていて発見したのだといって教えてくれたのですが、歴史小説月刊誌に掲載されただけで他に刊行されていないようなので、恐らく、あまり知られていないのではないかと思います。

内容は、郷里の町に帰って住んでいた頃に、居酒屋の飲み仲間たちとひょんなことで九戸合戦の古戦場に出かけて行った作者が、いきなりそこで槍をもった大きな甲冑武者にぶつかった。突然、歴史は天正の昔にさかのぼり、作者は具足をつけて九戸合戦の修羅場に馳り出されるハメになり落城の場に遭遇するというストーリーで、現代から天正の昔にタイムスリップするという、ミステリアスなストーリーで意外性を感じさせられました。
作者は、九戸政実や九戸合戦のことを「南部史要」と「九戸軍談記」「奥南旧指録」「二戸郡史」「三戸郡史」の資料を読んで調べたそうで、実に詳細に描かれていて、この小説を読めば九戸政実や九戸合戦のことが良く分かるようになっているので郷土史を知るためのにもお薦めの本だと思います。

作者の言う郷里の町とは一戸町のことで、長く暮らすのはその時がはじめてだと言っているので、先日投稿した年譜を見ると、1959(昭和34)年頃になるものと思われます。

喋れば、忽ち議論になり、まるで、議論するのでなければ話に身が入らないとでも思っているような常連客のいる、つまらないことでものんびり議論に耽っていられるという居酒屋「魚籠屋」に通っていたといいます。
郷土史家の志木先生、洗濯屋の小田さん、遊び人の七やんが登場人物として描かれています。
橋の袂の銭湯では、湯に浸かりながら志木先生から九戸政実と九戸合戦のことを教わったことになっています。
三浦さんは、実体験を元に書いている人なので、またここで宝探しの種が増えてしまいました。
これからは、一戸方面での情報収集にも力を入れてみようと思っていますので、先ずは、のんびり議論に耽っていられるという居酒屋を探してみることにしよう。


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