|
昨日、「金田一温泉まつり」の様子を見に行ったら、「なにゃとやら競演」のイベントが丁度始まるところだった。
4組のナニャトヤラ保存会が出演すると言うので、三浦さんの作品に出てくる「ナニャトヤラ」を思い出しながら、観て見ることにした。
出演団体は金田一、一戸、田子、二戸の各保存会だったが、それぞれの地域でリズムや踊り、それに太鼓の敲き方の違いがハッキリ分かった。
一戸の太鼓のリズムや踊り方は、盛岡のさんさ踊りではないかと間違えるほど違っていた。
踊り手の若さもあるが、田子町のナニャトヤラはリズムや踊りがズバ抜けて上手くて、思わず拍手を送ってしまったほどであった。
ナニャトヤラの唄は即興でも歌えるようで、それぞれによその民謡を入れたりして、楽しんでいた。
ナニャトヤラ踊りのポイントは、三浦さんが作品に書いてある通り、足の払い方にあるようだ。
軽くのけ反るように浮かせた腰から下の、脚のスピードが早まったり遅くなったり、軽く足踏みしたりと、足の動きも実に優雅で、前後左右に払うように動くのである。
太鼓の打ち手たちも、踊子の足払いに合わせて、踊るようにして敲いているのである。
田子の人たちの踊りを見ていて感心させられたのは、手と顔の動きが綺麗に合っていて、その手の動きが、まるで蝶々がヒラヒラと舞っているかのように、優雅に見えたことである。
ナニャトヤラの踊りは、顔、手、腰、足それぞれの動きが独特なのだ。
金田一と田子はよく似ていて、よそに比べて優雅な踊り方をしていると思っている。私には、子供の頃に盆踊りでよく踊っていた金田一のナニャトヤラの踊り方とリズムが染みついているせいか、これが本物のナニャトヤラだと思えてならないのである。
作品「ブンペと湯ノ花」に描かれている隣村の盆踊り大会では、作者も踊りに参加している。
金田一の踊りを習ったであろう三浦さんが描いている「ナニャトヤラ」は果たしてどちらのものだろうか?
|