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付添婦の岩崎さん

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三浦さんはお母さんが倒れて一戸の病院に入院している時、東京から頻繁に見舞いに帰郷していたそうだ。
そのことは『愁月記』『旅雁の道草』などの作品に詳しく書かれている。
昭和54年〜58年の5年の間、毎月一度必ず通い続けたようで、最後の1年間の帰郷と道草の様子を綴った記録が『旅雁の道草』という作品になっている。
本の題名はその様子が、まるでせっかちな渡り鳥のようだと娘さんに言われたのが元になっているそうだ。
これは、月刊「婦人画報」誌に毎月1章づつ12回に渡って連載したもので、母の最後の記録になるとは思いも寄らない偶然の結果だったと言っている。

作品の中に岩崎さんという付添婦が登場する。三浦さんはこの人にお母さんの付添婦をして貰ったことに深く感謝していて、その人となりについて色々な場面で表現してくれている。
彼女は〈戦争中に乗り組んでいた病院船が潜水艦に撃沈されて漂流中のところを運良く駆逐艦に救助された従軍看護婦の生き残りで、戦後は病院の婦長を務めた経験の持ち主である〉と『愁月記』に書いてあり、作品に出てくる「唐草模様の風呂敷の話」などは何ともうまい話しであった。

その岩崎さんは、今も元気で生地である金田一で暮らしているという話しは聞いていた。
今日、会員のSUGAさんから電話があって、その岩崎さんに会って来たと報告してくれた。
今は、市内の施設に入所しているそうで、会いに行ったら大変喜んでくれて、「三浦さんに宜しく言って下さい」と何度も話していたそうだ。
そして、お母さんの付添婦をすることになった経緯を話してくれたそうだが、詳しい話しはこの次の例会で聞けると思う。1時間以上も話して来たそうなので、どんな話しをして貰ったのか楽しみである。

私たちが活動し始めてマスコミに取り上げられてからは、色々なところから三浦哲郎文学の題材に関連した話題や情報が入ってくるようになってうれしい限りである。
しかし、それを聞いているだけで終わるのは何だか大事なものが失われて行くようでいたたまれない気持ちがする。何とかして記録に残せないものかと模索中である。

本のカバー及び見開きの絵に注目して見るのも面白い。
『旅雁の道草』は画家の小松久子さん、『愁月記』は司修さんで、二人は三浦さんの殆どの作品の挿絵を担当しているようで、この地域に良く取材に来ていたらくて、どちらの絵もこの地域の景色を描いているものだろうと思う。
『旅雁の道草』のカバー絵の山の景色はどことなく金田一温泉の裏山に似ている。小川には「土橋」が架かっていて、三浦さんの作品の雰囲気をうまく捉えている。
『愁月記』のカバー絵は一戸の馬淵川に架かる岩瀬橋の袂と思われる。因に題字は三浦さんの直筆となっている。

今、ダンジャ坂の登り口の長川に昔在った「土橋」を復元しようという機運が高まっているので、早く実現して欲しいと願っている。

と言うことで、今日は電話の情報が入ったので『冬の雁』の内容の話しは足踏み状態になってしまった。

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『旅雁の道草』のカバーの絵は、まさしく温泉郷のものですね。『白夜を旅する人々』のカバーの絵も、ひっそりとゆかりの家周辺が描かれていて感動しました。何度も二戸においでいただいたのであれば、そのお話も聞いてみたいものです。挿絵展というのも皆さんに知っていただく一つの方法かも知れませんね。

2007/1/26(金) 午前 9:43 [ まつの実 ]

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「唐草模様の風呂敷の話」の中身聞きたいです。二戸に三浦哲郎とそんなに関係の深い人がいるなんて、知らなかった。三浦哲郎と二戸って一言でいうとどんな関係なんですか。初心者におせーて。

2007/1/26(金) 午後 11:52 [ 二戸ローズ ]


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