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先日の、劇団四季『ユタと不思議な仲間たち』二戸公演を観劇した際に、小夜子が言った素敵なせりふが気になって、原作にもそんな言葉があったかどうか調べてみようと思ったのに、そのままになっていた。
分教場の野外授業中の場面で、クルミ先生の背中に大嫌いな青虫がついているのを一郎がとって上げると、それをクルミ先生が足で踏み潰そうとするところで、小夜子が発する言葉がとても印象的だった。
クルミ先生に、そんな残酷なことは止めてと絶叫する。
すると先生は、どうせ鳥や昆虫の餌になる害虫なのだから殺していいのだと言うが、小夜子は殺してはいけない、先生に踏みつけられるより鳥や昆虫に食わた方が青虫の命が繋がるのだから役に立てて幸せだ。先生に踏み殺されるよりはずっと良いことなんだと言う。(メモを取った訳ではないので大筋で…)
命の連鎖を訴えている場面であった。
感動のシーンで、三浦文学のテーマでもあるが、果たして原作にはこんな場面があっただろうか?
そんな思いがしたので、本を紐解いてみたが、やはり見つからなかった。
東日本大震災の被災者達へのエールの意味を込めた脚色だったのだろうか?
それにしても、少女が教師に対して発する言葉だっただけに、子供たちにも大きなインパクトがあったに違いない。
東北の被災地の多くの人達に感動と勇気を与えてくれた劇団四季の『ユタと不思議な仲間たち』公演は、24日の名取市と、26日の南相馬市の2回公演を残すのみとなった。
コンビニの弁当しか食べていないと言っていた劇団員やスタッフ達も長旅に疲労が蓄積しているに違いない。
無料招待で1ヶ月間も巡回公演をするとは、劇団四季のパワーに恐れ入った。唯々感謝あるのみである。
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