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先日ネットで注文しておいた新刊本・三浦哲郎著『流燈記』が今日届いた。
先ずは、後ろを覗いてみると、解説は
「言葉の灯籠を灯す闇」 … 堀江敏幸
となっている。
そして、珍しいことにもう一人
「装幀に寄せて」 … 司 修
も掲載されている。
ここには装幀を担当した司さんの拘りと思いが分かる文章が綴られている。
〈 暗くなってからまた『流燈記』を読み始めました。再び懐かしい思いに包まれながら、「この本の装幀は、もういない三浦哲郎さんが、喜んでくれるものにしたい。」、という思いが目まぐるしく頭の中を駆けているうちに、なぜか。『井伏鱒二自選全集』の装幀が浮かんできました。その他、井伏さんの単行本の装幀が気になって離れませんでした。
そうしているうちにぼくはとんでもない決断をしました。
『燈流記』を手にした、あの世の井伏鱒二さんが喜ぶものにしようと。
すると、ぼくは書道全集を持ち出してめくり、「流」「燈」「記」という文字を集め始めたのです。文字のみの本をイメージしていたのでしょう。そこへ森の小道に茂る野の萩を描き、墓前に手向けるよう置いたのです。〉
この週末にじっくり味わいながら読むことにしよう。
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