|
今日は、三浦哲郎氏の命日、3回忌になる。
読む会の会員有志で一戸町の広全寺にお墓参りをさせて頂いた。
穏やかな天気の朝7時、早朝にもかかわらず6名の会員が、サルスベリの真っ赤な花が残暑に燃える墓所に集い、三浦哲郎さんのお墓を拝ませて頂いた。
墓前には、三浦さんが作品に描いた菊の花を手向け、M本さん自作の美しいフラワーアレンジメントも添えられて、周囲の墓からひときわ華やいで見えた。
墓参りの後に、お寺にご挨拶に寄ったら春覚東堂にお会いすることができた。
会員からの要望で、三浦哲郎さんのお母さんがお寺に買って貰ったと言われている書の額を拝見させて頂きたいとお願いしたら、快諾いただいた。
執務室の壁に掛けられていたその額は、書家として名のある八戸市の和尚さんが書いたものだそうで、
「福寿如意」 幸福で長命であることが思いどおりになること。
と書かれているその額の経緯を、当時のことを思い出すように説明して下さった春覚さんは91歳になられたそうだが矍鑠としていた。
右の丸が描かれている絵が何を表しているのかについても聞いてみたが理解できる説明は頂けなかった。
作者のことなど、この額について情報をお持ちの方は教えて頂けたら有難い。
春覚さんが、三浦さんのお母さんに頼まれてこの書を購入した時、三浦さん家族の生活が大変な頃だったようなので、そうと知っていればもっと高く買って上げるべきだったと、思い出しながら話していた。
そして、奥の部屋から、このお寺で三曲会の演奏会をしていた頃の写真を持ち出して来て、三浦さんのお姉さんの琴の教室のお弟子さん達と一緒に写っている写真を懐かしそうに説明して下さった。
そこには、三浦さんのお母さんやお姉さん、そして、学生服姿の三浦哲郎さんも写っていた。
貴重な写真なので、後日改めて取材させて頂きたいとお願いして、出勤時間を気にしている会員達と広全寺を後にした。
読む会では、色々な取り組みをしているのに、会員達の集合写真を撮る機会が殆ど無かったので、お寺の鐘楼の前で記念写真を撮ることにした。
あっと言う間に3回忌を迎えることになったが、これからも三浦文学の顕彰と普及に努めさせて頂くことを三浦さんの墓前に誓わせて頂いた。
|
全体表示
[ リスト ]





広全寺の額「福寿如意」に描かれている二つの丸は、仏教において、すべての物事を思い通りにかなえてくれるとされる宝の珠で、「如意宝珠」あるいは単に「宝珠」と言います。この額を書いたのは、八戸出身で、明治時代に曹洞宗大本山總持寺の住職をつとめた西有瑾英(穆山瑾英)です。
なお、広全寺の春覚老師は大正8年生まれですので、今年で満93歳のはず。
2012/8/30(木) 午後 7:12 [ anyo ]
丁寧な解説と情報をありがとうございます。
絵については、春覚さんもそのように話していたような気がしますが、私がうまく理解できなかったのだと思います。
作者はそんな偉い方だったのですか?
以前に八戸のバスツアー客達を案内したときに、この額を見て作者のことを有名な人だと話していたのを聞いたことがありましたが、その時は聞き流してしまったものですから、今回教えて頂いて助かりました。広全寺にもお伝えしようと思います。
春覚さんが幾らで購入したのか分かりませんが、高価なものに見えます。
年齢は当人にお尋ねして教えて頂いたのですが、間違えていましたか。
春覚さんのことが少し気がかりです。
2012/8/30(木) 午後 8:59 [ oki*_ ]