三浦哲郎文学を読む会

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古書のwebサイトで津島佑子と三浦哲郎の対談録が付録になっている書籍に目が止まった。
太宰治の次女である津島佑子が長編小説『火の河のほとりで』の出版記念対談だというので、どんな内容の話なのかたいへん興味を覚えたので、早速注文して取り寄せたのだった。

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対談『火の河のほとりで』について 津島佑子&三浦哲郎  
1983年(昭和58年)10月5日  講談社
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対談は、タイトルの通り『火の河のほとりで』の内容について三浦さんが受けた感想を主体に語り合っているだけで、期待していた父太宰治とその文学には全く触れられていなかった。

小説は、〈設計コンサルタント岩本慎一をめぐる三人の女性の生き方と愛のかたちを鮮烈に描く〉ストーリーとのこと。
主人公の職業が設計コンサルタントだとは…。
今度の連休にでも読んでみることにしよう。

ということで、今度の例会の題材の手掛かりは期待できなかったが、三浦さんと津島佑子さんとの間には何か深い繋がりがありそうなので、もう少し調べてみたいと思う。

ご存知の方がいたら情報を提供頂けたら有難い。

例会案内の通知

1月例会の開催案内を会員宛に以下の通り葉書で通知したので、大勢の参加をお願いしたい。
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いつもこのブログを読んで下さっている「アルビノについての(略)ブログ」運営の武器屋さんが、最近、三浦哲郎について記事を書いているので紹介したい。

武器屋さんは「アルビノ(先天性色素欠乏症)を描いた作品のこと」から三浦作品に着目されて、熱心に調べられたようで、作者の思いを探る力作になっていてる。


構想10年くらいの『白夜』 
   2012.12.23

生きている者への配慮/いなくなった者の再生
   2012.12.25

「文学の目」で『白夜』に臨む
    2012.12.26

三浦哲郎関連文献           2012.12.31

『白夜』への助走      2013.1.1


私たちも、当初は三浦家の〈白っ子〉のことについて触れることに躊躇していたが、ある時、堂々と身内のことをさらけ出していた本人の言葉を、二戸市民文化会館での講演の録音テープで聞いてからは、作家三浦哲郎を語るときの重要な要素として堂々と語るようになった。
それでも、隣町にまだ健在だったお姉さまのことを気遣って、遠慮がちにならざるを得なかったのである。
やはり、そのような境遇にありながらも残された者たちと生き抜き、そして末っ子の三浦さんを生み、育て、波瀾万丈の人生を送った母親は立派だったと思う。

武器屋さんには、勝手にブログで紹介したことについてご了承頂きたい。
お詫びをしながら、これまでの力作に敬意を表したい。




来週の日曜日・13日は今年初めての1月例会の開催日である。
今回は記念すべき第80回目となり、会の創立から8年目に入ることになる。
予告どおり今回は太宰治と三浦哲郎について取り上げることにしている。ファンならご存知のように、三浦さんは太宰治の小説を読んで文学に目覚めたことになっているので、太宰ファンでもある会員がいる中で、大いに盛り上がるだろう。果たして1回だけで済むテーマなのかな。

うれしいことに、神奈川県在住の30代の女性М.Kさんから今回の例会に参加させて頂きたいと12月中旬にメールを頂いている。


第80回・1月例会開催のご案内

 ■日時:1月13日(日)午後2時〜4時
■場 所:金田一コミュニティセンター・アツマランカ
岩手県二戸市金田一字馬場80  TEL:0195-27-2114
最寄駅 金田一温泉駅
最寄りバス停:JRバス・馬場

 ■例会行事

・第1部 三浦哲郎文学と太宰治


・第2部 情報交換

1.参加者からのひと言 …全員(三浦文学や日常の出来事など)
2.その他


●参加費:無料
●参加申込:特に無し。自由参加。会員以外の方でも参加自由です。
●問い合せ先:電話0195-27-4282 fax27-4284
Eメール:okino@smile.ocn.ne.jp
三浦哲郎文学を読む会 会長 沖野 覚
〒028-5711 二戸市金田一字馬場119-3


※求む新入会員! 大歓迎新入会員!


大勢の参加をお待ちしています。


ところで、遠路はるばる参加して頂くМ.Kさんは、神奈川県出身・在住で、二戸や三浦哲郎氏と直接のつながりはないが、全13巻の全集や代表作など三浦文学を好んで読んでいるファンだそうです。
今回、まとまった休暇を取ることができたので、三浦哲郎氏ゆかりの土地を訪れる「三浦文学の旅」に出てみようと思い立ったとのこと。
例会に参加しながら二戸のゆかりの土地場所を訪れたり、ゆかりの宿「きたぐに」にも宿泊してみたいなどと、楽しみにしてくれているようなので、会員みんなで歓迎したいと思う。
生憎、最も寒い季節ではあるが、三浦作品の舞台を味わうには、こういう季節の体験も貴重なことなので、風邪をひかないように万全の支度をしながら、冬の情景を満喫して行って貰いたいと思っている。

元旦にテレビで「徹子の部屋 新春スペシャル」を観た。

新春いま甦る昭和の名場面SP!時代を飾った方々の映像を厳選して紹介!

出演は石原裕次郎、坂本九、美空ひばり、丹波哲郎、森繁久彌、嵐寛寿郎、渥美清、倍賞千恵子、高倉健、吉永小百合、長谷川一夫など、蒼々たる人達の想い出の映像だったが、中座しながらもその一部分を見ることができた。
坂本九、美空ひばり、倍賞千恵子、高倉健、そして吉永小百合の場面を観たのだったが、同じく年越しには高倉健の主演映画6本をBSで一挙に放送していて、これも立て続けに観ていたので、ここでも観せられた上に「NHKプロフェッショナル仕事の流儀」まであり、健さん漬けの正月になってしまった。
でも、寡黙でニヒルな男ぶりには我ら男も参ってしまうほど魅力的なのである。
どの作品も何故か鑑賞後に実にさわやかな気分にさせてくれるので、ついつい見続けてしまった。

魅力的といえば、吉永小百合はやはり素敵だった。
その吉永小百合から、若いころの憧れの男性の話が出て、何と、驚いたことに加藤剛に胸キュンだったというのである。

あの熊井啓監督が「忍ぶ川」で志乃役にと熱望していて叶わなかった吉永小百合がである。

もしも、志乃役になっていたらどうなっていたことだろう。
純情派路線にも影響していただろうが、憧れの人だったとは、とにかく驚いた。

●過去の記事 熊井啓への旅 忍ぶ川-5  2009/5/11 参照

 脚本の初夜のシーンをすべてカットしろ、などと主張した吉永小百合の父芳之(よしゆき)との交渉が物別れに終わり、所属する日活で「忍ぶ川」の実現が断たれた熊井啓はフリーに転じた。
「吉永君(小百合)が吉永氏(父)の反対を押し切って、私たちスタッフを信頼し『忍ぶ川』を完成していたならば、全く違った人生コースを辿(たど)ったに違いない」と熊井は「映画『忍ぶ川』をめぐる総(すべ)てについての記録10」で述懐するが、確かにそうだ。「忍ぶ川」は吉永小百合の代表作になった可能性がある一方、そこでヌードを披露した場合、今日のイメージとは異なる吉永小百合を歩んだと思われる。

主演は加藤剛(ごう)、ヒロイン志乃(しの)役は原作の三浦哲郎(てつお)が熊井に「栗原小巻(こまき)という新人女優がいるが、どうだろう」と提案し、希望が通って栗原小巻になった。二人とも俳優座の劇団員、スケジュールが調整しやすいことも幸いだった。


出演者の誰もが意外な面をさらけ出してしまうのだから、聞き手の黒柳徹子の話術にはどの人も叶わないのである。

その黒柳徹子も、実は三浦哲郎原作のNHK連続テレビ小説「繭子ひとり」(1971年4月-1972年3月)に出演して牟田悌三と夫婦役を演じたことがある。それは、第二次世界大戦中に青森県三戸郡南部町疎開していたことがあり、南部弁を話せる役者だったからで、この作品にうってつけの配役だったのである。この番組に出演したことでたいそう評判になったといわれている。

三浦哲郎文学に関連した人達はこのように大成しているいるのだから、やはり、三浦哲郎文学は凄いと思う。


何ともはや、こんな具合に三浦哲郎文学に託けてテレビ漬けの正月を過ごしてしまったのだった。

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