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昨日のニュースで
《群馬県では、現在、八ッ場ダム工事が行われており、あと数年で川原湯温泉駅と吾妻渓谷は、八ッ場ダムの底に沈んでしまいます。》
という記事が目に留まった。

三浦作品『回想のある風景』『群馬の山と湯ー川原湯から花敷へ』に出てくる場所である。
この本では、三浦氏の懐かしの温泉「花敷温泉」を訪れる途中に川原湯温泉で一泊している。
そこに描かれている情景から、関東耶馬渓といわれる吾妻峡は一度訪れて見たいと思っていたので、このニュースを見て驚いている。
湖底に沈む前に、その先の「花敷温泉」と共に是非訪れて見たいものである。
「花敷温泉」は若い時に、自殺をしに来たんじゃないかと間違われた、三浦さんの思い出深い温泉である。
文筆で生計を立てる決意をした駆け出しの頃に、期待していた雑誌掲載予定の原稿が没になり、当て込んでいた原稿料が途絶えて、どん底生活の中、心機一転のためにと、奥さんが着物を質入れして旅費を工面してくれた、忘れられない初めての一人旅だった。
山奥の谷間の素朴な温泉で、河鹿の声を聴きながらゆっくり湯舟に漬かってみたいものである。
あの頃は湯殿に蜥蜴(トカゲ)なんか入ってきたそうだから、さぞかし素朴な所なのだろう。
昔の金田一温泉郷に何処か似ているのかもしれない。

私はある作品のところを読んでいて、昨年の12月にN会員が「三浦さんが郵便局で働いていたそうですよ」と言っていたことを思い出した。

カシオペアサポーターズの助成事業中間発表会の時に、会場の一戸駅で「一戸駅写真展・資料展」に来ていた、国鉄一戸機関区の元職員だった人が、売店にいたN会員に教えてくれたそうだ。


『おふくろの妙薬』の中の『「忍ぶ川」のことー作品の背景』(S43.1 東京新聞)に

《私たちはその町へいって、まる一年、厄介になった。私は、もし健康が取り戻せなかったら、このまま町の郵便局にでも雇って貰うほかはないと思っていたが、さいわい元気を回復した。》

と書かれている。
原因不明の熱病に悩まされて、一戸町の実家に引き揚げてきていた時のことである。
間違いなく郵便局で働いたことに関連する記述で、機関区の人が言っていたことと符合する。
この文章を確認できたので、もう一度、元職員の方に会って詳しい内容を伺いたいと思っている。

もしも、そのまま町の郵便局に雇われていたとしたら、今の三浦文学の世界は生まれていなかったのかも知れない。

一戸町には、知りたい情報がまだ多く埋もれていると思わされる出来事であった。

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