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昨日の漆を呑む話は『うるし酒』という作品に出てきます。
これは『狐のあしあと』(平成11年1月30日 講談社発行)に掲載されていました。
「漆かぶれ」のことが書いてあって、昔の子供の頃のことを思い出させられたが、「漆かぶれ」のことは最近は余り聞かなくなった。
漆掻きの馬五郎爺さんは、いくら漆の免疫が出来ていると言えども、ひと山違えばかぶれる恐れがあるので、免疫をつくるために清酒にそこの漆の樹液をまぜて呑んでから、その山に入ることにしていたと言う。
飲むとやがてぱらっと発疹が出るが、それ以上はかぶれないそうだ。
この習慣は今も行われているのだろうか。
一合瓶の清酒に漆をたらし込んで、良く掻きまぜ、つうっと一息に飲むというが、漆掻きだから出来ることであって、普通人にはとてもできるものではない。
夏祭りに、山車をつくる材料に、裏山から漆とも知らないで切って持ち帰った若者たちが、かぶれて寝込んでしまったと言う話も出てくるが、今の若者たちには漆を見分けることができるだろうか。
この作品は、漆の特産地二戸にゆかりのある三浦哲郎さんが書いた「漆」の取って置きの作品だと思うので、皆さんにも読んで親しんでもらいたいと思う。
どの本に載っていたか思い出せなくて、気になると落ち着かなくて、暇を見ては本棚を漁っている始末であったが、ヤッと見つけることができて、落ち着きを取り戻した。
まつの実さん、情報をありがとうございました。
また、よろしくね。
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