|
先日読んだ『おりえんたる・ぱらだいす』の中にもサイカチの実で顔を洗う場面が書かれていた。
《この蜂ケ谷の姉のところへ逃げてきて、それからずっと、毎朝サイカチの実を漬けたお湯で顔を洗っているが、焔に舐められて黒ずんだ跡がいまだに落ちない。》
蜂ケ谷は八戸のことである。
三浦さんの作品の中に時々このサイカチの実で髪や身体を洗うシーンが登場する。
それが金田一温泉郷での場面にも描かれているのである。
私の年代の頃には使われていなかったように思う。だから、どんな具合に使えるのか分からないが、昔から石鹸代わり使われていたようだ。
サイカチは環境にやさしい石鹸である。
■サイカチと環境 http://www21.ocn.ne.jp/~fitn/saikachi/kankyou/index_saikachikankyou.htm
『サイカチは、再価値Do最価値!』 これは凄く響きの良いキャッチフレーズになりますね。
この八幡平市西根町の〈特定非営利法人 風景の生命(いのち)を守る地域づくりネットワーク〉の記事によれば、漆器の洗剤に今も実用しているという。また、漆にかぶれた時に、普通の洗剤で洗うと余計酷くなるのに、サイカチの実では大丈夫だという。身体にも優しい洗剤ということになる。
以前から、このサイカチを用いて、温泉入浴を味わってもらうことを、イベントに取り入れては如何かと思って、機会ある毎に話題にしているのだが、如何なものだろうか。
漆の産地として名声を高めようとしている二戸(浄法寺)には、ピッタリの取組みにもなると思うのだが。
昨秋にサイカチの実を収穫できていれば使えたのだが、私が目をつけていたホテルまべち苑の傍のサイカチの大木は、既に切り倒されたと人伝てに聞いた。
他にも温泉郷には実のなるサイカチの木があるだろうから、今年の秋には皆で皀の実拾いに出かけてみるとしようかな。
■サイカチ:ウィキペディア(フリー百科事典)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%81
■実用実験事例:NHK盛岡放送局 エプロンメモ より
http://www.nhk.or.jp/morioka/mamasta2006/memo/0417-1.html
■イーハトーブ・ガーデン:童話「さいかち淵」
http://nenemu8921.exblog.jp/7271652/
■以前に書いた関連記事:サイカチについて 20078/6/13
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/12620023.html
|