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「東北もずーっと北の方の、山間の谷に鉱泉の湧く村」などと、郷里のことを懐かしんで色々な作品に残してくれている三浦さんは、この岩手に大変ゆかりの深い人である。
昨年、岩手県立図書館に出向いて、郷土の作家コーナーなど、館内の開架書庫の何処を探しても三浦さんの本は見当たらなかったので、郷土にゆかりの作家として三浦さんも加えてもらえるように話しをさせて貰ったのだが、後にそれは基準外だからできないと、郵便で回答を貰った。
出生地が岩手県でないから該当しないのだそうだ。
実家や菩提寺が一戸町に在り、岩手を舞台にしたゆかりのある多くの作品を残しているのに、どうしてなのだろう。司書たちは本当に理解してくれているのだろうかと思えてならないのである。
釧路や函館ではチョット暮らしただけの石川啄木のことを、ゆかりの作家として大々的に取上げて全国にアピールしているではないか。
調布市では一時期三浦さんが住んでいたことがあり、作品に書いているというだけで、ゆかりの作家として扱ってくれているというのに。
岩手のこの地に住んでいる人たちの、過ぎ去った多くの生活を作品に描写して残してくれているということは、失われていく記憶の中で大変貴重なものだと思うので、その文化を伝えて行く意味でも、岩手の図書館でもっと三浦哲郎さんを郷土の作家としてクローズアップして頂きたいと願わずにはいられないのである。
今まで郷土にゆかりの作家として扱われていなかった二戸市立図書館でも、三浦哲郎コーナーを設けて頂けるようになってまだ2年たらずである。それでも、最も目立つ場所にコーナーを設けて頂けたことに、図書館の意気込みを感じている。
三浦さんを岩手にゆかりの作家に加えさせて頂くために、今後の岩手県立図書館の理解と取組みに期待して、交渉をさせて頂きたいと思っている。
早くこのコーナーにも仲間入りさせて欲しい。
□岩手の文学散歩
http://myn.north-tohoku.gr.jp/kodawari/db03-m002-t018.php3
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