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今年度、金田一中学校の3年生たちが、総合学習で
「夢をつかもう −カシオペアの輝く人たちから学ぶ−」
をテーマに三浦文学の研究に取組んでくれて、8月1日に2つの班が私のところに話しを聞きに来た。
その後、三浦さんの二戸講演会の録音CDを聴いて、温泉郷の文学散歩も体験して、三浦文学に親しんでくれた。
その成果を10月末に開催した青藍祭(文化祭)で発表したという。
その時のプレゼンテーションの資料から生徒たちの感想を拾ってみたので、生徒たちの思いを感じて頂きたい。
先ずは、
「自分たちの知らない世界を知ろう」
というテーマで取組んだA班からです。
金中生徒の感想
●S君
私は、三浦哲郎さんの作品をあまり知りませんでした。でも、今回の講話や実際に金田一を回ってみて、いろいろなことがわかりました。三浦さんのこれまで歩んできた人生や、三浦さんが住んでいた場所のことなどわかりました。湯田を回ってみて蔵の池のところや、緑風荘、馬淵川などをまわり、自分たちの住んでいるところにこんなにも素敵なところがあったんだ、と改めて思いました。個人でも金田一の湯田のいろいろなところを回ってみたいです。今回のことで、僕は三浦さんのいろいろな事がわかり、今まであまり興味のなかった本などに興味が出てきました。特に「ユタとふしぎな仲間たち」が、印象に残りました。劇団四季のユタも見てみたいです。パソコンで、劇団四季のユタを少し見ました。思っていたよりも迫力などがすごくて本当に見たくなりました。あと、「忍ぶ川」の映画もあるとパソコンに書いてあったので「忍ぶ川」も見てみたいです。
自分の住んでいるところが本に出てきてなんだかうれしいです。
●U君
自分はあまり三浦さんの作品を読んだことがありませんでした。僕が知っている三浦さんの作品は、「ユタとふしぎな仲間たち」、「盆土産」しか知りませんでした。でも、今回、沖野さんが三浦さんのこれまでのことや、三浦さんの作品のことについて講話をしてくれたので、三浦さんのことを知ることができました。自分は今回の講話で三浦さんの作品が金田一を舞台にした作品であることや、「忍ぶ川」で芥川賞を受賞したことなど、いろいろなことを教えてもらいました。
三浦さんのような素晴らしい人が金田一と関わりの深い方で、とてもうれしく思います。作品の舞台が金田一ということもわかったので、これからは、三浦さんの作品を読んでいきたいと思いました。
これからも、素晴らしい作品をたくさん書いて下さい。
●Tさん
今回、私は三浦さんについて学習してきて、たくさんのことを学んできました。なかでも三浦さんの小説に対する思いや気持ちなどがとてもよくわかりました。また、三浦さんについての話を聞いて、つらいことがあってもあきらめずに小説を書き続けていて、とてもすごいと思いました。小説の中での三浦さんはとても心の優しい人だということも、とても感じることができました。自分の気持ちなどを素直に小説に表せる三浦さんはすごいと思いました。この学習を通して今私たちが住んでいる金田一のよさや、三浦さんの生き方などとても貴重なことを学ぶことができました。今回学んだことを今後の進路にもつなげていけるようにしたいです。また、辛いことや大変なことがあっても私も最後まで何事もあきらめずにがんばっていきたいです。そして、機会があったらぜひ私も三浦さんの小説を読んでみたいです。
●Mさん
わたしは、今まで三浦さんのことをあまり知らなかったし、作品も「ユタとふしぎな仲間たち」くらいしか、読んだことがありませんでした。でも、今回の調査で今まで知らなかった三浦さんの小説に対する思いや、小説が書かれるまでの苦労、三浦さんが今まで経験してきた兄弟の自殺や失踪など、たくさんの辛い思いがあったことなどがよくわかりました。
また、三浦さんの今までの大変な思いがあり、なおかつそれを素直に作品に表現できたからこそ、有名な作品を数多く書くことができたのだと思います。自分の辛い経験を作品にあらわすことによって、自分のプラスにできるということはすごいことだと思いました。わたしもこれから大変なことや辛いことがあり、逃げ出したくなる時もあると思います。そんな時、今回、三浦さんから学んだ、自分にとって嫌なこと、マイナスになることを、自分の力でプラスに変えていく気持ちを持って、あきらめずに頑張っていきたいです。
●T君
自分は、三浦さんの作品をあまり読んだことがありませんでした。知っているのは「ユタとふしぎな仲間たち」、「盆土産」くらいです。「盆土産」は国語の教科書に載っていたので読んだことがあります。でも、「ユタとふしぎな仲間たち」などほかの数々の作品をまだ読んだことがありません。「ユタとふしぎな仲間たち」では、金田一を舞台にしていると聞いて、驚きました。金田一が舞台になっていることを誇りに思います。今回の講話では、三浦さんが昔かっこよかったことなど、いろいろなことを学びました。三浦さんが「忍ぶ川」という作品で芥川賞を受賞したと聞いたときもとても驚きました。これからもいい作品を書いていって下さい。
※これは原文のまま、了解を得て掲載してあります。
このように、折角三浦文学に関心を持ってくれたのに、学校には殆ど蔵書が無いのが現状なので、先ずはお薦めの本を揃えて上げることが大きな課題となってきた。
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