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先日の、母校金田一小学校の評議員会で、とても良かったと思うことが有った。
来年度の学校経営方針の新たな取組みとして「読書(朝読・家読)」を全面的に導入して行くということだった。
私も、今、こうして読む会で活動しているが、子供のころは、漫画本以外の本は殆ど読んだことがなかった。
実は、三浦哲郎氏も、大学入学までは夏目漱石の「坊ちゃん」ぐらいしか読んだことがなかったと言っている。信じられないことだが、三浦さんの場合は、それでも、日本文学の大家まで成り得たのだから、凄いとしか言いようがない。
しかし、私は、読めない漢字に触れたり、知識力の乏しさに嘆くこと頻りである。子供のころに読むべき本を読んで育っていたなら、もっと、色々な感性や、思考力が生れ育てられたのではないかと、今になって思うと、読書の大切さが身に染みて分り、後悔しているのである。
今年度も話題になった、全国一斉学力テストで、又もトップになった秋田県の大きな要因が読書力の育成だったということは、有名な話で有る。
子供の内に読むべき本は、しっかり読んで育って欲しい。それが多少むずかしい本でも、やはりチャレンジすることが大事だから、頑張って読んで欲しい。でも、やはり、読書を楽しんで欲しい。読みたくなる本を見つけて欲しい。たとえそれが文学系でなくても良いので、漫画以外であってくれれば、文字を、文章を通して自分の思考を一杯に働かせて、色々なことを考え、知ることができるのだから、兎に角楽しんで、自分から、読みたくなるような読書ができるような子供たちになってもらいたい。
学校では、今までも読書の取組みはやって来ている。
それが、何故、敢えて、新たな取組みの大目標として掲げられたのか。
それは、単なる何冊読んだかの数値の競争だけではない「3つのつくりの土台としての読書の位置づけ」としての、読書の導入と推進を図りたいというのである。
1.学習指導・学校研修の充実
2.よさを生かす教育活動の充実
3.健康教育の充実
読んだ本のことを、誰かに伝えたくて、生き生きとした目をしている子供たちで溢れる小学校。
さて、来年度の金小の子供たちの目の輝きが、どんなに増していくのか楽しみである。
校長先生には念を推さなかったが、三浦哲郎文学の『ユタとふしぎな仲間たち』や『盆土産』など、金田一温泉郷を舞台にした作品にも親しんでもらえるような取組みもしてもらえたら、尚うれしいのだが…。
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