三浦哲郎文学を読む会

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今日、金田一中学校へ三浦哲郎文学作品の推薦図書についての打合せに、小笠原、沼野(節)会員と3人で行って来た。

校長先生に推薦の趣旨文を提出しながら挨拶をした後、図書担当の教諭と推薦図書リストを元に協議を行った。

先ずは、学校の図書室の蔵書を調べて頂いてから、それを見て揃える本を検討しようということになった。
三浦哲郎さんの本は、殆どが絶版になっていて揃えるのが難しいために、読む会で揃えて貰えないかと、相談を受けた。
予算が1万円という事で、リストの全部は無理でも、今後の事も踏まえて、会員たちで優先順位を協議しながら揃えることで、引受ける事にした。
この取組みを元に、これからも金中の図書室の三浦哲郎文学図書の充実に協力して行きたいと思っている。
そのことを校長先生に話して、今後も生徒たちの三浦哲郎文学研究の取組みを続けて貰えるようにお願いをしたが、難しいような話をしていたのが気掛かりである。

■三浦哲郎文学推薦図書リスト
     1.三浦哲郎の世界
     2.雪の音 雪の香り ー自作への旅ー
     3.恩愛
     4.時のせせらぎ
     5.文集 母
     6.母の微笑
     7.母の肖像
     8.忍川
     9.短篇集モザイク1 みちづれ
     10.短篇集モザイク2 ふなうた
     11.短篇集モザイク3 わくらば
     12.少年讃歌


秋田県出身だという若い女性の図書担当教諭も、中学生の時に国語の授業で『盆土産』を習ったことを覚えていると話していた。
やはり、田舎言葉とえんびフライが痛烈な印象だったそうで、この作品の舞台が金田一がモデルだと知って驚いて、生徒たちにそのことを話して聞かせていると云っていた。

『盆土産』は、そういう意味でも全国の多くの人に知られた、有名な小説である事に間違い無いと確信している。

『鳥寄せ』

以前に、短篇連作の本『木馬の騎手』(単行本:1979.S54.10、文庫本:1984.S59.1.新潮社発行)のことを紹介したことがある。
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/14856249.html#28080836

その中の『鳥寄せ』についてブログにコメントを戴いた。

2009/2/18(水) 午前 2:04 [ sxd*s37* ]
《共通一次の2回生です。1980年1月受験生です。国語・現代文に「鳥寄せ」の第4節が出ました。悲しい内容で、そのあとの古文・漢文の試験問題がボロボロ出来なくなったことが思い出されます。》



三浦作品が色々な試験問題に出題されている話は良く聞くが、こんなに思い出深い印象に残る話を聞かせて頂いてうれしい。
素敵な情報をありがとうございました。

コメントを戴いて『鳥寄せ』を読み返してみた。
私たちの地域の方言を、ここまで忠実に小説に書き表す作者の南部弁への拘りには改めて感動する。
第4節は確かにとても悲しい場面で、何度読んでも虚しくなる。
しかし、主人公の「俺は挫けたりはしないぞ!」という思いが潜んでいるのが救いになっている。
読み終えてからも、心なしか主人公のその後が気掛かりでならない。

この『木馬の騎手』には、作品によっては、金田一のことを描いていると思われるものが幾つか有り、とても懐かしさを覚えるのである。

こんな作品を書いて残してくれている三浦哲郎さんを「岩手にゆかりの作家」として認識してもらえるように、明後日の「いわてNPO基金公開審査会」では精一杯PRして来たいと思っている。

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