三浦哲郎文学を読む会

三浦哲郎文学ファンの輪を拡げましょう

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

俳優・加藤剛の随筆

■朝日新聞3月7日付「天声人語」より引用
  http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/6021310/

《子どもを連れた母親が危険に直面したときにとる姿勢は、日本と米国で異なるらしい。日本のお母さんはたいてい、わが子を抱きしめてうずくまる防御姿勢をとるのだという▼これに対し、アメリカの母親は、まず子どもを後ろにはねのけ、敵に直面して、両手を広げ仁王立ちになるそうだ。歴史学者だった会田雄次の著作を引いた『ことばの四季報』(稲垣吉彦)から孫引きさせてもらった。民族、文化的背景の考察はおいて、どちらの姿も、本能ともいえる親の愛の表れに違いはあるまい▼危険からわが子を守るどころか、自らが鬼畜となって子を死なせる虐待が、この国で後を絶たない。「死なせる」と書いたが、実情を聞けば「殺す」にも等しい。奈良の智樹くんは、食べさせてもらえず、5歳なのに体重は6キロしかなかった▼4歳で死亡した埼玉の力人くんは、「お水をください」と哀願する声を近所の人が聞いていた。肉体の苦痛はむろん、恐怖と絶望はいかばかりだったか。短い命が不憫(ふびん)でならない▼俳優の加藤剛さんの随筆を読んでいたら、幼いわが子を肩車する場面があった。父の額をしっかり押さえる小さな手を「若木の枝で編んだ桂冠(けいかん)」にたとえている。栄誉の冠を戴(いただ)いて、父親たる加藤さんは「凱旋(がいせん)将軍のごとく」歩を進めるのである▼愛された記憶が、愛するという資質を耕す。親から子への豊かな申し送りがいま、揺らいでいるようにも思われる。虐待という危機には、地域と社会が両手を広げて仁王立ちになりたい。命が奪われてからでは総(すべ)てが遅い。》


昨日の朝日新聞【天声人語】を読んで、映画『忍ぶ川』主演俳優の加藤剛の随筆集が出版されている事を知り、興味を持ってネットで調べてみたら、岩波書店のサイトにそのことを発見した。

■岩波書店『こんな美しい夜明け』(岩波現代文庫、2008年3月14日発行、定価1,050円)
  http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/6021310/

《加藤剛さんと言えば,テレビ「人間の條件」でデビューした俳優として,「大岡越前」「忍ぶ川」「砂の器」などをはじめとする舞台,映画,テレビでの活躍があまりにも著名です.ただ,その加藤さんが実に含蓄深いエッセイの書き手であり,軽妙洒脱な文章家でもあるということは,まだまだ多くの人には知られていないと思われます.
 加藤さんの著書として『海と薔薇と猫と』『歩く人』に続いて,三冊目の著書『こんな美しい夜明け』が岩波書店から刊行されたのは2001年でした.このたび,その後に執筆された新稿も多数収録して,岩波現代文庫の一冊として刊行されました.》

全然知らなかった。
加藤剛も三浦さんと同じ早稲田大学OBで文学部演劇学科卒業だという。
さすがに紫綬褒章を受賞(2001年)したほどの人である。
三冊目の随筆集だそうで、天声人語の編集者も引用するぐらいだから評判が上々のようだ。
題名の謂れを読んでいて。三浦作品の〈夜明けのカナカナ〉を思い出した。

加藤剛作品も一度読んでみることにしよう。

全1ページ

[1]


.
oki*_
oki*_
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
検索 検索

過去の記事一覧

三浦哲郎文学愛読者

三浦哲郎情報

登録されていません

二戸のブロガー

登録されていません

旧南部藩の住人

登録されていません

友だち(2)
  • ooh*ra*
  • よしO
友だち一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事