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金田一にゆかりの芥川賞作家・三浦哲郎の著書を、地元の金田一中学校の図書室に備えて、多くの生徒たちに読んで親しんで貰いたいとの思いで、昨年から、書籍集めに協力をしている。
三浦哲郎さんの書籍は既に絶版となっているものが殆どなので、古本を探さないと中々入手できないので、読む会で中学生に読んで貰いたい本を探して買って上げることを申し出たのであった。
ゆかりの作家・三浦哲郎のことは、先生方にもあまり知られていないようなので、集めた書籍の解説文も作って、興味を持ってもらえるようにした方が良さそうなので、昨年度分も含めて誘いの解説文を添えることになった。
学校の図書室には、今迄は『ユタとふしぎな仲間たち』しか無かった状態だったが、昨年は
・三浦哲郎の世界 2005.H17.10 :デーリー東北新聞社
・自作への旅 1991.H3.3 :デーリー東北新聞社
・文集 母 1994.H6.6 :世界文化社
・母の微笑 2001.H13.10 :講談社
・母の肖像 1983.S58.9 :構想社
・恩愛 2005.H17.7 :世界文化社
の6冊を購入した。
「母」に纏る書籍と、三浦さんのことが良く分る作品を推薦したのだった。
しかし、金中の生徒たちはあまり読書に熱心で無いようで、三浦文学の本も殆ど読まれていないようだと、先生が漏らしていたのを耳にした。
だから、今年は、只納品するだけでなく、本の内容についての解説文を作って上げて、少しでも興味を持ってもらうようにすることにしたのである。
先日の運営委員会で話題になった推薦図書を参考までに掲載してみることにする。
■今年度推薦する購入候補の図書
短篇集モザイク1 みちづれ 1991.H3.2.20 新潮社
…一遍わずか十数枚に切り取られた短篇小説24篇。
第17回川端康成文学賞受賞作「じねんじょ」収録
第2回伊藤整文学賞受賞書籍
短篇集モザイク2 ふなうた 1994.H612.15 新潮社
…連作「モザイク」の第2集。それぞれ20枚に満たない短篇小説の醍醐味に満ちた18篇。
第22回川端康成文学賞受賞作「みのむし」収録
短篇集モザイク3 わくらば 2000.H12.9.30 新潮社
…連作「モザイク」第3集。わずか十数枚の切詰められた表現の短篇小説17篇。
いつの日にか百篇を擁したいと、壮大な意図への道を着実に歩き続ける著者の次の刊行
が待遠しい。これまでに59篇、目標まであと41篇。
おふくろの妙薬 1971.S46.7.31 三月書房
…始めての随筆集S36~44年の57篇
せんべの耳 1975.S50. 講談社
…2冊目の随筆集
娘たちの夜なべ 1981.S56.6.10 新潮社
…三冊目の随筆集
笹舟日記 1973.S48.5.30 毎日新聞社
…S47.4月〜48.3月までの1年間、毎日新聞日曜版に連載した一回10枚半の随筆が52篇収容さ
れている。
林檎とパイプ 1980.S55.2.10 文藝春秋
…大学受験に失敗した娘と、その娘の挫折を心配する父親との往復書簡
少年讃歌 1982.S57.11 文藝春秋
…天正8年、天正遣欧使節に選ばれた長崎の10〜15歳の少年たちの8年余りの歳月をかけた苦難と
驚きに満ちたローマ往復の歴史大河長編小説。
第15回日本文学大賞受賞作品。
取り敢えず、このような作品を探してみることにしているが、今度の例会で、みんなの意見も聞いて、より相応しいものを推薦したいと考えている。
これを読んでの意見をお持ちの方は、遠慮無くコメントして戴きたい。
中学生が興味をそそる解説文を書くのは大変そうだ。
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