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盛岡の中村会員から「やまなし文学賞」での三浦さんに関する情報をメールで頂いた。
「やまなし文学賞」http://www.bungakukan.pref.yamanashi.jp/bungaku/bungaku.html
は、平成4年4月に山梨県にゆかりの深い樋口一葉の生誕120年を記念して、山梨県の文学振興と日本の文化発展の一助として制定された、小説及び研究・評論の2部門からなる文学賞で、三浦哲郎さんが坂上弘、津島佑子と共に選考委員を務めている。
その第18回目の賞の選考結果発表のニュースを紹介する。
山梨県内のニュース(山梨日日新聞から) 2010年03月03日(水)
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/03/03/4.html
小説は大橋紘子さん やまなし文学賞
研究・評論 揖斐、紅野さん
第18回やまなし文学賞(同実行委員会主催、県・県教委・山梨日日新聞社・山梨放送後援)が2日発表され、小説部門は大橋紘子さん(30)=東京都港区=の「恩寵(おんちょう)」に決まった。研究・評論部門は、成蹊大教授の揖斐(いび)高さん(63)=東京都八王子市=の「近世文学の境界−個我と表現の変容」(岩波書店)と、日大教授の紅野謙介さん(53)=静岡県熱海市=の「検閲と文学 1920年代の攻防」(河出書房新社)が選ばれた。
小説部門の佳作は、榊初さん(60)=秋田市=の「佇立(ちょりつ)する影」と、冬川文子さん(56)=金沢市=の「額(がく)紫陽花(あじさい)の花」に決まった。
小説部門には342編が寄せられ、作家坂上弘、津島佑子の両氏が最終選考に当たった。選考委員の作家三浦哲郎さんは欠席した。大橋さんの「恩寵」は2カ月間で大切なものを次々と失った30代女性が主人公。友人や家族と触れ合い、少しずつ新しい生き方を踏み出していく姿が描かれ、「自分の言葉によって書かれていて、今後に期待したい」と将来性が評価された。
研究・評論部門には延べ117編の推薦があり、選考委員の仏文学者菅野昭正、国文学者高田衛、十川信介の3氏が選んだ。
揖斐さんの「近世文学の境界−個我と表現の変容」は、近世文学の諸ジャンルから、文学史の隠れた文人や学者、作品などを取り上げ、丁寧に論じた論文集。近世文学と近代文学の境界を読み解いている。
紅野さんの「検閲と文学 1920年代の攻防」は、公安的、風俗的な理由から出版物に発売頒布禁止などの処分を下した公権力に対し、文学者や編集者の抵抗や懐柔といった葛藤(かっとう)の様子を浮き上がらせた。
賞金は小説部門やまなし文学賞に100万円、同佳作に各30万円、研究・評論部門やまなし文学賞に各50万円が贈られる。表彰式は16日、甲府・県立文学館で行う。
昨年来、体調不良で入退院を繰り返している三浦さんが、選考会を欠席したようなので大変気掛かりである。
小説の執筆活動をしている中村会員は、“三浦さんが選考委員を務める「山梨文学賞」”を目指して頑張っていたようなので、余計に気掛かりなのではないだろうか。
三浦さんが選考を務める唯一の文学賞の、同じ思いで全国から応募している三浦哲郎ファンのためにも、元気を取り戻して選考会に復帰して頂けることを祈念している。
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