三浦哲郎文学を読む会

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誕生日=命日

春の彼岸を迎えた今年は、妙な現象がブームを起こしているらしい。
歴史上の名を成した人のお墓を訪ねて歩く人が増えているそうだ。
例えば、今年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』に出てくる坂本龍馬を始めとして、幕末〜明治維新に活躍した人達のお墓は、大勢の人が訪れて、例年にない賑わいだというのだ。
同じく夏目漱石や正岡子規、島崎藤村、太宰治などの歴史上に名を残した文豪、俳人たちの墓参り客も増えているという。
彼岸の弔いは、本来は身内の人達が行うもので、全く見ず知らずの人達が、彼岸の時期に併せて観光気分で大勢押し掛けるのは如何なものかと思われる。
熱烈なファンであるならばこそ、せめて、彼岸の時にはそっとして置いて上げるべきなのではないだろうか。

3月16日が過ぎてしまったが、この日は三浦さんの79歳の誕生日であると同時に、津軽海峡に身を投げた次姉の命日でもあったのである。

二戸演劇協会「ザ・雲人」の劇団員で、カシオペアFMの番組のパーソナリティを務めている知人の吉田さんから、先日、電話を頂いた。

二戸演劇協会「ザ・雲人」
http://www.noii.jp/unzin/engeki/kyoukai02.html

彼女は、一月に盛岡で開催した三浦文学講演会・朗読会に参加してくれて、とても良い話を聞けて感動したそうなので、機会があったら自分のラジオ番組でも、三浦哲郎さんのことを視聴者に紹介したいと考えてくれていたらしい。
彼岸のこの時期なら、印象的な「3月16日のこと」を話題にしても差障りが無いだろうと思っているが、如何でしょうか?と、今度の番組で放送することについてのアドバイスを求める電話だった。

うっかりやり過ごしてしまっていた「3月16日」を、彼女からの電話で知らされることになったが、いつの間にか、あのイベントで、このような熱烈なファンが誕生していたのだと思うと、嬉しくなる。
ファンに成ればこそ、このような躊躇いの気持ちが持てるのであって、問われた私も、一瞬戸惑いを感じたが、彼岸だからこそ視聴者に受入れてもらえる話かも知れないと思って賛同し、是非、取上げて頂けるようにお願いをしたのだった。

どんな内容で放送されたのか気になるところだが。迂闊にも、何時の何という番組なのかを聴き忘れてしまった。

そう言えば、三浦さんも文学に関心を持ち始めた頃に、友人の船越さんと二人で、三鷹市下連雀の禅林寺というお寺の墓地にある太宰治のお墓参りに行ったことがあるそうだ。
熱烈なファンにとっては聖地のように思えてくるのだろう。
聖地巡礼のブーム到来なのか?

二戸には九戸政実や田中舘愛橘などのお墓があるが、賑わって貰えるのは大いに歓迎したい。

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