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■写真:金田一盆地の眺望
1.ダンジャ坂の温泉神社広場からの眺め
2.温泉郷展望台からの眺め(パノラマ写真)
3.展望台と折爪岳
GWも一段落の今朝は、昨日の夏のような暑さとは打って変わり、肌寒い風が吹いて、桜の並木道に花吹雪が舞い、路面をピンク色に染めている。
連日晴天に恵まれたGWに、金田一の長閑な春の景色を見渡せる場所に登って見た。
ダンジャ坂の温泉神社広場や、温泉公民館の裏山の展望台である。
地酒の入った五号徳利と朱房のラッパを腰にぶら下げたブンペが、アイナさんを裏山に連れ出し、春風の吹く頂上で、盆地を見渡しながら地酒を酌み交わし、消防のラッパを吹いて聞かせる場面を思いだして、それらしき場所を探し求めているが、よく分らない。
「翁山」の山頂の松の根方に祠があることになっているが、一体どの辺りを描写しているのだろうか。
〈ブンペはやおら身を起して、腰からラッパをとりはずした。祠に身をもたせかけ、ラッパを口にあてて大きく息を吸い込んだ。ブンペのラッパはじつに高々と青天井に反響し、風にのって盆地に流れ、つい鼻さきの七時雨の山々にいくつもの木霊を呼んだ。〉
『ブンペと湯の花』に描かれている盆地を見渡すこの景色が味わえる場所とは何処なのか?
そう思いながらこの展望台から金田一の盆地を眺めで見ている。
雄大な折爪岳や、一戸・八戸を繋ぐ馬淵川の流れ、お寺の鐘が聞こえて来そうな長寿寺の杜など、長閑な風景を眺めることができるこの展望台からの景色は、やはりすばらしい。
展望台の広場は周囲の柵に沿って植えられた桜の木々も見事に花を咲かせている。
公民館からの案内標識をもう少し整備できたら、坂道に植樹したアジサイ並木と共に、来訪者に楽しんでもらえる場所になるだろう。
温泉神社広場から眺める眼下に、緑風荘の曲がり屋の大きな屋根は、今はもう見ることができない。
亀麿神社の杜に赤い鳥居が見えるだけである。
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