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以前にも触れた「鮎の里金田一と『一尾の鮎』」について、養魚場(南部馬淵川漁業協同組合)の組合長に話をさせて頂く機会を得た。
組合長は大変興味を持って聞いてくれたので、今度、三浦さんの作品を読んで頂いて、金田一の馬淵川特産「鮎」と三浦文学を関連付けた展開に繋げて貰えるようになって欲しいと期待している。
■南部馬淵川漁業協同組合
http://www.e-shops.jp/local/lsh/an/3/524998.html
■blog記事 「鮎の里金田一と『一尾の鮎』」 2010.5.12
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/31832435.html
■随筆『一尾の鮎』より
《私は、短篇小説を書くとき一尾の鮎を念頭に置いている。できれば鮎のような姿の作品が書きたい。無駄な装飾のない、簡潔で、すっきりとした作品。小粒でも早瀬に押し流されない力を秘めている作品 ― けれども、これは飽くまでも一つの願望で、そんな鮎のような作品が書けたと思ったことは残念ながらいちどもない。
いつの日か、情けない思いをさせられたときなどに胆の中で「短篇で来い。」といえるようなものを、一つだけ書きたい。(一つで死ねるか?)三つ書きたい。いや、七つ。いや……願わくは書くもの全てが生きのいい鮎のようであれ。》
『一尾の鮎』(S63文學界2月号初出、1990.H2.11単行本.講談社発行)より。
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