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知事に差し上げるために持参した箱入りの「湯田のりんご」を目の前にして、先ずは、その説明をしない訳にはいかなくなったお陰で、三浦文学への話しが自然に繋がり、正式な挨拶もそこそこに、話に夢中になってしまった。
イベント当日に、プレゼントの林檎に付ける予定の「しおり」は、松本会員が作成を担当してくれて、とても良い内容になっているものなので、皆さんにも先に公開することにしよう。
知事には、三浦さんは瀬戸内寂聴との出会いにもエピソードがあり、その二人が、今、二戸に大変ゆかりの深い著名な作家となっていることや、二戸には他にも『馬淵川』の直木賞作家・渡辺喜恵子や、九戸城落城を描いた『天を衝く』の高橋克彦など、文学的に大変ゆかりのある著名な作家達がいるので、『誇れる我が市にゆかりの作家たち』としてそれらも絡めた活用と情報発信に大きな可能性があることも話させて頂いた。
「座敷わらし」の話しで知事は、遠野市で今年『遠野物語』100周年記念のイベントを大々的に開催することで盛上っていることに触れたが、岩手で「座敷わらし」のこととなると「遠野」というイメージが強くて、金田一温泉の座敷わらしがまだまだ知名度が低いのは淋しい。
それでも、今回の「緑風荘」の焼失で、全国に知られるようになったことについては、テレビの有名番組で今でも取上げられているのを見て、反響の大きさに驚いていると言っていた。
先日の『天声人語』の記事も読んで頂いたそうなので、私の思いとして、あのような記事に三島由紀夫よりも、三浦哲郎のことに触れて欲しかったこと。それに相応しい方で、その価値があるのに、知られていないのは勿体ないことなので、『座敷わらし』と言えば「三浦哲郎」というイメージを持ってもらえるように、ゆかりの深い地元が、もっと情報発信をしなければならないことを伝えた。
そして、埋もれていた作家を、地元が熱心に情報発信して、全国に知られるようになり、地域おこしに繋がり、今では全国から大勢の観光客が訪れるようになった、山口県長門市の「金子みすゞ」のことを話して、私たちもあやかりたいと思っていることを伝えた。
そのためには、今までの行政の縦割りのやり方では、上手く機能しないのである。
私たちも、これ以上のイベント活動を続けるための、助成金申請などの手立ては何も取っていないので、今後の行方は分らない状況にある。
明後日の、来場者の反響によって鋭気が違ってくることになるだろう。
日毎にイベント参加を希望する会員が増えてきていることも、今回の企画が読む会に良い成果をもたらす兆しのように感じている。
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