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昨日、春を感じる穏やかな日和に恵まれて、金田一・長寿寺で緑風荘当主故五日市和彦儀葬儀が、大勢の参列の下にしめやかに執り行われた。
祭壇の供花に添えられた劇団四季やその俳優さんの名前が印象的だった。
長寿寺山門の所で列に並ぶ時に、またしても運命的な出会いをしてしまった。
隣に立っている見慣れない人が、私の顔をじろじろ見ているので、不信に思っていると、私の名前を尋ねてきたのだった。
何とその人は、あの遠藤周作さんだったのである。
「あの」とは、以前からこのブログでも紹介している、『緑風荘』炎上の際に私が避難誘導して上げた宿泊客で、2階の他の宿泊客を、自分が足を挫きながらも救助した人なのである。
■緑風荘で被災したお客様からの電話 2119.11.8 http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/30880206.html
今回、このブログで当主の葬儀の事を知って、わざわざ横浜から駆けつけて下さったそうだ。
見知らぬ土地を訪れて、大勢の参列者の中で、心細い思いをしていたところへ、私を見掛けて安心した様子だった。
火事場のしかも暗いところで、ほんのチョッと出合っただけで、私の顔を覚えている筈が無いので、どうして判ったのだろうと、不思議に思っていたら、当方のホームページで写真をみて覚えていたとのこと。
やはり、税関の取締官という職業柄、人物観察力に優れている人なのだろう。
葬儀会場でご一緒させて頂いて、帰りに、緑風荘のご家族に挨拶をしてから、昨夜から宿泊している温泉の旅館まで送って上げた。
会えるかどうか判らないのに、わざわざ私へのお土産も持参していたようで、別れ際に頂いて帰って来た。
〈厭な目に遭ったけど、同じ名前の遠藤周作が泊まったという緑風荘の最期の宿泊客になったこともあり運命を感じている。火災の時には地元の人達にとても親切にして頂いて、この金田一温泉に愛着を感じています。
こののどかな田舎の情景がとても気に入っています。
昨夜も旅館の息子さんと話が弾み、「温泉やきとり」で明け方の4時まで過してしまいました。
また、来たいと思っていますので、これからも情報を教えて下さい。〉
と言ってくれた。
遠藤さんは、このブログを読むのが毎日の日課になっているそうなので、少しは意識しながら書くようにしないといけないかな。
遠藤さんのことが神奈川新聞に掲載されたことを、岩手日報の「声」の欄の投稿記事で知ったと話したら、横浜税関の所長が遠藤さんが人命救助をしたことを大変喜んでくれて、新聞社に紹介したのだそうだ。
■「緑風荘」被災者から電話 2010.3.7 http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/31524333.html
■「緑風荘の再建 遠くから応援」 2010.3.30 http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/31629797.html
これだけ、思い掛けない色々な機会が続いているところを見ると、遠藤周作さんはどうやら「座敷わらし」に気に入られてしまったのではないだろうか。
昨晩、横浜・崎陽軒のシュウマイを味わいながらそんな気がていした。
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