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一昨日、二戸市内の小中学校が市民に公開され、一般の人が誰でも学校の様子や授業を見学することができる日だったので、母校の金田一小学校を訪ねてみた。
父兄参観日の拡大版で、地域の一般の人達が周りの子供たちが通っている学校の雰囲気、様子を垣間見る良い機会となり、特にも地域で支える学校づくりに熱心な地元では、大いに歓迎されているように感じている。
先日の新聞に『中2読書 30分未満が8割』という見出しの記事が載っていて、岩手県PTA連合会の調査で、本県の中学2年生が家庭で読書に使う時間はほとんどがゼロか30分未満という結果が明らかになったという。
そのことを知って、人生で最も感性が磨かれ、情緒感に溢れる年齢期なのに何と勿体無いことをと嘆いていたところだった。
今回、教室を見て歩いていて、各教室の片隅に置かれた小さな本箱に十数冊の書籍を見掛けた。それらはどれも適齢にあった魅力ある書籍を選りすぐって揃えられているのに感心させられた。
廊下の掲示スペースの一角にあるPTAコーナーには、〈金田一小PTA「家どく」宣言文〉が掲示されていて、家庭の教育力を高めるために家族ぐるみで「読書(朝どく・家どく)」に取り組んでいる様子がPTA会報「青柳」などからも読み取ることができた。
教室に備付けの書籍は、教諭たちがわざわざ一戸町立図書館に行って、児童達に読ませたい本を選んでその都度100冊位借りてきてくれているのだそうだ。
何と熱心な先生たちなのだろう。それにしても、二戸市立図書館ではなくて、隣町の図書館まで行って借りてくるのはどうしてなのだろう。
良く話しを聞いて見ると、二戸市立図書館ではこのような貸し出しには対応していないので、町内の学校でなくても寛大に対応してくれる一戸まで行くことになるのだと言う。
このように先生や父母たちが一丸となって子供たちの読書力を高めるための環境づくりに取り組んでいるこの学校に通う子供たちが羨ましく思った。
年度末には、一年間の多読賞が発表されて、クラス毎、個人毎の成績が分かり、それが学校発行の〈広報金田一〉で地域の各戸に回覧されている。私たち一般住民もそれを興味を持って知ることができる。
ジャンジャン読書力を高めて、志を大きく膨らませていって欲しいと思う。そして、いつの日にか大志を成し遂げる素敵な大人になって貰いたい。
そのためにも、多くの素敵な本に巡り合えるような環境づくりは欠かせないのである。
こんな、環境で育まれる子供たちがとても素敵に、羨ましく思えてくる日であった。
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