
■画像:金田一温泉郷散歩道の近況
馬淵川沿いのいつもの散策路は一面真っ白に咲き誇ったヤマボウシの木々も、一昨日の夕立の豪雨に打たれて殆ど散ってしまった。
枝に残った幼い果実が直立不動でビッシリ実っている様は、異様なほどに見事で、赤く熟す晩夏の頃が楽しみである。
しかし、これほど密集して実る果実が只見捨てられるのは忍びない。
加工食品として巧く活かせないものだろうか。
春に彩りを添えてくれた桜並木も今は濃紺の果実を実らせている。これが本当のサクランボというのだろう。
口に含むと甘さにじわっと苦味が残り、口の中はたちまち紫色に着色されてお歯黒のように変色してしまう。
木の下一面に落下している果実は、加工品に向かないものだろうか。
熟れた果実を求めて、日の出から忙しく飛び回る鳥たちが、とても賑やかで、飽食にありついた歓喜の雄叫びのように聞こえてくる。
この散歩並木はこれからアジサイ並木に様変わりする。
植樹して間が無いせいか、まだ小振りだが、紫やピンクの花玉の色が変化してこれからの散策を楽しませてくれる。
長川と合流する辺りの川岸には月見草が鮮やかな黄色の花を輝かせて。せせらぎの音に合わせるように揺れながら咲いている。
涼しさを漂わせる夏の馬淵川のせせらぎには月見草が似会う。
散策路の辺の青々とした草むらのあちこちには薄いピンクの花が一輪、また一輪と咲いているのを見かけた。
野生の朝顔である。
朝起きの顔を洗ったばかりの様に夜露にに濡れている花一輪が愛おしく見えてくる。
川岸に降りて見ると、さっきから見かけている奇麗な蝶々と思われる1羽が、苔生した石に留まってぐるぐる周りながら餌でも食べているらしい。
羽根の一部がちぎれている姿は痛々しいが、白く見える羽根の表は、とても奇麗な青紫色をいていて、川面を這うように飛んでいる姿はとても優雅である。
これも何とかシジミとても呼ぶ名前の蝶々なのだろうか。
いつも橋から眺める川面の石の上には、今日も鴨と思しき鳥が1羽陣取って、川面をジッと眺めている。
近くの1羽は一生懸命羽繕いに精を出している。
オシドリでは無さそうなこの鳥は、鴨の一種だと思われるが名前は分からない。
最近入手したカメラの望遠性能が、馬鹿チョンにしてはずば抜けて優れているので、このように拡大して見ることができるようになって、改めて動植物の自然色の素晴らしさに魅せられているこの頃である。
カッコウやホトトギス、キジ、河鹿が鳴き、ホタルが飛び交い、ブルーベリーやりんごの農園で収穫体験ができる金田一温泉郷は、折角、国民保養温泉地指定を受けているのだから、この要素をもっと活用しては如何かと思うのである。
ネットのあるサイトからの転記です。
国民保養温泉地について
■はじめに
現在、我が国に所在する宿泊施設を伴う温泉地は、3114カ所にも及び、年々増え続けています。
各温泉地は、それぞれ立地環境が異なり、湧出する温泉についても泉質・泉温等が異なっています。また、温泉地の持つ性格も療養、保養、観光、歓楽など様々で、一カ所ごとに特徴を持っていると言えましょう。
■国民保養温泉地とは
そもそも温泉地とは、働く人々が余暇を利用して心身を休め、健康の増進を図り、時には疾病を治療する場所であったと言うことができると思われます。事実、我が国には、古くから湯治場として利用され親しまれてきた温泉地が数多く存在しています。現代社会においても、温泉を利用する人々は、温泉地を訪れ日頃の疲れを癒して、家族や友人たちと団らんし、心身のリフレッシュをすることを最大の目的としていると言っても過言ではないと思われます。このようなことから、温泉の持つ本来的な使命は、昔も今も変わらないと言えるのではないでしょうか。
環境省では、数多くある温泉地の中で温泉利用の効果が充分期待され、かつ健全な温泉地としての条件を備えている地域を、「国民保養温泉地」として指定しています。
国民保養温泉地の指定は、昭和29年から開始され、現在までに全国で91地域が指定されています。
国民保養温泉地の指定を受けるためには、「温泉の効能、湧出量及び温度」と「温泉地の環境」に関するいくつかの条件を満たしていなければなりません。
指定を受ける温泉地は、いずれも温泉資源と自然環境に恵まれているのです。
「国民保健温泉地」と「ふれあい・やすらぎ温泉地」について
都市化の進展や高齢化社会の進行により、温泉の有する保健的効能を積極的に活用する温泉地が求められてきました。環境省では国民保養温泉地の中から、保健的利用に適した温泉地を選定し昭和56年から「国民保健温泉地」として指定を開始しました。国民保健温泉地は、温泉の保健的効能の積極的な活用を目的として、療養効果の高い泉質を有する温泉源を保護するとともに、その温泉の持つ保健的効能を充分活用するために必要な各種公共施設の整備を図ることに重点を置いています。指定にあたっては、温泉の効能や温泉地の環境など幾つかの要件を備えた温泉地が前提となっています。現在までに21地域が指定されています。
都市化の進展や余暇時間の増大等を背景として、自然とのふれあいを求める声が高まってきました。環境省では国民保養温泉地の中から、自然の活用に適した温泉地を選定し平成5年から「ふれあい・やすらぎ温泉地」として指定を開始しました。
ふれあい・やすらぎ温泉地は、温泉の有する保養機能に加え、温泉地の優れた自然を積極的に活用することにより、自然を理解するとともに、心身のやすらぎを増進することを目的として、その温泉地の持つ自然を充分活用するために必要な各種公共施設の整備を図ることに重点を置いています。その指定にあたっては、温泉地の環境などに関する幾つかの要件を備えた温泉地が前提となっています。
■おわりに
「国民保養温泉地」に指定される温泉地は、いずれも歓楽的な色彩のない健康的な温泉地となっています。「国民保健温泉」と「ふれあい・やすらぎ温泉地」についても、国民保養温泉地の中から選定されるので同様です。
ストレスの多い現代社会で暮らす人々にとって、国民保養温泉地は身心のリフレッシュに好適な温泉地であると言えるでしょう。
何も無い。寂れて行く一方だと嘆かれている金田一温泉は、視点を変えれば魅力に溢れる保養地温泉だと思う。
寂れて行く大きな要因は当事者や地元民たちのこころや思いが荒んでいるからではないだろうか。
魅力を発見して引き立てれば、そして、当事者たちがひかり、輝けば、必ずや来訪者たちにもその思いが伝わり、リフレッシュできる場所として魅力が湧いてくるのだと思う。
今真っ盛りのホタル観賞や、鮎の釣り場としての知名度ひとつとって見ても、来訪そして温泉入浴宿泊とマッチングした大きな魅力を発信できるのである。
その中に、金田一温泉をこよなく愛した三浦さんが多くの作品に描いて宣伝してくれていた「三浦哲郎文学の里」もあると思うのだが…。
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