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■画像:詩誌「朔」第170号-表紙、
裏面…同人住所が掲載されているので差し障りの無いように縮小版で。
昨日は、三浦さんの大学時代の学友のことを取り上げたが、今回は中学高校時代の学友のことをお知らせする。
先日話題にした八戸市で発刊されている詩誌「朔」の第170号(定価700円)を注文していたところ、発刊元から一昨日届いた。
2冊注文したのに一冊余分に送られて来たが、それは進呈して下さるとのこと。
この詩誌「朔」の1冊は、読む会の図書「ゆのはな文庫」の蔵書となるので、会員の皆さんも是非読んでみて下さい。
進呈頂いた1冊は情報を提供してくれた中村会員に差し上げようと思っている。
八戸市でこのような刊行物が出版されているとは知らなかった。
実に文化的な活動だと感心させられる。
この発行元の責任者がその三浦さんと中学高校時代の同級生だった人で、先日このブログでも紹介した。
文士の友としても交流があったようで、そんなご縁から、この号を「堀多恵子・三浦哲郎追悼号」にしたようである。
本には3名の方が三浦さんについて4編掲載している。
1.三浦哲郎賛歌 …相馬明文
2.三浦哲郎著『おろおろ草紙』資料考 …福村忠夫
3.三浦哲郎著作年表 …福村忠夫
4.三浦さんのこと …M・T生
1.「三浦哲郎賛歌」(相馬明文著)
三浦さんの『少年賛歌』に潜む三浦文学的背景を読み解いている。
相馬氏は三浦さんに直接会ったことも、拝見したことも無いと書いているが、十分研究されている方のようである。
『少年賛歌』や『海の道』に共に描かれている混血への拘りについての着眼点が興味を持てる。
2.「三浦哲郎著『おろおろ草紙』資料考」(福村忠夫著)
三浦さんの『おろおろ草紙』主要参考文献が一般に公開されていないことに着目して、地域に残されている歴史資料から、作者が参考にしたと思われる文献を引き出し、内容を対比させながら、三浦文学の隠れた魅力を探し出している労作になっている。
3.「三浦哲郎著作年表」(福村忠夫著)
私が八戸市立図書館で福村さんのガリ版刷りで手作したこの年表を発見したときには、内容の濃さに驚かされたものだった。
昨年、県立高校教諭を退職された筈だが、在職中に一度、電話でご挨拶をさせて頂いた切り連絡を取っていないので、退職したら年表の総仕上げや三浦文学について取り組みたいと抱負を話してくれたことが気になってる。
このページでは、ほんの一部分の掲載でしか無い筈だが、是非入手したい物なのであとが楽しみである。
4.「三浦さんのこと」(M・T生)
作者は、三浦作品に出てくる「鉄棒の神様」のモデルで、三浦さんに小説の魅力を知らせる切っ掛けとなった学友の船越泰昌さんの親友でもあったという。
このことは船越さんとの交流から見えてくる三浦さん像が聞けると期待している。
作者は三浦さんと八戸の詩人・村次郎との間柄のことを詳しく知っている人で、今まで聞くことの無かった三浦さんのことも色々と書かれている。
三浦哲郎さんの文学の道への逸話を秘めている人のようなので、今後の執筆に期待したい。
昨日紹介した盛岡の遠藤澄さんも、以前に電話でお話しをしたときに、浄法寺の学校に勤務していた頃には、帰郷していた三浦さんとよく会って話しをしたものだったと話していた。
もしかしたら、そのことも三浦文学に影響を及ぼす出来事になっていたかも知れないので、何時頃のことなのか大変興味を持っている。
今まで一通り読んだ三浦作品で語られている作者からの話でしか理解していない私には、まだまだ知らない三浦文学の軌跡を多方面に渡って紐解いてみたい思いがある。
そのためにも、高齢になっている学友の方々には色々聞きたいことが沢山あるので、お元気な内にお会いしてお話を伺って置きたいと思うのである。
この詩誌「朔」は、読む会の図書「ゆのはな文庫」の蔵書となるので、会員の皆さんも是非読んでみて下さい。
2冊の注文がもう一冊余分に送られてきた。1冊はサービスだそうなので。これは、情報を提供してくれた中村会員に差し上げようと思っている。
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