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■画像:東奥日報新聞連載 三浦哲郎特集第14回目の紙面


東奥日報新聞連載 三浦哲郎特集第14回目は歴史小説『おろろ草紙』である。

  生誕80年・芥川賞受賞50年特別企画

     毎週日曜日に掲載、カラー誌面

     芥川賞作家 三浦哲郎
      作風と文学への旅



 No.14 歴史小説『おろおろ草紙』

     ペン震わせ飢饉の惨状描く

■三浦文学ゆかりの地(階上・洋野町周辺)

 (写真3枚) ・八戸市新井田の対泉院に立つ「餓死萬霊等供養塔」
       ・対泉院の貴福池に咲く古代ハス
       ・小説の舞台となった種市村(現・洋野町)の海岸風景


   全員飢饉などどこ吹く風に肥え太り、顔は赤黒く脂ぎって、
     時折目が獣のようにどぎつく光るのが怪しげであった。
                       (「おろおろ草紙」から抜粋)


 ■この本: 「カニバリストの告白」 デヴィッド・マドセン著、池田真紀子訳、角川書店刊


        生きるため肯定せねば…

『おろおろ草紙』は、「群像」1981.S56年10月号、翌年1月号〜5月号に連載。単行本は1982.S57年6月、講談社より刊行。講談社文藝文庫『おろおろ草紙』などに収録されている。


八戸市新井田の対泉院に立つ餓死萬霊等供養塔の裏面には細かい字がビッシリと刻まれている。
大飢饉の惨状を記しているその文章の一部分に、文字が削り取られて解読不能の個所がある。
どうやらその部分には人肉を食したことが書かれていたようで、地元民にとってそれは不名誉な事として知られたくなかったのではないかと言われている。

三浦さんはこの小説を書く際に、よくこの供養塔にお参りをしたと何かの本に書いてあった。

三浦さんがこの小説を書くに至ったことについては、単行本『自作への旅』(1991.H3.3.16デーリー東北新聞社発刊)、新潮文庫『雪の音 雪の香り―自作への旅』(1994.H6.8.1新潮社発行)に詳しく書かれている。

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