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改めて『妻の橋』を読み返してみた。
一つの橋に纏るこれだけの物語を表現している小説は他に在るだろうか。
今となっては木橋だった頃の昔の岩瀬橋が残っていて欲しかったと思われてならない。
この小説は短篇でありながらも、三浦さんの両親、兄弟そして妻子それぞれのことが凝縮されていて三浦さんの家族全員のことを知ることができるようになっているのには驚いた。
叉、一戸の街のことが実に良く描かれていて、駅から実家までの道程や、家から銭湯や稽古場へ行く道程など、実に良く説明されているので、読みながら頭の中で実在の場所を思い浮かべてしまっている。
このまま、この本を頼りに町を散策しても、十分三浦さんの豊かな文章表現を満喫できる文学散歩になりそうだ。
橋と共に馬淵川の色々な表情を表現している文章が幾つも描かれている。
皆さんも是非楽しんでみて下さい。
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