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郷里をこよなく愛した三浦さんが多くの作品に書き残してくれたこの地域の風習や風俗、食べ物、訛りなどは、異郷の人達にとっては魅力的に思えるものではないだろうか。
出稼ぎ労務者の排出地がために、知らず知らずのうちに田舎者は恥ずかしいという思いが染みついてしまい、郷土のことを胸を張って自慢できなくなってしまっているところが問題のように思う。
三浦さんはそんな人達を文章で多く描いてくれている。
これからは、もう在り来たりの観光地やテーマパークは飽きられていて、地元の人達が楽しんで輝いているところに注目が集まり、多くの人達が興味を持って訪れてくれる時代のような気がしている。
北海道の旭山動物園や福島県の大内宿のように関わっている人達が、日常の中で工夫を凝らして自ら楽しみながら生活しているのが魅力的で多くの人が訪れるのだろう。
寂れてしまった金田一温泉にも、工夫次第では郷愁を味わえる魅力が埋もれているように思う。その魅力を見いだして磨きを掛けたら、きっと良い資源になるだろう。
何も異常になることはない、日常の中から見いだされた方が、負担も軽く継続も容易になる。
横溝正史と金田一耕助に拘ったまちづくりを行っている倉敷市の山崎さんたちの取組みはそれに近いような気がしている。
金田一に拘って、藤萬菓子店の金田一饅頭を売ってくれている店では二戸市の観光パンフレットも置いているというから嬉しいではないか。
山崎さんから提案を戴いた「座敷わらしの日」「ユタとふしぎな仲間たちの日」を制定するのも良いだろう。
やはり三浦作品の座敷わらしの物語に拘った色々なことを展開する方が、物語性があって良いのではないだろうか。
この作品には地元で多く発掘される化石の話しも登場する。
りんご畑の情景も描かれている。
何よりも、劇団四季で全国に宣伝してくれているではないか。
既に知名度はあると思うので、後は地元の取組み次第だと思うから、何とかならないものか。
金田一温泉地域活性化プラン実行委員会に大いに期待したい。
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