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今日第二日曜日は「二浦哲郎文学を読む会」の定例会の日。
第74回目になる6月例会を開催した。
会場:金田一コミュニティセンター・アツマランカ
時間:14:00〜16:00
出席者:沖野、田中、沼野、田口、黒沢
■例会内容
●第1部 作品紹介 …河鹿(かじか)にまつわる作品 担当:沖野
『旅雁の道草-「河鹿の章」』
『文集 母-&随筆集下駄の音-「郷里の河鹿」』
『拳銃と十五の短篇-「河鹿」』
『随筆下駄の音-河鹿&愛しき者たち-「夜明けの河鹿」』
三浦さんは「河鹿」にことのほか愛着があったようで、タイトルには無いが「水仙」、「盆土産」など多くの作品に河鹿が登場するので、三浦作品の重要な素材の一つになっている。
この季節には、その鳴声をここ馬淵川流域では至る所で聞くことができる。
温泉の辺りだけでなく、先日は、市内の二戸大橋でも聞くことができた。
とても美しい鳴声は、知らない人も一度聴いたら虜にさせられるだろう。
「河鹿」の鳴声を聞くことができる金田一温泉郷は、三浦文学ゆかりの地として大きな魅力なので、これを生かして貰いたい。
河鹿の鳴声を知らない会員のために、例会終了後に温泉郷の石淵橋まで一緒に行ってみたが、カッコウやキジの鳴声は聴こえても、生憎いつもの河鹿の鳴声は聞こえなかったので、このブログの以前の記事からアクセスして聴いてもらうことにした。
●第2部 論文紹介
三浦哲郎短編小説論
−<出稼ぎもの>における「崩壊」の構図−
和田 悦子(大阪教育大学付属平野中学校非常勤講師)
大阪教育大学 学内誌「文月」1997年4月30日発刊号掲載
論文のコピーを会場で配布し、詳しい内容は次回までに読んで貰うことにして、あらすじを説明しながら、三浦文学の大きな特徴でもあるこのことに着目した論文の価値を話した。
このようなスタンスで「出稼ぎ家族」のことを文章に描き残してくれた作家は他にいないように思うので、その観点からも三浦さんは貴重な作家と言えるだろう。
日本の高度成長期を支えた私たちの出稼ぎ地域にとっても大変貴重な文学作品となるのではないだろうか。
今回は開催案内はがきで例会内容を予告したこともあって、参加者たちに期待を持たれていたようで、「河鹿」にまつわる作品を事前に調べてきてくれた会員もいたことは嬉しかった。
又、紹介論文の内容にも皆さんが感激してくれたので、紹介できて良かったと思っている。
次回にこの論文を読んでの感想を聞けるのが楽しみである。
出来たら論文の著者の消息を探して、この回で取り上げさせて頂いたお礼と報告のお便りを差し上げたいと考えている。
その他
・ゆのはな文庫の蔵書本棚整理作業の必要あり。…担当:沼野節(会員の協力を頂きたい)
・新年度の年会費を集める = 会員実数確定
・前回紹介した新刊「戦争と文学シリーズ」の三浦作品「乳房」掲載本を購入すること。
・一戸町奥中山公民館・町民講座から「三浦文学について」講演依頼あり。7月22日 2時間予定
・瀬戸内寂聴「三浦文学を語る」二戸講演の実現に向けての運動を模索する。
・イベント「三浦哲郎文学散歩in金田一温泉郷」本年度開催の可能性について(予算削除された)
・総会資料の会員宛て送付について…総会は省略して郵送に替える。
今後の例会スケジュールは以下の内容で準備することにして、決定し次第、会員に郵便で通知することにする。
・7月例会(7月8日) …南郷図書館「三浦文学の部屋」にて開催を企画、管理者の承諾要。
・8月例会(8月12日) …お盆に入るので中止とし、以下の行事に替えることで企画検討する。
命日墓参会:8月29日(水)一戸町・広全寺AM7時〜
相変わらず出席者が少なかったが、久々に出席頂いた人もいて、充実した内容に大変盛り上がって、楽しい雰囲気の例会だった。
菅原会員からは雨が降っているので、自宅で本を読みますと欠席の電話連絡を頂いた。
メールでも一通欠席の連絡を頂いているが、生憎差出人の記入が無かった。
次回は多くの人に参加してもらえるように企画を練りたいと考えている。
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