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■画像:東奥日報新聞連載 三浦哲郎特集第41回目の紙面
東奥日報新聞連載 三浦哲郎特集第41回目は新聞連載小説『繭子ひとり』である。
生誕80年・芥川賞受賞50年特別企画
毎週日曜日に掲載、カラー誌面
芥川賞作家 三浦哲郎
作風と文学への旅
No.41 新聞連載小説『繭子ひとり』
縁談避け母追うけなげな娘
■三浦文学ゆかりの地(三戸町)
(写真3枚) ・城山公園「繭子の像」。著者が心に描いた繭子の里は新井田辺り。NHKのテレビド
ラマ化(ヒロイン・山口果林)で郷里が三戸へ移り「縁あって繭子を新井田から
嫁がせた」と三浦さん。
・八戸のりんご園。かつては新井田でもリンゴは栽培された=十日市の松ヶ崎至康
さん協力
・三浦さんも住んでいた町、東京三宿のバス停
狭い、急な階段を軋ませて、中二階へ上がってみると、
日が落ちてから急に吹き募ってきた風が、部屋の窓を鳴らしていた。
(「繭子ひとり」から抜粋)
■この話:浅田次郎さん(60)作家・日本ペンクラブ会長(東京都)
「月のしずく」解説に感謝
※『繭子ひとり』は1963(昭和38)年9月から東奥日報など数紙へ311回にわたり連載。1971
(昭和46)年5月と9月に新潮社から上下で出版。
(吉田徳壽=日本ペンクラブ会員、前東奥日報社編集委員)
単行本は1965(昭和40)年9月に新潮社から発刊されていて、1971(昭和46)年にはNHK連続テレビ小説の放送に合わせてその改訂版が上下巻となって出版されたようである。
何故かこの作品は文庫本では出版されていない。自選全集にも取り上げられていない。
その理由は、三浦さんが自作についてのエピソードを書いている『自作への旅』(デーリー東北新聞社H3.3.16刊)=『雪の音 雪の香り―自作への旅』(新潮文庫H6.8.1刊)や、『笹舟日記』の「繭子の像の前で」の内容を読むと分かる。
本が入手できない人のために、以下に当ブログの過去の関連記事を紹介する。
過去にも書いたが、『繭子ひとり』はNHKの連続テレビ小説の第11作目として1971(昭和46)年4月5日から1972(昭和47)年4月1日まで放送され、ヒロイン・繭子が、生活の中で「幸せ」を求めて生きていく様子をドラマチックに描いた作品である。このことも有って三浦作品の代表作の一つとなっている。
1972(昭和47)年2月10日放送回が、テレビ視聴率歴代20位(2007年1月までで)の55.2%を記録して、ドラマ歴代7位と(平均視聴率は47.4%)当時圧倒的な人気を誇ったが映像が1話も現存しないため、過去の人気番組などでも紹介されず、おはなはんなど同様に人気となった作品と比べると忘れ去られている感が強く。記録より記憶に残る作品といわれているそうだ。
本作は原作を1年間のドラマにするため制作サイドにより大幅な変更が加えられたが、NHKアーカイブスに映像が残っていないので、本作の詳細な内容を知ることは非常に困難であり、「幻の連続テレビ小説」と言われている。
このように大変な人気を博したことから、主人公の出身地・青森県三戸町の城山公園に繭子像が建立されることになったのである。
参考文献:ウィキペディアWikipediaの『繭子ひとり』
■過去の関連記事
●「繭子ひとり」幻の録画テープ 2011/4/30(土)
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/33116806.html
●城山公園の「繭子ひとり」 2011/4/17(日)
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/33078711.html
●銅像〈繭子ひとり〉と〈光林寺〉 2010/10/4(月)
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/32427433.html
●三浦哲郎作品のテレビドラマリスト 2010/1/31(日)
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/31346392.html
●[繭子の像の前で」 2007/4/9(月)
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/9065886.html
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