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■画像:東奥日報新聞連載 三浦哲郎特集第49回目の紙面
東奥日報新聞連載 三浦哲郎特集第49回目は大佛次郎賞受賞作『白夜を旅する人々』である。
生誕80年・芥川賞受賞50年特別企画
毎週日曜日に掲載、カラー誌面
芥川賞作家 三浦哲郎
作風と文学への旅
No.49 大佛次郎賞受賞作『白夜を旅する人々』
相次ぐ兄姉らの不幸鎮魂
■三浦文学ゆかりの地(東京・練馬)
(写真3枚) ・発刊直後、自宅で著書「白夜を旅する人々」へサインする三浦さん
=久保田政子さん提供
・早春の夜明け。名残月が暁の雲間に入り、辺りは明るさを増していく…
・八戸市の天聖寺。かつては三浦家の菩提寺で、江戸期の思想家・安藤昌益
の文化的でサロンとしても名高い寺だ
日めくり式の卓上カレンダーは昨日の三月十六日で止まっていて、
そこにはただ《出発》とだけ書いてあった
(「白夜を旅する人々」から抜粋)
■この話:立花義康さん (三浦哲郎文学顕彰協議会会長、歯科医師、八戸市)
竹馬の友 出会いは天幸
※「白夜を旅する人々」は文芸誌『新潮』1981(昭和56)年5月号から1984(昭和59)年10月号まで連載。連載終了直後、新潮社から出版し、文庫版にも。
(吉田徳壽=日本ペンクラブ会員、前東奥日報社編集委員)
■武器屋さんのブログ【アルビノについてのマニアックな知識をひけらかすブログ】の情報を紹介する
http://blogs.yahoo.co.jp/yabukiya03/2929985.html
≪ 『白夜を旅する人々』の単行本が出たのが1984年10月で、翌85年10月に大佛次郎賞を受賞してるわけですが、さらに翌86年2月発行の『知識』にインタビュー記事が載っており、続編について語ってます。
三浦哲郎・武田勝彦, 1986,「白夜をゆく家族たち」『知識』50: 124-31.
それによると、『白夜〜』のエンディングは続編への橋渡しになるように意識して書いたそうです。この家族には「まだまだ白夜は続く」のであって、これからは次兄が中心になって暮らしていくことになるし、(三浦自身がモデルの)幼い末っ子のことも描かれ、希望を託される存在になることを暗示していたようです。
つまり、書き終えたときからすでに続きを構想していた、ということです。≫
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