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■画像:東奥日報新聞連載 三浦哲郎特集第50回目の紙面




東奥日報新聞連載 三浦哲郎特集第50回目は随筆『一尾の鮎』である。

  生誕80年・芥川賞受賞50年特別企画

     毎週日曜日に掲載、カラー誌面

     芥川賞作家 三浦哲郎
      作風と文学への旅



 No.50 随筆『一尾の鮎』

  清流に泳ぐ姿が執筆理念

■三浦文学ゆかりの地(八戸市街)

 (写真3枚) ・八戸市公会堂脇に建つ三浦文学碑。「一尾の鮎」の冒頭文が刻まれ
         る。三浦文学に親しむ人たちが訪れるコースだ。
        ・三浦さんが一時住んでいた東京・調布市の野菜畑。「忍ぶ川」の名
         書き出しは銭湯の帰り、畑の小道を歩くなかで浮かんだという。
        ・三浦哲郎生誕の地の碑。八戸市三日町の歩道に設置されている。
         




   できれば鮎のような姿の作品が書きたい。
             無駄な装飾のない、簡潔で、すっきりした作品。

                                        (「一尾の鮎」から抜粋)



 ■この本:「文学よもやま話」〜池島信平対談集 上、下巻
                   (編集・文藝春秋出版部、恒文社刊)



        光彩放つ文士の軽妙さ


「一尾の鮎」は1988(昭和63)年2月号の『文学界』に発表。「彼岸だんご」や「開高健の手」など全53編を収め1990(平成2)年11月に随筆集『一尾の鮎』として講談社から出版。

                   (吉田徳壽=日本ペンクラブ会員、前東奥日報社編集委員)


三浦さんが「鮎」の姿に関心を示すようになったのは、新潟に住んでいた叔父さんの所を訪れた時に、川の簗に打ち上げられた鮎の姿のことを聞かされたことと、その叔父さんが遺してくれた色紙に描かれた簀子の上で弓なりに跳ねる鮎が切っ掛けだったようである。
『冬の雁』に収められている『簗の鮎』(新潮1977・昭和52年7月号に初出)を読んでみるとそのことが分かる。

先日の祝賀会の会場でお会いした吉田さんに、この連載の最終回を何で終えるのか大変興味を持っていると伝えたら、それは勿論「一尾の鮎」ですよと話していたが、三浦さんの作家としての理念が書かれているこの作品に対して、文筆家として共通の思いがあるのだろう。

三月はあともう一回日曜日があるからと思っていたが、区切りの良い50回で最終としたようだ。
一年間に渡り50回にも及んだ「三浦哲郎 作風と文学への旅」の連載は今回が最終回となった。
担当した吉田編集員、本当にご苦労様でした。

そして、次回からは「総集編」として年譜、写真などの掲載を予定しているというので、また暫く楽しみが続きそうだ。

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