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元旦にテレビで「徹子の部屋 新春スペシャル」を観た。
新春いま甦る昭和の名場面SP!時代を飾った方々の映像を厳選して紹介! 出演は石原裕次郎、坂本九、美空ひばり、丹波哲郎、森繁久彌、嵐寛寿郎、渥美清、倍賞千恵子、高倉健、吉永小百合、長谷川一夫など、蒼々たる人達の想い出の映像だったが、中座しながらもその一部分を見ることができた。 坂本九、美空ひばり、倍賞千恵子、高倉健、そして吉永小百合の場面を観たのだったが、同じく年越しには高倉健の主演映画6本をBSで一挙に放送していて、これも立て続けに観ていたので、ここでも観せられた上に「NHKプロフェッショナル仕事の流儀」まであり、健さん漬けの正月になってしまった。 でも、寡黙でニヒルな男ぶりには我ら男も参ってしまうほど魅力的なのである。 どの作品も何故か鑑賞後に実にさわやかな気分にさせてくれるので、ついつい見続けてしまった。 魅力的といえば、吉永小百合はやはり素敵だった。 その吉永小百合から、若いころの憧れの男性の話が出て、何と、驚いたことに加藤剛に胸キュンだったというのである。 あの熊井啓監督が「忍ぶ川」で志乃役にと熱望していて叶わなかった吉永小百合がである。 もしも、志乃役になっていたらどうなっていたことだろう。 純情派路線にも影響していただろうが、憧れの人だったとは、とにかく驚いた。 ●過去の記事 熊井啓への旅 忍ぶ川-5 2009/5/11 参照 脚本の初夜のシーンをすべてカットしろ、などと主張した吉永小百合の父芳之(よしゆき)との交渉が物別れに終わり、所属する日活で「忍ぶ川」の実現が断たれた熊井啓はフリーに転じた。 「吉永君(小百合)が吉永氏(父)の反対を押し切って、私たちスタッフを信頼し『忍ぶ川』を完成していたならば、全く違った人生コースを辿(たど)ったに違いない」と熊井は「映画『忍ぶ川』をめぐる総(すべ)てについての記録10」で述懐するが、確かにそうだ。「忍ぶ川」は吉永小百合の代表作になった可能性がある一方、そこでヌードを披露した場合、今日のイメージとは異なる吉永小百合を歩んだと思われる。 主演は加藤剛(ごう)、ヒロイン志乃(しの)役は原作の三浦哲郎(てつお)が熊井に「栗原小巻(こまき)という新人女優がいるが、どうだろう」と提案し、希望が通って栗原小巻になった。二人とも俳優座の劇団員、スケジュールが調整しやすいことも幸いだった。 出演者の誰もが意外な面をさらけ出してしまうのだから、聞き手の黒柳徹子の話術にはどの人も叶わないのである。 その黒柳徹子も、実は三浦哲郎原作のNHK連続テレビ小説「繭子ひとり」(1971年4月-1972年3月)に出演して牟田悌三と夫婦役を演じたことがある。それは、第二次世界大戦中に青森県三戸郡南部町に疎開していたことがあり、南部弁を話せる役者だったからで、この作品にうってつけの配役だったのである。この番組に出演したことでたいそう評判になったといわれている。 三浦哲郎文学に関連した人達はこのように大成しているいるのだから、やはり、三浦哲郎文学は凄いと思う。 何ともはや、こんな具合に三浦哲郎文学に託けてテレビ漬けの正月を過ごしてしまったのだった。 |

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