三浦哲郎文学を読む会

三浦哲郎文学ファンの輪を拡げましょう

三浦哲郎著書

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

『凧』と『川べり』

このブログをお気に入りに登録してくれているゴルゴさんが、気になるコメントを書いていたので、好きな三浦作品だという『凧』『川べり』を読み返してみた。
この二つの作品は、どちらも自殺や心中する物語りなので、もしかしてゴルゴさんの心境に関係あるのではと気になっている。
近々、ブログを閉鎖するとの予告もしているので、尚更のことである。

文学のことを色々と考えている方なので、ブログを読めなくなるのは淋しい。それに、当方のブログを紹介して頂いていたので、訪問者の数が減ってしまうかも知れないと思うと、尚更淋しくなる。


先ずは、ゴルゴさんの「文学ってナンだ」を読んで見て下さい。

[文学って何だ-酒とバラの日々]
http://blogs.yahoo.co.jp/gorugota0417/29348511.html
「文学ってナンだ」


ゴルゴさんは「救い」を求めて文学を読むという。
人それぞれだろうが、さて、自分は何を思って文学を読んでいるのだろうか?

『盆土産』と河鹿

三浦作品によく登場する河鹿蛙の鳴く季節となった。
作品を読んでいて、それぞれの季節を考えると、河鹿の登場する場面を「おや?」と思うことがある。
中学の国語の教科書に載っている(平成18年版 中学校『国語2』光村図書出版)
『盆土産』 http://www.za.ztv.ne.jp/iguchi/monooki/bonmiyage.html
は、多くの人が中学2年の時に国語の授業で習っているので、ある意味では、最もよく知られている三浦作品ということになるだろう。
その『盆土産』にも、川で打ち釣りする場面のところに河鹿が登場する。
この小説は、お盆の季節の物語りで、田舎の旧盆、つまり、8月の中旬に当るのだが、この地域ではその頃には、もう河鹿は鳴いていない筈で、この場面に出るのは場違いでは無いかというのが、読む会での話題の一つとなっている。

三浦さんは打ち釣りの名人のお父さんから、釣りを習いによく馬淵川に出かけて、河鹿の鳴き声に囲まれて釣りをしてたそうで、その時の印象が強く残っているからなのか、打ち釣りと河鹿は、色々な多くの作品に描かれているのである。
昔のように河鹿が増えてくれたら、鳴き声を聞きに金田一温泉を訪れるお客が増えてることも期待できるので、その為にも三浦作品の河鹿にまつわる話を探し出すことにも取組みたいのである。

春の訪れと共に思い出したように、三浦さんの随筆『春は夜汽車の窓から』を読み返してみる。
岩手にいる祖母に、春休みを利用して家族揃って顔を見せに行く旅の支度に取り掛かっているときの、乗物酔に悩む次女に纏る話が、温かい文体で描かれている。

窓が開く列車なら酔わないで済むのではないかと悩む次女に、帰郷するのに窓が開く列車は無いのかと聞かれて、三浦さんが昔の夜行列車で上京や帰郷を繰り返した頃のことを思い出している場面がある。

その頃は「窓の開く汽車の旅」しかしたことが無かった。
受験時代から二度の学生生活の時、奥さんを始めて郷里へ連れ帰った時、それから何年か後に都落ちした時、その翌年の春、再起を志して単身上京した時、やはり窓の開く夜行の普通列車だったという。
それがいつも春の夜で、窓を上げてみると、郷里では未だ遠かった春が微風に乗って流れ込んで、ホームの柵の外には枝をひろげている桜が満開だったのを見たという。
そのような夜行列車の車窓の情景や、子供たちに見送られて列車に乗り込んできた出稼ぎに行く母親の辛く淋しい別れの様子などは、目に浮かぶような文章で描かれている。。
自分たちも同じような経験があるだけに、とても懐かしくてならない。

今は、たったの3時間になってしまって本当に楽になったが、便利過ぎて車窓から春を感じている暇もなく、情緒感も生まれてこないのは、やはり淋しい。

この『春は夜汽車の窓から』は以前には、小学校6年の国語の教科書に載っていたそうで、乗物酔に悩む次女のことがインパクトがあり、多くの人の記憶に残っている有名な随筆であることが分かった。

〈私の好きな物語り〉参照
http://zainyu.kir.jp/asobi/story.html


この作品は、昭和47年4月から翌48年3月までの一年間、毎日新聞日曜版に三浦さんが連載した小品の全てを綴った『笹舟日記』(1973.S48.5.30毎日新聞社発行)に収められていて、その中の一番最後に掲載されている随筆である。
この随筆の終わりの部分は、連載を終えるのに相応しい、三浦さんを感じる文章になっている。

《あの夜の子供らの〈蛍の光〉と、母親の額が窓ガラスに立てた”ごつっ”という鈍い音は、まだ私の耳の中にある。

今年の春は、窓の開く夜行列車を乗り継いでかえろうか?次女と一緒に、仔猫のような顔をして窓から春の匂いを嗅ぎながら……。》

タラッポ

今年は、まだ山菜採りに行けないでいるが、昨日、「タラッポ」の天ぷらを頂いて食べた。
近隣の山に出始めたようである。

この時期になると三浦さんのお母さんが言った

「鱈汁には、忘れないで肝を入れなせ。それがコツせ。」

の話を思い出しながらタラッポを食べている。

山菜採りが好きな三浦さんは、歩くのが不自由と聞いているので、もう山歩きは叶わないかも知れないが、今年も郷里から山の香りが届けられることだろう。

三浦作品の「山菜にきび」を読み返してみた。

作品については過去のblog記事に書いているので、そちらを参照して頂きたい。

■『旅雁の道草』-「タラッポの章」     2008/5/1(木)
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/22894349.html

■タラッポの姿              2008/5/1(木)
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/22906276.html

■『文集-母』の『タラッポ』        2008/5/2(金)
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/22913711.html

■『山菜にきび』             2008/5/5(月)
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/22987572.html

『私の踊子物語』

イメージ 1

イメージ 2

一昨日の祝賀会の会場で、八戸の方から「ゆのはな文庫」へ書籍の寄付を頂いた。
俳句の会「青嶺」の吉田様という方で、以前に文学散歩のガイドをしたときに、私たちの活動と「ゆのはな文庫」のことを知り、寄贈したいと思っていたそうで、私に渡すために会場にわざわざ持参して下さったのだった。
寄贈頂いた本は『私の踊子物語』で、三浦さんのサインが入っていたのには驚いた。
三浦さんと同じ高校の後輩なのでサインを頂けたと言っていたが、貴重な本だと思うので頂くのに恐縮してしまった。

散歩ガイドの時に、三浦作品の蔵書の処分に困っている人がいたら、「ゆのはな文庫」で引き取らせて頂きたいと話したことが、このような形で、実現することは、大変有り難く、うれしいことである。

「ゆのはな文庫」はまた1冊本が増えたので、目標の一戸町立図書館の蔵書数にまた近づいた。


.
oki*_
oki*_
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
検索 検索

過去の記事一覧

三浦哲郎文学愛読者

三浦哲郎情報

登録されていません

二戸のブロガー

登録されていません

旧南部藩の住人

登録されていません

友だち(2)
  • ooh*ra*
  • よしO
友だち一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事