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■画像:発刊予定『師・井伏鱒二の思い出』の表紙

新潮社のHPを見て驚いた。
12月22日に三浦哲郎さんの本を2冊一緒に発売開始するとの掲載があったからである。
それが、先に紹介した『完本 短篇集モザイク』に続いて『師・井伏鱒二の思い出』となっていたので紹介する。


『師・井伏鱒二の思い出』 三浦哲郎/著

新潮社 [発売予定]   発売日 : 2010/12/22   1,470円(定価)

「君、今度いいものを書いたね。」先生と私の出会いは、その言葉から始まった。上手く書けずにいるときは励まし、いい仕事をしたときには共に喜び、またあるときは厳しい対応も――。日本文壇の中央を歩んだ師弟の初期二十年間を描いた、交流のドラマ。

発行形態 : 書籍
判型 : 四六判
頁数 : 128ページ
ISBN : 978-4-10-320921-8
C-CODE : 0095


今までも、三浦さんは師井伏鱒二について多くの本に書き残しているが、果たしてこの書は新たに書いたものかどうか、大変期待が高まる思いがしている。

このように新刊を発売して頂けると、読む会でも多くの人に紹介して購入を勧めることが可能になるので大変有難い。
『三浦哲郎文学散歩ガイドマップ』を活用して、三浦哲郎文学のゆかりの地を全国に発信するためにも、書店に新刊が並んでくれたら、三浦哲郎ファンにどんなに喜んで頂けるかと思うと発行が待遠しい。

12月20日に八戸市で行われる「三浦哲郎先生を偲ぶ会」には、発行が間に合わないのが残念であるが、恐らく、会場でも大いに話題になることだろう。

■八戸市で行われる「三浦哲郎先生を偲ぶ会」の紹介の過去記事
 【八戸の「偲ぶ会」開催案内状】 2010/11/13(土)

 http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/32574811.html

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■画像:新刊(発売予定)『完本 短篇集モザイク』の表紙

新潮社から三浦哲郎さんの新刊が立て続けに発刊される予定であることが分かった。
先ずは、これまでに発行されている
「短篇集モザイクシリーズI〜III」

みちづれ ― 短篇集モザイク1

ふなうた ― 短篇集モザイクII

わくらば ― 短篇集モザイクIII



の三部作を一巻にまとめ、新たな三作を追加したものを12月22日に発売すると、新潮社のホームページに掲載されていた。


『完本 短篇集モザイク』 三浦哲郎/著

新潮社 [発売予定]   発売日 : 2010/12/22   2,940円(定価)

花束が海へ落ちる間の、-瞬の夢--。たきぎが爆ぜるまでの、数秒間の旅--。人の世の怖れと情を封じ込めた宝石の如き短篇をいくつも綴り、壮麗なモザイクに組上げる著者畢生の試みの集大成となる作品集。遺された未収録三作を収め、一巻本として刊行!

発行形態 : 書籍
判型 : 四六判変型
頁数 : 576ページ
ISBN : 978-4-10-320922-5
C-CODE : 0093



もう一冊の情報は、続いて別に掲載する。

今回、ある団体のツアーに参加して四国に来ている。
明日は、徳島県の祖谷(いや)を旅する予定になっている。
祖谷と言えば、三浦さんの著書『旅の手帖』で「栗花の香漂う平家の谷」と言う題で、現地を取材した時の様子を書いてくれている。
昭和45年9月の作品なので、当時とは様変わりしていると思う。
紅葉が真っ盛りの四国路を満喫出来そうなので、明日を楽しみにしているところである。

ふれあい散歩道

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■画像:『ふれあい散歩道 三浦哲郎とともに』(1988.S63.11.30 デーリー東北新聞社発行) 表紙



古本通販サイトから、また一冊の本を入手した。

『ふれあい散歩道 三浦哲郎とともに』(1988.S63.11.30 デーリー東北新聞社発行)

である。

この作品は『デーリー東北新聞』に、昭和62年4月から、翌63年3月まで連載されたもので、小説の中にもたびたび舞台として登場するふるさとを歩き続けながら、ふるさとの人々の心を発見しようとの試みで、八戸や近隣の地で一生懸命地道に暮らしている庶民的な50人の人と面談した内容が描かれている。



●エピローグ/散歩を終えて

 私は子供のころから人見知りをする質(たち)で、その上、自分がひどく話し下手だと思い込んでいたものですから、正直いって、始める前はどうなることかと不安で一杯でした。ところが、最初の、榎木のお婆さんとの対談中に自分の亡母と言葉を交わしているような錯覚にしばしば陥り、すっかり寛(くつろぎ)ぎをおぼえて、それ以来、初対面の人と会って対談を試みることが不思議に苦に思われず、楽しみにさえなりました。
 いまは今度の散歩で五十人の知己を得たことを私は心から喜んでおります。
 なお、五十人の方々の対談はまことに気ままな雑談の形でテープに収録し、それを林剛史、荒瀬潔両記者がてぎわよく整理して紙上に発表しました。もし両記者の尽力がなかったら、この対談はすべて取りとめのない世間話に終始せざるをえなかったでしょう。ここに改めて両記者に心からなる謝意を表したいと思います。
昭和63年 晩秋
                                  三浦 哲郎    


私は、『はまなす物語』(講談社文庫)の〈あとがき〉に書かれている文章を読んで、感銘を受けたことがあり、それが、この『ふれあい散歩道』にも通じていて、三浦文学の魅力の一つだと思っている。

その三浦さんの思いを紹介する。

 私は、自分が地方の出身で、いまでも地方の暮しに強い愛着を抱いているから、作品にも地方の風物やそこで暮している人々を書くのが好きだし、地方や田舎を書くことを自分の義務の一つのように考えている。
 けれども、今度の「はまなす物語」に、あえて地方出身者や、地方で地道な暮らしをしている人々ばかりを書いたのは、もちろんそんな私の好みや義務感のせいでもあるが、それとは別に、現代小説の舞台が都会に偏りがちなことに、かねがね不満を覚えていたからでもある。どうして都会小説ばかりがこんなに多いのだろう、そこに根を下ろしているのはほんの一部の人々にすぎないのに。なにも都会にばかり現代があるのではない。私は、新聞小説に限らずもっと地方が書かれなければならないと考えている。〈以下省略〉

 昭和57年11月   
                            三浦 哲郎

『はまなす物語』(講談社文庫)〈あとがき〉より


三浦さんは、このような思いで、田舎を描写した作品を多く残してくれた。
この『ふれあい散歩道』を通して、さらに新たな創作意欲を覚えたことと思う。
それだけに、健康を取り戻して、田舎のことをもっと書いて貰いたかった。

この意思を継ぐ次の世代の人が現れてくれることを願いたい。

三浦さんが昭和35年2月に、都落ちしていた一戸から再起をかけて上京する時に、《30枚の短篇を書いて、それを生まれ故郷から出ていた雑誌に持ち込んで、稿料の代わりに吊るしの背広を一着買って貰い、それを着込んで上京した》と、『随筆集 せんべの耳』の『思い出 -あの頃のこと』に書いている。

この短篇がどの作品なのかが不明なので調べている。

『歴史読本』の1963年・昭和38年2〜3月号に連載された『贋まさざね記』という作品がある。
この小説はまぼろしの作品で、この雑誌に連載されただけで、それ以外の書籍に掲載されたことが無く、三浦さんが年譜にも載せていないので、殆ど知られていなかった。
ところが、昨年9月にPHP研究所発行のPHP文庫『東北戦国志』に掲載されて陽の目を見ることになったのである。

■過去のブログ記事 【『東北戦国志』の『贋まさざね記』】    2010/6/10(木)
  http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sk=1&sv=%C5%EC%CB%CC%C0%EF%B9%F1&p=3

内容は、現代の一戸を舞台に、橋の袂に在る行きつけの居酒屋の飲み仲間たちと渓流釣りに出掛けて行って、豊臣時代の九戸政実の乱にタイムスリップして姉体城〜九戸城落城の戦に巻き込まれながらも生還するというストーリーになっている。
これは、二戸市や一戸町にゆかりの作品であり、大いに話題性のある小説となるであろう。
三浦さんはどうしてこの小説を今まで伏せていたのか不思議でならない。

〈吊るしの背広に代わった30枚の原稿の短篇〉は『贋まさざね記』ではないかと考える私の推測を立証するために、〈生まれ故郷〉=八戸で当時発行されていた雑誌のことを調べているところである。

早速、八戸市立図書館に問い合わせたが、『月刊 きたおうう』(デーリー東北新聞社発行)1974〜1978年の蔵書はあるが、それ以前のことは不明だった。

ならばと、青森県立図書館にも問い合わせたが、分らないのでと、青森県現代文学館に廻されて、担当の人に事情を説明して、解明の協力に参加して頂けることになった。

デーリー東北新聞社の知人にも調べてもらえるように協力をお願いしたところである。

関連の情報をお持ちの方がいたら、是非、ご協力を頂きたい。


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