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先日の例会の時に、金田一温泉郷が舞台の『ユタとふしぎな仲間たち』に登場する座敷わらしたちの名前の由来の実在の場所探しについて話し合った。
その結果、9人のうちモンゼ(門前)、トガサ(斗ケ沢)、ジンジョ(地蔵)の3人が不明確だったので、今後も、情報収集を続けて、感想文コンクールの表彰式(10/28)までには、全ての場所を特定出きるようにしょうということになった。
劇団四季のミュージカルに登場する「座敷わらし」は5人だが、三浦さんの作品に登場する「座敷わらし」は9人である。
ミュージカルにはペドロ、ヒノデロ、ダンジャ、ゴンゾ、モンゼの5人が登場するが、他にジュノメ、トガサ、ジンジョ、ジュモンジの4人がいる。間引きされた子供たちには親が名前を付けなかったので、自分たちが生まれた場所の通り名で呼び合っているのである。
ペドロ 〈ペンドロ(ペン泥):ぺんぺん草が生えている泥沼の岸の葦の茂みの中で生まれて捨てられた。
元禄8年生れ(315年前)〉……温泉郷に、以前は大沼の他にも小さな沼が何ケ所も在ったがペン
泥沼という名称の沼は実在しない。小説の描写からすると、大沼神社の脇の沼がイメージが合う
ということになった。
ヒノデロ 〈日の出楼:20里南の町にあるこの名前の料理屋に売られて芸者をしていたこの村の娘が生ん
で捨てた。女みたいな言い方をするおしろいの匂いが無性に好きな奴。明治35年生れ〉……距離
方角からすると盛岡当たりということになる。当時の隣町(福岡町)にもそういうところが実在
したので、そちらのイメージで描いているのかもしれないという見解も出た。
ダンジャ 〈壇沢 天明3年10月生れ(225年前)〉……ゆかりの家の屋号だった。
ゴンゾ 〈権三〉 ……ゆかりの家の近くに権七という屋号の家が在るので、それに関連させたのだ
ろう。
ジュノメ 〈十の前〉……ゆかりの家の近くの実在する家の屋号で、s会員の実家とのこと。
ジュモンジ 〈十文字〉……ゆかりの家から南東に250mほど行くと十字路に出る。この十字路を十文字
といい、その門に「十文字」という屋号の家が在った。現在は移転して跡地に貸家が立ち並んでいる。
モンゼ 〈門前 宝暦5年生れ〉? ……関連する場所を探すことにする。
トガサ 〈斗ケ沢〉? ……関連する地名を探すことにする。
ジンジョ 〈地蔵〉? ……近くに地蔵のある場所が在るかどうか探すことにする。
※文中〈〉内は、小説に書かれている文を記載したものです。
三浦氏がこの温泉郷の父親の実家(ゆかりの家)で暮らしていた頃に、その辺りをよく散歩していたといわれている。
実在のことや経験したことしか書かない主義の作家と聞いているので、これらの通り名は、金田一温泉郷に実在することを確信して。探し当てたいと思っている。
『ユタとふしぎな仲間たち』には、他にも「銀林荘」(緑風そう)、「分教場」(旧長川小学校)、「火の見櫓」、「林檎畑」、「化石探し」、「ヒョウタン屋」、「鳥越部落」、「鬼子村」(田子村?)、「村はずれの三本杉」、「ビッキ」(赤子)、「えんつこ」(揺り籠)、「狐つき」、「どんどん淵」、「小さな滝」、「安楽寺」、「長者山」(折爪岳?)等々、この地にゆかりの地名や風習などが多く出てくるので、これらについてもクローズアップしていきたいと思っている。
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