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十和田湖の墜落機

今夜のNHKテレビニュースで、戦時中に十和田湖に墜落した軍用機の引き揚げの準備が進んでいる様子を報じていた。
三浦作品の『水の中の神話』(『湖影』改題)に描かれている十和田湖底の旧陸軍練習機と思われる機体のことである。
昨秋に発見されたというニュースを聞いていたが、本気で引き揚げを計画していたようだ。

一度小説に描かれたまぼろしの機体が人の目にさらされるようになると思うと、神秘的な神話が崩れてしまうようで、心なしか寂しさを感じている。
  


■関連過去記事

十和田湖底の旧陸軍練習機      2010/9/8(水) 午後 11:55
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/32328372.html

十和田湖の墜落機探索情報      2010/12/5(日) 午前 1:28
http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/32656539.html

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■画像:四国徳島県祖谷渓谷の「かずら橋」


この度は、縁あって四国の三浦哲郎文学ゆかりの地を訪れる機会を得た。

著書『旅の手帖』「栗花の香漂う平家の谷」の章に描かれている徳島県祖谷の渓谷を訪れて「かずら橋」を渡ることができた。
ちょうど紅葉真っ盛りで、谷間の清らかな川のせせらぎと岩肌の上に架かるカズラの枝で編まれた吊り橋の回りには真っ赤に色づいた紅葉が映えていた。
連休の最中で、引っ切り無しに詰めかける観光客が、両側の手摺に長蛇の列を成して渡る人の多さに、カズラの編み目が切れてしまいはしないかと、冷や冷やしながら渡ったが、しかし、よく見ると編まれた枝の間には、樹脂に覆われた太いワイヤーが施されているのが見えて、胆を冷やさずに済んだ。

三浦さんが辿った祖谷の渓谷の道は、狭くて大型バスが通るルートでは無いらしく、駆け足の四国一周旅行だったせいもあり、今回は辿ることができなかった。
残念ながら、小便小僧の像の所に立って深い谷底を覗きながら肝試しをすることは叶わなかった。

大歩危、小歩危の渓谷から祖谷の渓谷へと、車窓から四国の山々の険しさを眺めながら、当時の、悪天候の取材の旅をものともせず、単なる観光気分の紹介文とは違い、地域の人々を通してその地を紹介する三浦さんの紀行文の味わい深さを感じることができた。

いつか又、栗の花の咲く頃にでも、三浦さんの辿った祖谷渓谷を訪れてみたいものである。

三浦作品の代表作になっている『繭子ひとり』は、1971(S46)年4月5日から1972(S47)年4月1日までNHK連続テレビ小説第11作目として放送された。
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B9%AD%E5%AD%90%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%82%8A

母を訪ねて青森から上京してきた娘が、生活の中で幸せを求めて生きていく様子がドラマチックに描かれていて、高視聴率を得た「幻の連続テレビ小説」となっている。(NHKアーカイブスには映像は残っていない∴まぼろし)

このドラマの中で下宿のおばさん役を演じた黒柳徹子の東北なまりの演技が話題を呼び、黒柳にとっても一つの転機となったドラマである。黒柳徹子は戦時中、青森県三戸郡南部町に疎開していたことがあったので、南部弁が得意だったのだが、その南部弁が黒柳の運命を変える大きな要因となったのである。

繭子の郷里の青森は、テレビでは三戸町が舞台として放送されたことで、三戸町の城山公園には今も繭子の銅像がひっそりとひとりで建っている。
コート姿にマフラーを首に巻いて立っている女性は、主人公の繭子を演じた女優山口果林そのものである。

三浦さんにとって小説『繭子ひとり』は、初めての新聞連載小説で、好評が故に度々の延長を要求されてストーリーがズタズタになったという苦い思いでの作品だった。
本人が八戸市新井田のりんご園をイメージして描いたのに、NHKでは三戸町が舞台になり、高視聴率を得て有名になったからと町で建立することになった〈繭子の銅像〉も快く思っていいなかったようで、除幕式にも出席しなかった。

しかし、後に、一戸町に母を見舞いに来た時に、タクシーに乗ってお忍びで銅像を確かめに来ている。

そのご縁もあってか、先日の三浦さんの葬儀の際に山口果林から大きなお花が供えられていたのが印象的だった。

このように調べてみると、一戸町や二戸市・金田一温泉郷、八戸市の他に、三戸町あたりも三浦哲郎文学にとってはゆかりの深い場所となるのである。

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懐かしの馬淵川

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■画像:金田一温泉の石淵橋から馬淵川下流の眺め。…三浦さんがお父さんと打ち釣りをした場所が見える。


三浦哲郎さんは、ことのほか「馬淵川」に愛着を持っていた。
子供の頃に遊んだ八戸の太平洋に注ぐ河口の馬淵川から川上に遡って、金田一、一戸と馬淵川沿いに生活の場を移して行った。
その先々で、思い出に残る馬淵川があったのである。
八戸では馬淵川に架かる鉄橋を渡って遊んだ時の出来事が思い出される。
金田一温泉(湯田)では、父とよく打ち釣りをした思い出が色濃く残されている。…『水仙』、『盆土産』など
一戸町の実家の裏は馬淵川からそそり立つ崖になっていて、川のせせらぎが聞こえていた。
『忍ぶ川』の文学碑は馬淵川に架かる岩瀬橋(『妻の橋』の舞台)の袂に在る。

ああ、懐かしの馬淵川

間もなく、遺骨となって馬淵川を渡り、川に掛かる橋を眺める墓に眠ることになるのである。

合掌

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■画像:一戸町・広全寺 …駐車場には百日紅の花が赤々と咲いている。境内の中央には銀杏の大木が在る。
    一戸町岩瀬橋袂の『忍ぶ川』文学碑…岩瀬橋は『妻の橋』の舞台になっている。
    一戸町の三浦家 …『忍ぶ川』で、夜中に二人が馬橇を眺めた2階の窓が道路に面している。玄関に
             は琴の教室の看板が残っている。


三浦哲郎さんの葬儀が執り行われる場所として、全国の新聞に発表された一戸町の広全寺を昨日訪問してきた。
偉大な作家の葬儀を行なうには収容能力に難が有りそうなので心配になり、春覚和尚さんにお悔やみの挨拶をしながら、状況の見通しを伺ってきた。

三浦さんの葬儀には、全国から大勢の参列者が来ると思われるので、どれだけの規模になるのか想像もつかないのである。
一戸町名誉町民だった三浦さんなのことなので、町役場も全面的にバックアップの準備をしてくれているようだ。

既に、お寺の駐車場や岩瀬橋袂の文学碑のところでは、人夫たちが草刈りや庭木の剪定の作業をしていた。
『忍ぶ川』の文学碑も奇麗に水洗いして磨かれていて、葬儀への参列者の方々が見学に訪れるのに備えて、役場で手配したとの事だった。

葬儀について資料を以下の通り掲載します。

■日時 : 9月6日(月) 午前11時〜
■場所 : 一戸町・広全寺
■住所 : 岩手県二戸郡一戸町一戸字大沢25
■TEL : 0195-32-2666
■喪主 : 三浦徳子様(奥様)

■葬儀社:(有)上平仏具店 一戸町一戸字向町60-12 
     電話0195-32-2764  fax0195-33-3801

広全寺は三浦家の菩提寺で、三浦作品の多くに描かれている、とてもゆかりの深い所です。お母様の大好きだった境内の銀杏の大木を描いた『銀杏が衣を脱ぐ時』は、印象深い作品である。その境内も当日は沢山の人達で溢れることになるだろう。

遠方からの参列者のことを思うと、東京からでは早朝の新幹線の便で来れば、何とか間に合うだろう。

 東北新幹線  東京  〜  二戸 
 はやて1号  6:56     9:52
 はやて3号  7:36     10:28

二戸駅から一戸町の広全寺まではタクシーで15分程度(7.0km)掛るので、はやて3号では余裕が無くて、ギリギリ間に合うかどうか心配される。二戸駅のタクシー乗り場は東西両方の出口にある。


盛岡、八戸方面からの各駅停車の列車の便も掲載します。


 IGRいわて銀河鉄道  盛岡  〜  一戸        
            8:55 9:59

 青い森鉄道・IGR   八戸  〜  一戸
            8:52     9:50

一戸駅から広全寺までは徒歩約25分(1.2km)。

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