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昨日、県立図書館に出向いて、展示用に貸してあった「人形の座敷わらし達」と「付添婦の岩崎さんの蔵書」を引き取ってきた。
人形は埼玉の人形作家・久保田のり子さんからの借り物なので、本人に送り返すことにするが、その前に記念写真を撮らせて貰ってからにしよう。
展示台からの収納に立会って頂いた図書館のスタッフの方が「三浦哲郎氏には色々な出来事があったのですね。講演会・朗読会を聞かせて戴いて、三浦文学のことが良く分りました」と言ってくれた。
理解して頂けたことは大変嬉しい。
できることなら、一日も早く開架書庫の一角に「岩手にゆかりの作家」として、三浦文学作品が常時陳列されるようになって欲しいと願っている。
盛岡までの往復4時間の間、先日のイベントの講演・朗読の録音テープを運転しながら聞いた。
ホールの音響係りのスタッフにお願いして録音して貰ったものだけに、とてもクリアな音質で、まるで会場にいるような気分がして、引込まれるように聞いてしまい、アッという間に往復してきた。
講演での、森林さんの三浦文学についての魅力の丁寧な解説や、上原康樹アナウンサーの「作者の心」を語るすばらしい朗読に聴き入ってしまう。
この録音記録をこのまま眠らせておくのは勿体ないと思った。
特にも、三浦さんの数多くの作品の中から、朗読の題材として今回のような作品が選ばれることは、滅多に無いように思う。既に有名になっている作品は多く取上げられることはあっても、今回のように埋もれている作品を、朗読会でもっと引き出してあげられたら、多くの人に新たな魅力を感じて親しんで貰えるようになるのではないだろうか。
上原さんもステージで絶賛しているように、「心を綴る文章」は、三浦さんの作品の魅力で、他にも朗読の題材は山ほどあるのだから、新たに見出されて名作となって聴き継がれるように成りそうな気がする。
今回は、その意味でも、今まで日の目を見ることがなかった作品が、上原さんのようなプロによるすばらしい朗読として聞けて、滅多に無い貴重なデータとなって残った。
『郷里の雪』の、靴が雪を踏む時のあの音の多様さなどは、恐らく、誰もが一度聴いたら心に響いて刻まれてしまうだろうとおもう。
雪国に住む岩手の人なら誰でも、「雪の音」を感じずにはいられないすばらしい文章なのだから、私たちにとっても、新たな発見であった。
当日、スタッフとして働いていて、ジックリ聞くことができなかった会員たちや、新たに興味を抱いている人達にも、是非、聞かせて上げたいものである。
演者の方々や三浦さんにも記念にお届けできるように、CD化を検討して見ることにしよう。
因みに、講演90分、朗読45分をCDディスクに収録するには70分容量が限界のディスク一枚に納まり切れない。2枚組セットになり、製作費も掛かりそうなので、運営委員会で協議してみることにしよう。
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