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冬の文学散歩

本日は、生憎の真冬日ながらも好天に恵まれて日差しを受ながらの「冬の文学散歩」を行った。
IGRいわて銀河鉄道の「ぎんが食堂各駅停食弁当」モニターツアー参加者たちも、寒さを警戒してか30名中文学散歩には20名ほどの参加となった。

館内でのレクチャーも入れて1時間10分程掛けて、三浦文学と金田一温泉郷の関わりについてガイドをさせてもらった。
作家三浦哲郎を知っている人は1/4程度だったので、又、新たな認識者を生むこととなったのは大きな成果だった。

デスティネーションキャンペーンのコース採択を目指しているこのツアーには、鉄道ジャーナルの関係者も同行していて、大内部長を始め銀河鉄道観光のスタッフたちが参加者の方々に熱心に応対していた。

今回のツアーでは、金田一温泉郷での時間を3時間ほど割り当てるに際して、貸し切りの集会室と温泉入浴場の確保、それにお土産品の買い物先に苦慮されたそうで、今後の大きな課題となっていると言われた。

観光バス一台で休憩、入浴のお客を案内しても、今の金田一温泉の旅館では一斉に30〜50人という大勢の入浴ができないので断られるらしくて、温泉センターの入浴券を配付して自由に入浴してもらったようだ

温泉センターには貸し切りの集会室が備えられていないので、ツアーで利用するのにとても困ってしまうというのである。
今回は、休憩所に割烹旅館おぼないの広間を借りて、入浴はそこから温泉センターまで徒歩で往復するという状況だった。

お土産を売っているところを尋ねる参加者がいても、旅館には売店が無かったのでお土産を買えないでいたのは、残念なことだと思った。
リンゴや特産のお菓子など、駅などに臨時でも良いから売店を設営できないものだろうか?
特にも、三浦さんが絶賛している「湯田のリンゴ」は絶好の宣伝の機会なのに。
それと、カネタ製菓の銘菓「座敷わらし」もインパクトが有るので買って頂けると思うのだが。

読む会で取り扱っている書籍を会場で何人かの人に購入して戴いて感謝している。
入手した本には、金田一温泉で買ったと言う思い出が刻まれるのだから、この機会が有ると無いでは大違いになる。
特産のお土産も同じなので、何か工夫して少しでも地域経済の活力に繋げられないものだろうか。

斜陽の金田一温泉郷には、観光ツアー客を受け入れる為に改善しなければならない課題が山積していることがよく分かった。


このモニターツアーは次回も12月23日に予定されているが、既に50名程の応募者があり、キャンセル待ちの状況だと聞いた。

又、天気が良くなってくれることを祈りたい。

ガイド役で写真を撮る余裕がなかったために、報告写真が一枚もないのが残念である。

鎌倉の朗読会のこと

鎌倉FMの小町さなえさんから11月20日に開催された会食&朗読会「ひなややまのいえ場所」の報告を戴いた。


■過去の関連記事
  『鎌倉図書室 小町部屋』ひなややまのいえ場所

        2011/11/11(金) 午前 5:15
   http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/33695510.html

無事に終えることができて、参加者には好評だったとのこと。

届いたリストは料理のメニューだと思っていたら、メニューと朗読作品がイコールだと教えられて驚いた。

以下は小町さんのお便りである。


ひなややまのいえ場所



「凍豆腐」 凍豆腐
「耳たぶの秋」 白しめじと凍豆腐 代用で白エノキと高野豆腐の煮物
「じねんじょ」 むかごの山芋蒸
「みみずくさん」 カレイの煮つけ
「除夜の鐘まで」 鯨汁
「2月の味」 ジャッパ漬


という感じでした。
食材の入手や調理法に苦労したようです。
私自身、ジャッパ漬を初めて食べましたが、初めて食べた気がせず感激しました。

「おもてなし」という点では、三浦作品は素朴な料理が多く、改めて生活に根ざした作品なのだとかんじました。

ぜひ、ご当地でこそ、このような企画を実現して戴けたらと思います。

「じねんじょ」は「短編モザイク集」から。それ以外は「短編集 母」からです。(名称を間違えてたらごめんなさい。)

料理人は同年代の女性で、おふくろさん的な方ですが、京都のおばんざい専門の方で骨をおってくれました。(*^o^*)

日本料理ルールで前菜から順に、メインまでを考えると読む本数も多くなり1時間半という長丁場になりましたが、合間に「オーダー」という意味のベルの音が入るだけの演出にも関わらず、みなさん「あっという間だった」と仰ってくださいました。

作品としては「じねんじょ」がやはり好評で、私自身、今回取り組む中で新しい発見が多々あり、自分の読みの浅さを反省するとともに三浦作品の底力を強く感じました。

お料理が出るたびに「あぁ、最後まで掘り出す自然薯だね」など話しを反芻しながらお食事するなど 終始和気あいあいとした雰囲気でした。

今回は、明るい話を中心に選びましたが、今後はお食事とは別の企画で、力強い作品もやってみたいと思います。(o^∀^o)

(まだ未定ですが、都内のカフェで開く予定です。)



音響スタッフに協力を得ながらも、たった一人で企画・実施した小町さんのパワーには敬服する。
それにしても、この企画のために作家の著作を読んで料理の題材を探し出してコース料理に作り上げてくれる料理人の心意気が何とも感激する。
そして、その料理にそった作品朗読を聞きながら食事を楽しむ、それも、鎌倉の郊外の山間の佇まいでというのだから、さぞかし作者の三浦さんも喜んでくれることだろう。

こんな素敵な催し物になったのだから、小町さんにこのような内容を事後報告としてFMで放送してはどうかと提案してみた。

小町さんは、東京に場所を移して開催を企画したいと言っている。
都内にはこれまでに知り合えた熱烈な三浦文学ファンの人達もいるので、この指止まれ!で協力者を募ってみてはどうかとも提案した。
練馬の遠藤さんや原田さんにも賛同して頂けるような気がしている。

会場で配布したという読む会発行の文学散歩ガイドマップがとても役に立って、好評だったと言われた。
このような場所に活用して頂けたことがうれしい。

今回、小町さんから読む会への入会手続きについて問い合せを戴いたので、入会申込書と会則を送り届けた。
遠く離れていても協力し合って三浦哲郎文学の普及に努めて行くことができたら本望である。

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■画像:IGRいわて銀河鉄道株式会社が開催を予定している『ぎんが食堂 各駅停食弁当モニターツアー』募集のチラシ



私たち読む会の活動に賛同していつも声援を戴いているIGRいわて銀河鉄道(株)で、この度、『ぎんが食堂 各駅停食弁当モニターツアー』と題した鉄道乗車によるイベントを開催するそうだ。

その中で、金田一温泉での入浴前に三浦哲郎文学散歩を設けることについて相談を戴いた。
冬の屋外散歩は如何なものかと心配もあったが、既に応募者が30名を越していて人気があると聞いたので、散策や講話など、天候を見ながら対処することにして、ガイドを引受けさせて頂くことにした。

割り当てられた時間は、テーマのお弁当を食べた後になっていて、緑風荘の館主の座敷わらしの講話と合わせて1時間半で、20分:70分の予定なので、文学散歩は全体を回るのには時間が足りないので途中を省略することになるだろう。

三浦哲郎文学とこの地域のゆかりについて大勢の人に知ってもらえる願ってもないチャンスなので、大いに歓迎したい。
  
このモニターツアーを経て、平成24年度『いわてデスティネーションキャンペーン』 への商品化に繋げること目指しているようなので、そのためにも高い評価を得られるように精一杯務めさせて頂きたいと思う。

ご覧になっている皆さんも是非応募して参加して下さい。



    ぎんが食堂 各駅停食弁当モニターツアー


 IGRいわて銀河鉄道沿線の味覚を詰め込んだ『ぎんが食堂 各駅停食弁当』の開発を進めており、この度、平成23年12月10日(土)・23日(金・祝)にモニターツアーを実施します。

      【商品の魅力はココ ! !】

    『食』を通じて沿線の魅力を発信!!
    
  ★ 各沿線市町村(盛岡市・滝沢村・岩手町・一戸町・二戸市)の地産地消に
    こだわった品々を、コース料理仕立てにした「お弁当」として提供します。
    
    こだわりの弁当箱!!

  ★ 外箱の中には、車両の形をしたかわいい小箱とドリンクホルダーが納まります。

    小箱は連結もできます!

   ツアー申込締切日・12月5日(月)



                    IGRいわて銀河鉄道株式会社
                    銀河鉄道観光 担当: 河村・大下
                    TEL 019-654-1489 FAX 019-606-5539
                    〒020-0066 盛岡市上田1-2-32
                    URL http://www.igr.jp



    ぎんが食堂 各駅停食弁当】モニターツアー詳細


   【出発日】 平成23年 12月10日(土)・12月23日(金・祝)

   【募集人員】 各日40名様(最少催行人員:20名様)

   【料金】 お一人様¥3,900 (大人・小人同額)
        ※ 昼食(弁当)代・IGR乗車代を含む

   【行程】
       IGR盛岡駅改札前集合 10:40〜受付
              (* 飲み物セットを、受付時にお渡し致します。)
         ※ 添乗員同行 ※ 貸切車両にて運行 ※ 1〜6は料理積込駅

                         凡例・++++:IGRいわて銀河鉄道   
                           
     1.IGR盛岡駅 +++++++ 2.滝沢駅 ++++++++ 3.いわて沼宮内駅 +++++++++
       11:10(発)    11:24(着)       11:44(着)

       +++++++ 4.奥中山高原駅 +++++++ 5.一戸駅 +++++++++ 6.二戸駅 +++++++
            11:56(着)      12:15(着)     12:21(着)

       +++++++ 金田一駅温泉駅 === (貸切バス) ===
            12:30(着)

      金田一温泉郷/亀麿神社(見学)・緑風荘若旦那による座敷わらしのお話・入浴等
        13:00〜15:30

       === 金田一温泉駅 ++++++++++ IGR盛岡駅
          16:28(発)        17:27頃(着・解散)

    ◎ 当日はアンケートにご協力をいただきます。
    ◎ モニターツアーを経て、平成24年度『いわてデスティネーションキャンペーン』
      への商品化を目指します。

      ツアー申込締切日・12月5日(月)

「みのむし」

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■画像:ゆかりの家の、縁側のあるふた間続きの畳の部屋で「みのむし」を朗読する佐藤悦郎会員と観客



「うぬがは、でんで。」

先日以来、この言葉が耳から離れなくなっている。

「爺さまよ、いま戻ったえ。」
「うぬがは、でんで。」

痩せ衰えた姿で、入院先の病院から、一時帰宅したたけ婆さんを見た爺さまが言った。

不作のショックで急に呆けてしまったらしい爺さまは、同じ問いを繰り返した。

「汝は、誰で。(うぬがは、でんで。)」


悲惨な大飢饉、出稼ぎに活路を求める倅、実家に戻ってしまった嫁、稔らなかった田の畦道、裏の林檎畑、厚く霜をかぶっている踵の潰れたズック靴。
茣蓙の上にぺたりと座って、火の消えた薪を見つめている囲炉裏ばた。


縁側の外に落葉で疎らに色づいた梢の秋景色が見渡せる、ふた間つづきの畳の部屋に、金田一訛りの声が響く。

「うぬがは、でんで。」

佐藤悦郎会員が選んで読んでくれた短編小説「みのむし」の、朗読の場面である。
三浦さんと変わらない年齢だという佐藤さんならではの、素朴な訛りの語りが実に良く合っていた。

情景といい、季節といい、ピッタリの作品で、施設のホールなどと違って、臨場感あふれる「ゆかりの家」ならではの、実にドラマチックな朗読だった。

三浦さんやその家族が寝起きしたこの部屋で朗読を聴いている。
そして、作品の情景を感じながら文学散歩へと続くのであった。


東北のはずれのこのあたりの話として「新潮」平成6年1月号に発表された「みのむし」は、平成7年に第22回川端康成文学賞を受賞している。
三浦さんにとっては2回目の川端康成文学賞受賞になる。


遥か遠く東京に住んでいても、東北の郷里のことを気に掛けている三浦さんの気持ちが伝わってくる作品である。


浦安の大谷静子さんも言っていた。

〈短編で涙を流しながら笑みがこぼれたり、笑いながら涙が頬を伝わったり。三浦作品は温かい心に満たされています。〉

そう、寂しく悲しいストーリーなのに、何故か温かさを感じさせられるのが不思議でならない。

そういえば、大谷さん、これも《おばあさんシリーズ》ですよ!



「うぬがは、でんで。」

あの佐藤さんの声が、当分、私の耳から消えそうにない。




「みのむし」は、単行本、文庫本『短篇集モザイク-2 ふなうた』に収録されている。
又、そのモザイクシリーズ1〜3集を一冊にまとめた『完本 短篇集モザイク』(税別2,800円)が、昨年12月に新潮社から発行されているので、読んでみることをお薦めしたい。

イベント報告の続き2

イベントの時に、色々な方から声を掛けて頂いた。

午前の第1回目の文学散歩は小雨のパラつく中でのスタートになり、途中で傘を差しながら歩く場面も有ったが、降ったり止んだりで、ガイドの私は傘も差さずに何とか最後まで歩くことが出来た。
立ち止まって説明する間、傘を差し伸べてくれる参加者の方がいて、心配りが有難かった。

田舎道の散策路を設定してあるので、「どんどん淵」や「三葉沼」、「馬淵川」のような足下が泥濘んで心配なところは省略させて頂いた。


●今回の嬉しい出来事(私の範囲で)


1.毎回参加してくれる十和田市のご夫人に今回も会えたこと。

  イベント情報の入手手段が無くて、電話で問い合せてやっと分かたので参加することが出来た
  と聞いて、待ち望んでいた気持ちが分かってとても嬉しかった。
  新たに「どんどん淵」が追加されたことを知って喜んでいた。

2.愛知県名古屋市から参加してくれた大○さん(男性)に出会ったこと。

 散歩ガイドや朗読を熱心に雰囲気を味わいように聞いて戴いていたので、参加の礼を言いたくて帰りがけに声を掛けたら、「パソコンが直って良かったですね。いつもブログを読んでいますよ。」と言われて驚いた。出版、編集関係の人かと想像していたが、名古屋市在住のサラリーマンで、東京出張のついでに足を伸ばして、夜行で来たと話していた。
中学の時に「忍ぶ川」を読んで以来の三浦ファンだとのことで、一戸町の「忍ぶ川」文学碑にも寄って来たそうだ。
名古屋といえば、同じ三浦ファンの東海学園大学の近藤洋子先生もいることを伝えた。
他にもガイドマップを送って上げた人がいた筈なので、名古屋の三浦文学ファンのネットワークも出来そうになってきた。
それにしても、名古屋からわざわざ来て貰えるなんて、大変光栄なことで、周りで聞いていたお客さん共々とても驚いたのだった。

3.俳句の吟行に持って来いの散歩コースと絶賛。
  俳句の会に所属する九戸村在住のご夫人に、サークルで是非訪れたいと約束して頂いたこと。
  ネットワークのある他市町村のサークルにも紹介して上げたいと話していた。

4.元高校国語教師で市の福祉関連に携わっているという女性から入会の意思表示を受けたこと。
  教科書で「とんかつ」を教えていたとがあるとのこと。

5.会員から朗読の新人がデビューしたこと。

 長い作品を選んだものだから、とても一人では最後まで続かないと担当に言われて、急遽応援を頼んだのだったが、快く引き受けて貰えて大助かりだった。入会してまだ間がないせいもあって、輪読などの機会もなくて正直言って、実力の程は皆目分からなかった。しかし、とても素晴らしい朗読をして貰えて心強く思った。今後が楽しみである。

6.船場社中の素晴らしい琴の音にうっとり。あの澄んだ音色はもっと多くの人に聞かせて上げたい。

7.ステージの照明設営の心配りに感謝。

 ボランティアに近い依頼を快く引き受けて音響を担当して頂いている岡田電機の岡田さんが、今度は舞台が暗いだろうと言って照明装置を持参して、明るいステージにしてくれた。出演者が明るく見えて、これまで暗かった舞台が華やいだ雰囲気になってとても良かった。感謝々々!。


本当にささやかな催し物ではあったが、やって良かったと思える出来事がこんなに有ったのだった。

他にどんなことが有ったのか、反省会を開いて、他の会員からも聞いてみたいと思っている。


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