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食べ物談

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せんべ汁

今や「せんべい汁」は日本中に名を知られた八戸名物となっしまった。
B級グルメグランプリの威力にはすごいものがある。
パック詰め「せんべい汁セット」やカップラーメンのような「カップ入せんべい汁」など色々な商品開発がなされ、お土産品として飛ぶように売れているという。

同じ南部地域にあたるここ二戸にも昔から「せんべい汁」は、家庭の食卓で親しまれていた。
ただし、素朴過ぎて貧しさの象徴のような食事に思っていたので、とても人様に出すようなご馳走といえるものではなかった。
それが、今では立派な郷土料理として、来客に振る舞われるご馳走になっていて、八戸辺りでは大概の料理店でメニューに加えて結構な料金で提供するようになっている。

思えば三浦さん家族が過ごした八戸市〜二戸市金田一〜一戸町は共に旧南部藩の領内にあたる。
三浦さん流に言えば「せんべ汁」ということになる。
とりわけ「せんべの耳」には目が無かった三浦さんとその家族たちの話題には「せんべ汁」のことが出ていただろうか?
このように有名になったことを知ったら三浦さんはどんな随筆を書いただろうか。
何かの作品に「せんべ汁」が登場していたかどうか読んだ記憶がないので、調べてみたいと思っている。

私の取って置きのせんべ汁には川の雑魚(じゃっこ)を入れた出汁が忘れられない定番となっていて、子供の頃に食べた「盆土産」に描かれている雑魚の出し汁で食べるせんべ汁が一番美味しいと思っている。

やはり、今でも貧しい食事のイメージはなかなか拭い去れないでいる。

三浦作品とクジラ汁

三浦家では正月行事と合わせて2日は次女の誕生日になっている。
「除夜の鐘まで」『笹舟日記』に収録)や「歳末は鯨を買いに」「スペインの酒袋」に収録)を読むと、そんな三浦家の年越しの様子がよく分かる。

年越しの習わしや正月料理の作り方は三浦さんのお袋さんから忠実に引き継がれたものだといわれているので、三浦家では今も行われていることと思う。
三浦文学に接してからは、年越しになると「くじら汁」「戸田久」の蕎麦に拘っていたそんな三浦家のことを思い出している。

その三浦作品が切っ掛けで「くじら汁」を特製メニューにして、今でも評判を呼んでいるという八戸市水産科学館「マリエント」の話題が新聞に載っていた。

●デーリー東北新聞
  手作りクジラ汁に舌鼓/八戸・マリエント    2012.01.03
  http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2012/01/03/new1201031402.htm

 八戸市水産科学館マリエント(吉井仁美館長)は1日、手作りのクジラ汁を振る舞い、多くの来館者が新年の幕開けを喜びつつ、昔ながらの料理に舌鼓を打った。
 クジラの身や大根、ニンジン、ゴボウなど具だくさんの汁100人分を用意。訪れた市民らは、海沿いにある施設のイメージにぴったりな熱々の汁をおいしそうに味わった。


読む会が活動を始めた2006(平成18)年に、初めて開催した『三浦哲郎文学体感・八戸バスツアー』で、八戸市水産科学館「マリエント」を訪れた時にレストランで昼食をとることにしたのが切っ掛けで、それ以来「くじら汁」定食は、マリエントのレストランの特製メニューとなっているようだ。
当時の館長さんの計らいで、八戸の鮫を舞台に描かれた小説『海の道』に因んで何か特色のあるものを出したいということになり、レストランのスタッフが地元の鯨汁を作れるお年寄りのところで手解きを受けて作ってくれた料理だったので、このように今も親しんで頂いていることを知って嬉しく思っている。

●過去のブログの関連記事
  『歳末は鯨を買いに』
      2007.10.24
  http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/17822977.html

「七色の弁当」

三浦さんの作品には食べ物を題材にしたものが多く有り、特にも郷里のものが素晴らしい文章で取り上げられているから、たまらなくなる。

今度、IGRいわて銀河鉄道が企画している『ぎんが食堂 各駅停食弁当』も食べ物がメインの鉄道モニターツアーとなっているので、どこかで、三浦作品に関連した料理が取り入れられたら、ユニークな物語が誕生するような気がする。

『盆土産』の、シャオッと食べる時の音が気になる大きなエビフライもいいだろう。
弁当の話では付添婦の岩崎さんが作る弁当のことを書いた『七色の弁当』という作品がある。

その作品の中には丁寧に七色の素材と調理法が書かれている。


ユリ根(砂糖でほたほたに煮る)
トマト(生で微塵切り)
カボチャ(ほたほたに煮る)
ホウレン草(ほたほたに煮て微塵切り)
ソーメン(ほたほたに煮て醤油味)
イチゴ(丹念に潰す)
リンゴ(擦り下ろして砂糖を加える)


色とりどり七色の品数が七つ折箱に入れられた手作りの七色の弁当を岩崎さんは三浦さんのお母さんの七日七日の忌日に墓前に供えてくれたと言う。

このところブログで話題の
『とんかつ』もそうだが、弁当に相応しい三浦作品の食べ物には、あとはどんなものがあっただろうか?

せんべいの耳

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いけない、手が出てしまう、辞められない。
藤原せんべい店に、南部せんべいを買いに行って、せんべいの耳も買ってきた。
ポリポリ、食べ始めたらもう止らなくなってしまい、お茶をすすりながら、一袋食べ尽してしまった。

子供のころのせんべいの耳はせんべいを作る時の屑扱いだったから、おまけ品だったが、今では人気が出過ぎて、本命のせんべいより値が良くなり、立派な商品として売られるように成っている。

せんべい作りのプロであれば、耳をできるだけ出さないように焼く筈なのだが、商品にするには、それなりの焼き方にしているものなのか。

跡継ぎの息子さん夫婦が特訓中の所為か、ハジキの焦げせんべいが沢山売られていて、一袋150円と普通の物より安い上に、香ばしいので、お気に入りに成ってしまっている。
ゴマの振り方もマダラ模様が目立つから、均等に成るように焼くのがどんなに難しいか、分かるような気がする。

あぁ、口が寂しいから、また、せんべいの耳を買いに行って来ることにしよう。

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■画像:萬榮堂の元祖鶴子まんじゅう

一昨日、八戸の帰りに三浦哲郎文学ゆかりの「元祖鶴子まんじゅう」の店「萬榮堂」に寄ってきた。
八戸市の郊外にある櫛引八幡宮の裏参道入口の信号のある交差点の角にその店は在った。
国道に面していて、「元祖鶴子まんじゅう」の看板が出ているので、直ぐ分った。

読む会で作成中の三浦哲郎文学散歩マップの八戸欄にも、拘りのお菓子屋さん紹介の欄を設けようと考えている。
そうなると、萬榮堂の「鶴子まんじゅう」は欠くことができないのである。
三浦さんの作品に描かれている八戸銘菓であり、店主は『ふれあい散歩道』(デーリー東北新聞社1988.11発行)で、三浦さんと対談している。
店の中には、三浦さんに関する新聞記事などの資料が掲示してあって、ゆかりの店であることを感じさせるている。
しかし、マップのエリアから大分外れているのが難点で、地図上には載らないから、どのように扱うかは、委員会で協議しなければならない。
店の人にこのことを説明して、「盛岡キャラバン」のチラシを渡して帰って来た。


■鶴子まんじゅう
 南部一ノ宮の歴史をもつ櫛引八幡宮は、今から750年前、南部
 二万石の総鎮守として北の地に御鎮座され、以来今日まで 
 『八幡の八幡様』と、広く親しまれ崇拝されてきました。
 弊店は、櫛引八幡宮の裏参道に位置することもあり、その信
 心から、銘菓を授け下さるよう祈願した処、御神夢に鶴が現
 れ、それにちなんで 《鶴子まんじゅう》 と名付けられたお
 菓子が誕生しました。


噂の「元祖鶴子まんじゅう」の袋入りを買って帰り、食べてみた。
外を覆っている白い粒々が触るとポロポロとこぼれ落ちる。
口に近づけて噛ると又更に、ポロポロと落ちる。
これが、鶴子まんじゅうの特徴である。
控えめの甘さが、二戸地域で売っているものと違って食べやすい。
続けて何個も食べらそうな、程よい加減となっている。
私が記憶している子供のころに食べた地元のものはシナモンのような香辛料が利いた鶴子まんじゅうをだったが、これが元祖の味だったのか。

これはかたちこそ違うが、二戸銘菓の「日光ぱん」とよく似た要素の作りになっていることに気付いた。

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