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食べ物談

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いか刺し丼

魚売場に安いイカが並ぶようになった。
活きの良いイカは贅沢にイカ刺し丼にして食べるのが楽しみである。
細く刻んで丼に山盛りにしてワサビを一つまみ入れ、醤油をかけて掻きまぜてかぶり付く。
醤油味にイカの甘さがとろけて何とも言えない美味しい味である。

いか漁が盛んだった八戸に住んでいた三浦さんは、教諭時代の宿直室でこの味に嵌ってしまったとう。
店先のいかを見てそんなことが書かれている随筆「いか刺し丼」(「スペインの酒袋」に収録)を思い出しながら買い込んでくる。
透き通ったとって置きの活きの良いイカを見つけるのが秘訣だ。それに甘さを引き立てるために醤油をたっぷりかけるのも忘れてはいけないのだ。
シンプルで美味しくて贅沢な料理だから皆さんも味わってみて下さい。

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■写真:金田一温泉の『冷凍・焼きリンゴ』


《…湯田の林檎は湯田の林檎の匂いがする。よその土地の林檎にはない味がある。私はそう思って文男さんの林檎を食べている。》(林檎畑の林檎作り:『笹舟日記』昭和48年5月毎日新聞社発刊 より)

昨日、鹿糠会員の差入れで、ご馳走になった『冷凍・焼きリンゴ』を食べていて、三浦さんのこの文が思い出されてならなかった。
本当に懐かしい味であった。
一個丸々の林檎を切った切り口の、皮の紅色が白い果肉に薄く染まって、眺めていても美味しそうに見えてくるのであった。

この商品は二戸駅横の物産館「なにゃーと」や高速道路の岩手山SA等で売っているので、是非食べて見ることをお薦めします。

「菊の花の味噌漬け」

先日は、ゆかりの草花や木などの植物を探し出す話をしたが、読んでいて直ぐ忘れてしまうので、食べる植物のことを書き留めておくことにする。

『おらんだ帽子』の中の『離郷』を読んだ。
これは、田舎(一戸町)に住んでいるおふくろさんを、冬の間だけ東京の我が家で過してもらおうと、田舎まで
迎えに来て連れて行く時の話である。
その中に、おふくろさんがサングラスをかけて縁側へ出て、食用菊の花摘みをしている情景が出てくる。

《みていると、すぐ鼻眼鏡になる男用のサングラスを、猫が顔を洗うときの手つきで押し上げ押し上げしながら、丹念に花びらを摘み取っている。笊のなかに堆く溜まった真っ黄色の花びらのなかで、時折、水玉が煌めいた。
摘み取った花びらは、どうするのかというと、よく水洗いして、味噌漬けにする。菊の花びらは、そのままで味噌汁の実になるし、湯掻けば、おひたしにも酢の物にもなるが、笊に溜めている花びらの量をみれば、これは味噌漬けだとすぐわかる。
私は、子供のころによく見物したおふくろの漬け物の流儀をいまでもはっきり憶えているが、まず甕の底に味噌を薄く敷き、その上にキャベツの葉を一枚に敷き詰めてから、水切りをした花びらを厚さ二センチほどに積んで、その上にまたキャベツの葉を敷き詰める。そんなふうに、味噌、キャベツ、花びら、キャベツ、味噌という順を繰り返しながら、何層にも重ねていって、上に軽目の重石を載せる。すると三日か四日で、花びらが薄い板のような味噌漬けになる。
黄色い花の色はそのままで、口に入れると花のかおりもする味噌漬けである。
このあたりでは、真冬になると、朝炊いた御飯が昼にはもうかちかちに凍ってしまう。
それで、昼は大概湯漬けにすることになるが、この菊の花の味噌漬けは、湯漬け御飯によく合うのだ。
縁側の菊は、今朝方、近所の農家の人が、霜除けをして作った花の最後の収穫だといって、餞別代わりに持ってきてくれたというが、おふくろは、今年は独りで冬を越すことになる姉のために、早速味噌漬けにすることを思い立ったのだろう。》


食べてみた憶えは無いが、寒い日にこの文章を読んでいると、一体、どんな菊の香りがするのだろうかと興味を誘うから、菊の花の味噌漬けの湯漬けが食べて見たくなる。
「菊の花の味噌漬け」を今も造っている家はあるのだろうか。どこか売っている所はあるのだろうか。
これは、この地域ならではのものなのだろうか。もしも、そうだとしたら、上手く活用できないものか。
先ずは、食べてみなければ何とも言えないので、時節柄、どこか食べさせて貰える所が在れば食べてみたいものだ。

この中ではおふくろさんとサングラスの話しもとても味わい深いものがあり、家族愛が伝わってくる良い作品である。

創作菓子:ゆで卵

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先日の例会に、鹿糠氏が試作中の創作菓子を持ち込んで、会員に試食とネーミングをお願いしていた。

今回は、先日このブログで紹介した『ゆで卵を食べる日』に因んで、色付け、味付けを独特の手法で拵えた「ゆで卵」だった。

開発中なのであまり詳しい製法には触れられないが、卵を塩で包んで焼いたもので、中まで上手い具合に塩味が浸透していて、半熟の黄身の美しい色合いが何とも言えない美味しさを醸し出していた。
今のところ色付けが黄色、赤、青の信号機の色のバリエーションしかないが、まだまだ工夫して、卵の生産元や着色剤の天然素材などに拘り、中まで着色するようにしたいと張り切っていた。
ネーミングは、色々の案が出たが、まだ、確たるものには決まらなかったようである。

先日の二戸物産センター「なにゃーと」の夜市で試しに売ってみたところ、見事に完売して好評を得たといって、手応えを感じているようだった。

さて、国内屈指の養鶏産業基地である二戸地域なのだから、パッケージングやネーミングを工夫して頂いて、カモメの卵に匹敵する特産品になってくれるように期待しよう。

鹿糠さん、ごちそうさまでした。
又、新作の出る時には、試食させて頂きますので、これからも宜しくお願いします。

二戸在住の方の「楽天ダイアリー」というブログを見かけたので覗いて見たら、『二戸市・三浦哲郎文学の観光企画』と題して、私たちの活動や昨年に行ったイベントについて書いていたので紹介します。

http://blog.livedoor.jp/russianfook/archives/50669472.html

二戸市・三浦哲郎文学の観光企画

二戸市では昨年秋、金田一温泉郷を舞台に、作家の三浦哲郎をテーマにした
企画を行なっている。「三浦哲郎文学を読む会」という地元団体もあるらしい。

ちなみに、そのイベントには三浦氏本人は参加していない(苦笑)
本の朗読、古本市、歌曲のコンサートなどが主なイベントの内容だったようだ。

私は殆ど小説を読まない人間なので、氏の作品にも当然詳しくないのだが、
中学校の国語の教科書に、三浦氏の「盆土産」という作品があった。

確か出稼ぎに出ている父親が、郷里で待つ家族にエビフライをお土産として
御馳走するという話だったか。書き出しが「えんびフライ」という、何とも印象に残る作品である。

そこで、この三浦文学にかこつけて、金田一温泉郷の飲食店で
「エビフライ定食」をメニューに加えてみてはいかがだろうか。
そういえば、川魚をダシにした蕎麦も作品中には出てきた筈だ。

味の拘りよりも雰囲気重視だろうから、さほど商品化は難しくない事と思う。

自分が普段、地域貢献できる活動といえば、近所付き合いぐらいなもので
何も手が回らず恥ずかしい限りであるが、上記はちょっとしたお店の商品提案。
関係諸氏、ぜひ当ブログを見ていたらヒントにしていただきたいものである。


ヒントを頂いて有難く思います。
私たちも、イベントの際に同じ事を思い立ち、金田一温泉の各飲食店に作品『盆土産』を持参して説明をしながら、「えんびフライ」に取り組んで貰えるようにお願いをしていました。
又、「ゆのはな交流館」の囲炉裏には干した雑魚の串刺しが吊り下がっていて、あの三浦哲郎さんの作品に出てくる「川魚の雑魚の出汁」のひっつみやそばはっとの料理が楽しめる雰囲気の場所なので、同じようにメニューに取り入れて貰えるようにお話しているところです。
結果は未だ実現していませんが、このようなご声援を頂けると大変うれしく思いますし、大変励みになります。 コメントを投稿できなかったので記事を無断で掲載させて貰いましたが悪しからず。これからも宜しくお願いします。

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