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一昨日の岩手日報に掲載された「公立高校入試問題」の国語を見て感動!

問題に採用されていた三浦哲郎の作品『春は夜汽車の窓から』を読んでいると、後半に来て胸にグッとくるものがあった。
目頭が潤んでしまった。
なんという名文だろう。

文中の郷里とは一戸町のこと。

これを、多くの感性豊かな岩手の若者達が読んでどんなに感じてくれただろうか?

試験問題とは言え、この名文に出会って三浦哲郎文学に関心を持って貰えることを願っている。

岩手の教育界にもやっと岩手にゆかりの芥川賞作家として認識して貰えたということか…。


■岩手日報3.8掲載新聞より

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ほのぼのとした家族の心遣いと、父親の愛情が感じられ、三浦さんの優しさが表れている作品である。

以下に解答を載せて置くので確認頂きたい。

あなたの正解率は?

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来訪の中止

〈北海道、北東北猛吹雪で大荒れの予報〉

昨夜、名古屋の近藤洋子先生から電話を頂いた。
今日と明日、猛吹雪に見舞われるという天気予報を聞いて、電車も動かなくなるぐらい荒れるようなので、今回の訪問は中止にしたとの連絡だった。
青森県などと違って二戸はそんなに荒れるところではないと説明したが、既に決めてしまっていたようでもあり、文学散歩もできないような天気では、残念であるが、延期して頂いた方が賢明だろう。

近藤先生は今回の再訪をとても楽しみにしていた様子で、今度は是非、天気の良い機会に来るようにしたいと話していた。

電話では色々話が尽きなくて長電話になってしまったが、20年以上も前に金田一温泉に何度か来たことがあるらしいので、私たちの知らないことまで知っている様子だった。

当時、ゆかりの家に住んでいた玉川よしの先生にお会いして、三浦さんの親戚の人を紹介して頂いて、色々お話しを聞かせて頂いたという。

その当時は、金田一温泉郷の三浦哲郎について殆ど知られていない状況の筈なので、ゆかりの家のことなどをどのようにして知ったのか疑問に思ったが、なんと、宿泊先に選んだ「きたぐに旅館」で、女将さんが教えてくれたそうだ。そして、女将さんからは三浦さんについて色々話を聞くことができたという。
この旅館が三浦哲郎ゆかりの宿であることを知っていてのことだと言うから凄い。
緑風荘に宿泊したのは、その後再訪したときのことだったという。
20年以上も前から、このように熱心に研究をされていたのだから、三浦哲郎研究者の一人と言っていいだろう。
先生の「三浦哲郎文学と風土」の話に大変共感を持っているので、その話もお聞きしたい。
やはり、お会いできる日が楽しみである。

ということで、今回は近藤先生は来ないことになったので、お知らせする。

嬉しいメールが届いた。
以前から当ブログを読んで頂いている名古屋市在住のKさんが、当方の3月例会に参加しながら青森県近代文学館を訪れることにしたとのこと。

これまでも、情報の交換などをさせて頂いていたので、お会いできるのが楽しみである。
詳しいスケジュールは分からないが、以前にも金田一温泉の緑風荘に宿泊したことがあと言うくらい、三浦哲郎文学の熱烈な愛読者で、三浦文学研究の大先輩でもある。
そのような方に例会を盛り上げて頂けるのは、大変光栄なことである。
当日会えるのを楽しみにしている。

ところで、このように一戸、二戸・金田一温泉・八戸の三浦哲郎ゆかりの地の文学紀行のために、費用負担の少ない方法として、高速夜行バスが便利で、この便が毎日運行されていたら、出費を抑えて気軽に出かけて頂けるのではないだろうか。

これまでは、盛岡や八戸といった主要都市への便はあった。
それが、今度、二戸駅を経由する久慈〜東京便が開設されることになったそうなので、皆さんで利用してみては如何か。
他にも主要都市の便はネットで探せば往復で7,000〜8,000円程度の相当割安な便もあるので、体力に自信のある方は、是非利用して訪れて見て下さい。


■岩手日報WebNews より  2013.3.4

「久慈〜東京間に夜行バス 県北自動車22日から」

旧正月行事

岩手県二戸市野々上の下海上(しもかいしょう)と呼ばれている山間の地区に前回紹介した栗林邸が在る。
昨日、その集落の子供達に伝来の旧正月行事を楽しんで貰おうと、地区上げての大イベントが古民家再生なった栗林邸で催された。

「餅つき」から始まって、みず木に餅や小判、宝船などのお飾りを付ける「繭玉づくり」、家の周りを回りながらの「銭まき」、コタツを囲んでの「カルタ取り」、「お手玉」などと、昔から行われていた正月行事やお遊びを、大人達が教えながら子供達たちに体験して貰った。
このような風習が少しでも子供達に伝えられれば良いのだが、ことごとく失われていくのは寂しい。

クライマックスは、古民家に宿る座敷わらし(着ぐるみ人形)「亀麻呂くん」の登場で大盛況となった。
金田一温泉郷から出張してきたらしいが、こんな写真にはやはりオーブ現象が…。

田舎暮らしを求めて、寒村の集落に住み着いた栗林さんが地域の人達に溶け込んでいる様を見ながら、三浦哲郎の世界にある古い田舎の情景が再現された思いのする、楽しいひとときを一緒に過ごさせて頂いた。



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新たに2作品

三浦さんの著書に無い作品が新たに2編手元に届いた。

1.松田毅一著『黄金のゴア盛衰記-欧亜の接点を訪ねて』「解説」
(昭和52年9月10日・中央公論社刊 文庫)

2.『今官一作品下巻』月報 「『幻花行』のことなど」
(昭和55年8月30日・津軽書房刊)

今回、青森県近代文学館にお願いして、これらの複写を提供して頂くことができた。

三浦文学ファンなら、それぞれの本の著者の略歴を見れば、三浦さんとの間柄が想像できるだろう。

※wikipediaより

松田毅一(1921.T10.5.1〜1997.H9.5.18) 香川県高松市出身の歴史学者。
専門は戦国時代から江戸時代初期の日欧交渉史。特にポルトガル・スペインとの関係史。
著書に『天正少年使節』(1965年 角川新書刊)もある。

今 官一(1909.M42.12.8〜1983.S58.3.1) 青森県弘前市出身の小説家。
早稲田大学露文科中退。同郷出身の太宰治と親しく、桜桃忌の名は今によって名付けられた。
1956年(昭和31年)、『壁の花』で第三十五回直木賞を受賞。


この2編を読んで、又、三浦さんの新たな思いを知ることができた。
今度の例会で会員の皆さんに披露することにしよう。
そして、ご協力頂いた青森県近代文学館に感謝しながら、読む会の「ゆのはな文庫」に所蔵させて頂くことにする。







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